接続助詞の正しい使い方と注意点。

宇崎です。

ここ数回のブログ講座では、

・助詞の講座:http://copyrighting-supremeprinciple.net/?p=1492
・接続詞の講座:http://copyrighting-supremeprinciple.net/?p=1567

それぞれの使い方と注意点などを講義しましたので、
今日は、その「接続詞」とも「助詞」とも異なる、

「接続助詞」

の使い方について、その注意点などを併せて講義していきます。

正直、あまり聞きなれない品詞かもしれませんが、
実際に文章で使用されている「頻度」は低いものではなく、
その使い方で損をしている人(文章)も決して少なくありません。

ですので、その注意点をしっかりと押さえて頂くようにするだけで、
文章そのものの「向上」に少なからず繋がるんじゃないかと思います。


接続助詞の正しい使い方と注意点。


そもそも接続助詞って何?という人もいるかもしれませんが、
この記事の冒頭文と、この一文でも普通に使われている、
以下が、この「接続助詞」にあたるものです。

それぞれの使い方と注意点などを講義しましたので
今日は「接続詞」とも「助詞」とも異なる・・・

そもそも接続助詞って何?という人もいるかもしれません
この記事の冒頭文と、この一文でも普通に使われている・・・

上記のような「ので」「が」が接続助詞にあたり、

「文と文の意味関係を表して接続するもの」

というのが文章的な定義(意味)となっています。

主語などの「単語」に対して用いる事が一般的な助詞に対して、
接続助詞は「1つの文章」に対して用いるのが特徴です。

「○○ので」「○○なのに」「○○ですが」「○○ですから」

などなど、接続助詞は、特定の「単語」に対して用いるのではなく、
それ以前の「文章そのもの」に対して用いられる形となるため、
文と文を接続していく役割を担う形になるわけです。

そして、この接続助詞は、おそらく多くの人が日常会話の中や、
自分自身の文章で普通に使っているのではないかと思います。

改めて「接続助詞」と言われるとピンと来ないかもしれませんが、
強いて、それを意識せずに使っている人が非常に多いという事です。

ただ、それだけに、この「接続助詞」が原因で、
文章が分かり難いものになっている事も少なくありません。

そんな接続助詞の使用で主に注意するべきは以下の3つです。

・順接、逆接を正しく用いる
・1節の文章内での多用を避ける
・敬語、丁寧語の文章は一貫させる

それぞれについて、補足していきます。


順接、逆接を正しく用いる。


これは実際は大多数の人が問題なくクリアできていますので、
強いて、ここで言及する必要もないような当たり前のポイントです。

ただ、あくまでも「正しく用いる事」は大前提なので、
一応は、1つの目の注意点として挙げさせてもらいました。

とくに接続助詞を正しく用いるポイントになるのは、

・順接
・逆接


で、先立つ文章に対して順接的な関係にある文章が続く時と、
先立つ文章に対して逆説的な関係にある文章が続く時で、
実際に用いていくべき接続助詞は変わってきます。

雨が降ったので、傘をさした
雨が降ったから、傘をさした

これは順接関係にある文章なので、接続助詞も、

『ので』『から』

という順接関係にある文章を接続する際のものを用いています。

ですが、仮にこの文章が、

雨が降ったのに、傘をさした
雨が降ったが、傘をさした

これだと、明らかに違和感があると思います。

これは文中に用いた『のに』『が』という接続助詞が、
逆接にあたる文章に用いていくべきものだからです。

よって、ここで『のに』『が』という接続助詞を用いるなら、

雨が降ったのに、傘をささなかった
雨が降ったが、傘をささなかった

このような文章が適切になるわけです。

要するに接続助詞は、読み手側の予測や解釈を前提に、
追って順当な文章(予測通りの文章)を示していくのか、
その予測とは逆の文章を示していくのかで、

・順接
・逆接


それぞれに適したものを用いる必要があるという事です。

ただ、これは普通に日本語を母国語にしている人なら、
とくに意識せずともクリアできているようなポイントなので、
実際に注意が必要していくべきは次以降のポイントだと思います。


1節の文章内での多用を避ける。


これは意外に多くの人がやってしまっている傾向にあるもので、
接続助詞は、1つの文章(主張)と次の文章(主張)を、
文字取り「接続」できてしまう助詞であるため、

「○○ですが、○○なので、○○なのですが、○○ですけど・・・」

と、余りに多くの文章を接続し過ぎてしまう事があるんです。

ただ、当然このような文章は「1節の文章」が異常に長くなり、
それだけで文章そのものが分かりにくいものになってしまいます。

とくに順接と逆説が入り混じって接続されてしまうと、

「順接の順接の逆説の順接の逆説の・・・」

と、読み手側の頭の中はごちゃごちゃになってしまい、
結局、何を言いたい文章かがわからなくなってしまうわけです。

よって、接続助詞は「句点(。)」で区切る1節の文章において、
基本的には、2回以上は使用しないようにしてください。

1つの文章(主張)にもう1つの文章(主張)を前後で接続し、
それ以上の文章を接続していく事は避けた方が良いということです。

少なくとも、接続助詞を入れている接続部分というのは、
接続助詞を入れなければ文章を区切る事が出来るところなので、
実際は、接続助詞を用いずとも、文章は普通に成立します。

例えば、先ほどの文章を例に挙げても、

雨が降ったから、傘をさした
→ 雨が降った。(だから)傘をさした

雨が降ったのに、傘をささなかった
→ 雨が降った。(しかし)傘をささなかった

このように接続助詞を用いて文章を接続している部分は、
実際は、文章をそのまま区切って構成する事ができるため、

「接続助詞を使わなければ成立しない文章」

というのは基本的には無いわけです。

文章を区切った場合は、後の文章の頭に「接続詞」を付ければ、
大抵、文章そのものも、ある程度は自然な形で構成できます。

言い方を変えれば、接続助詞を使い過ぎている文章は、
文章を分けて構成した方が良いような部分を
接続助詞で無理に接続している可能性がありますので、
そのような文章は、分けて構成した方が良いという事です。

どちらにしても、順接、逆説が2転3転する文章は、
単純に「分かり難くなる」というのが率直なところですので、
その点でも接続助詞は1節の文章で1度の使用のみに留め、
2度以上は使わないようにしてください。

もし、自分の文章を読み返してみて、
1節の文章で接続助詞が2度3度と使われているようなら、
すぐにでも文章を分けて構成し直す事をお勧めします。


敬語、丁寧語の文章は一貫させる。


この3つの目のポイントはケースバイケースでもあるのですが、
もし、その文章が固めの敬語、丁寧語で構成しているような場合は、
接続助詞を使用する部分で口調が崩れないように注意を払ってください。

例えば全般的にかなり固い敬語、丁寧語で構成されている文章で、
以下のような文章が出て来るのは、若干の違和感に繋がってしまいます。

私は、あなたが希望を捨てずにいてくださると信じております。

あなたの未来には輝かしい成功が待っているので、
その希望の光だけは、絶対に見失ってはなりません。

この一文の中の「待っているので」の部分は常用語に近く、
前後の敬語、丁寧語口調に対して違和感を与えてしまいかねません。

この文章のみであれば、そこまでの違和感は覚えないかもしれませんが
文章全体がかなり固めの敬語、丁寧語で構成され続けていれば、
上記のような「常用語」は違和感に繋がってしまう傾向にあるため、

私は、あなたが希望を捨てずにいてくださると信じております。

あなたの未来には輝かしい成功が待っていますので
その希望の光だけは、絶対に見失ってはなりません。

このように接続助詞にあたる部分においても、
しっかりと敬語、丁寧語で構成するべきだと思います。

もちろん、これは文章全体がフランクな敬語口調である場合など、
その前後の文章によっては、とくにそこまで気にする必要はありません。

ですが、かなりお堅い印象を与えている文章の中で、
このような接続助詞を用いる部分で急に常用語が出て来る文章が
ネット上のブログなどでは、少なからず見受けられる傾向にあるんです。

よって、ご自身のブログやメールマガジンなどが
全般的に「お堅い文章」で構成されている場合などは、
少なからず、この部分にも注意を払うようにした方が良いと思います。


接続助詞の正しい使い方と注意点。まとめ


以上、今回は「接続助詞の正しい使い方と注意点」として、

・順接、逆接を正しく用いる
・1節の文章内での多用を避ける
・敬語、丁寧語の文章は一貫させる

この3つの注意点とそのポイントを講義させて頂きました。

1つ目のポイントはさほど意識する必要はないと思いますし、
3つ目のポイントも基本的にはケースバイケースなので、
人によっては、そこまで意識しなくても良いものだと思います。

ただ、2つ目の注意点として挙げた、

「接続助詞が多用され過ぎている文章」

というのは、わりと多くのブログで目にしますので、
これは意識的に注意していくようにした方が良いかもしれません。

それだけで「分かり難い文章」がグッと分かり易くなるはずです。

是非、参考にしてみてください。

K.Uzaki

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2017年7月8日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:文法

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