神はなぜいるのか?(パスカル ボイヤー)宗教学、人は何故信じるのか。

宇崎です。

コピーライティングに役立つ書籍の紹介レビューです。

こちらは師匠に勧められて読んだ書籍で、
私的にもかなり色々な観点で意識が上がった一冊になります。

宗教学の観点から認知科学、進化心理学、行動心理学と、
人の心の生い立ち、作りなどを深く学べるお勧めの一冊です。

神はなぜいるのか?(パスカル ボイヤー)

神はなぜいるのか?(パスカル ボイヤー)レビュー


まず最初に一点言っておくとこの本は、
決して「易しい本」の部類には入らないと思います。

ただ決して「難書」というものでもありません。

宗教学等の基礎知識がゼロでも普通に読んで理解出来る内容です。

でもおそらくですが真剣に読み進めれば、
かなり頭が「疲れ」を感じるはずです。

それだけ集中して読む事が出来れば、
それだけで頭を酷使していく事が出来る一冊なんですね。

少なくとも私はかなりの日数をかけて真剣に読みました。

宗教とはなにか。

何故、宗教が生まれ、神という存在とその概念が生まれたのか。

主な主題はそこにありますがこれを掘り下げれば掘り下げるほど、
その議題は「人の心の本質」に迫っていく事になります。

心理学というものの成り立ちのその一歩手前にあるもの。

それを学べると言ってもいいかもしれません。

なぜ宗教が存在するのか = なぜ人は信じるのか

人に信じてもらう事を目的とした文章を綴る、
私達のようなコピーライターにとって、
このテーマは非常に重要度の高いテーマではないかと思います。

そしてその本質は理解する事は、
確実にコピーや文章を作る大前提となる部分に生きてきます。


神はなぜいるのか?の内容、テーマ


この「神はなぜいるのか?」の中で結論付けられているところを抜粋すると


宗教は説明を与える
・人間は不可解な自然現象を説明するために宗教(神)を作り出した
・夢や予知といった不思議な体験を説明する
・ものごとの起源を説明する
・なぜ、災いや苦しみがあるのかを説明する

宗教は安らぎを与える
・宗教的説明は死を耐えれるものにする
・不安を和らげ、世界を心安らぐものにする

宗教は社会に秩序を与える
・社会をまとめる
・特定の社会秩序を維持する
・道徳を支える

宗教は認知的錯覚である
・人間は迷信を信じる、なんでも信じてしまう
・宗教的概念は反証できない
・反証することは信じることよる難しい


その序盤部分はこのような考えから神や宗教の存在を
客観的な視点から解説していっています。

そして非常に興味深い観点として
宗教には一連の物語(ストーリー)がある事が挙げられ、
これはストーリーテリングの法則に当てはまる部分も多く見られます。

人の心の進化、また幼少期からの心の成長。

人間心理や心理学の根底にあるものを
宗教学から学ぶ事が出来る非常に価値のある一冊だと思いました。

私もお勧めの一冊です。

K.Uzaki

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2014年6月28日 | コメントは受け付けていません。 |

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