インターネットは動画の時代?今後の「テキスト需要」「コピーライティングの可能性」を考える。

宇崎です。

「これからのインターネットは動画の時代。」

これは多くの世界的な大物起業家やマーケッターから、
国内の情報起業の起業家やアフィリエイターに至るまで、
多くの人が口を揃えて言っていると思います。

確かにインターネットメディアの比率においては、
一昔前と比べて動画の比重は確実に大きくなっていると思います。

情報業界のマーケティング上の戦略においても、
動画を利用したプロダクトローンチで、
大きな成果を上げる情報起業家が続出していた時期もありました。

今はだいぶ消費者側も目が肥えてきたようで、
動画を駆使したロンチマーケティングで
何でもかんでも売れるという事は無くなってきていますが
それでも動画マーケティングの効果は今も健在かと思います。

そして今後も多くの起業家がどんどん取り入れていくと思います。

現にインフォトップを始めとするASPでも、
Youtubeなどを利用したビジネス系の教材が売れ続けています。

例えばここ最近、師匠がコピーを手掛けたこちらの教材。

>YouTubeAdsense攻略情報共有プログラム

こちらも販売から数日で数百本単位の売れ行きを見せています。
(下記は数日前に取ったキャプチャです。)



約10日間ほどの成約本数で677本(1日60~70本ペース)。

師匠がコピーを書けば、これくらいの数字は珍しくありませんが、
この数字を見るだけでもYuotubeや動画を使ったビジネスや、
マーケティング等には多くの人が関心を寄せている事がわかります。

ではそんな動画が主流のインターネット業界になっていった時、
現状、インターネットの大半のコンテンツを形成する
「テキスト」というものはどういう位置付けになっていくのか。

また私達が力を入れているコピーライティングというスキルは、
その重要性が薄れていくのか。

この辺りの今後のインターネット業界における動画とテキスト、
その重要性の比重などを考えて講義してみたいと思います。

動画とテキストの比重。今後におけるコピーライティングの重要性


まず「そもそも」の話になりますがインターネット上における
「動画」「音声」「テキスト」というものは、
あくまでも「情報を発信する上での形」に過ぎません。

情報発信者からすればあくまでもその「形」に過ぎず、
受け取る側としても情報を受け取る「形」に過ぎないわけです。

つまり情報を「発信する側」と「受け取る側」がいて、
インターネットはその「情報発信の場」という事になります。

結局のところ情報も「需要」と「供給」で成り立っていますので
情報発信の形もその需要と供給のバランスで決まっていきます。

要するに情報を「受け取る側」の需要として、
テキスト、音声、動画のどれが最も求められるか。

情報の発信は当然、この需要を満たす為に行われるわけですから
ここが最も重要なポイントになってきます。

実際に「動画の情報」を求める人が増えていけば、
その需要と共に必然的に動画で情報を発信していく人が増えていきます。

事実、雑誌や新聞よりラジオやテレビが
情報メディアとして、力を強くしていったのは
活字の情報よりも音声や映像の情報を
多くの人達が求めていった結果と言えるかもしれません。

ただ、必ずしも誰もが活字(テキスト)の情報よりも
映像(動画)の情報を求めるというわけでは無いと思います。

現に今も「新聞」という情報メディアはこうして存在します。

何より映像を主体とするテレビに対して、
今ほど動画コンテンツが豊富には無かったインターネットへ
多くの人が流れていったという経緯が実際にあります。

勿論、これはテキストか動画かという観点以上に、
インターネットが「任意の情報を引き出す」という点に
その優位性があったからこその流れとも言えます。

ただ、そこで1つ言える事は

「情報メディアとしての利便性次第では、
 人は映像の情報よりもテキストベースの情報を選ぶ」


という事です。


ユーザーが求めるものは情報の「形」では無く「利便性」


つまり、インターネットユーザーが重要視するものは、
映像(動画)か活字(テキスト)かという情報の形では無く
求めている情報を自由に引き出せる「利便性」という事です。

ではその利便性に優れている情報の形は
動画かテキストか、あなたはどちらだと思いますか?

これは決してコピーライターの「奢り」では無く、
大量の情報から的確に適した情報を引き出せるのは、
間違い動画よりも「テキスト」だと思います。

とくにインターネットの検索機能はそこに特化していきますし
大量の情報を目で追って判断するという場合においても、
動画は受け取る側のペースで情報処理が出来ません。

テキストならある程度は自らのペースでそれを行う事が出来ます。

だからこそ物事を「学ぶ」上では「動画」よりも
「テキスト」の方を重視する人が圧倒的に多いのです。

例えばウィキペディアというサイトが全て動画だったら?

「辞典」が動画で作られていたら?

多くの信者を生みだした「聖書」が動画で作られていたら?

それぞれ「面白さ」という点では違う味が出ると思いますが
「ウィキペディア」で言えば必要な情報を自由に調べ、
抜き出していく事が出来る利便性が無くなります。

「辞書」にしてもそれは同じ事が言えますし、
「聖書」に関しては想像の域は超えませんが
あの内容の全てが「動画」だったなら、
ただの映像作品か映画のようなもので終わったでしょう。

聖書は「活字」であったからこそ、
人の豊かな想像力を刺激してキリスト教の信仰を
こうも世界中の人に広める事が出来たのだと思います。
(これは少しコピーライターの奢りかもしれませんが)

何にせよ情報を自由に抜き出していく利便性では、
テキストは確実に動画に勝る特性があります。

故に私は確かにインターネットのコンテンツに、
動画というものが増えていく事は否定してませんし、
その需要も高まってくとは思いますが、
テキストというものの需要が無くなるとも思いません。

また、これはあくまでも情報を受け取る側の視点ですが、
情報を発信する側の視点でも同じ事が言えます。

言わば「情報を発信する側の需要」という観点です。


情報を発信する側の需要


これは文章で情報を発信するか、映像で情報を発信するか。

これを選ぶ観点での需要を意味します。

あなたがどちらを好むかはわかりませんが、
私は当然ですが文章(テキスト)での情報発信を選びます。

ビジネス的な観点で言えばグーグル検索エンジンからの集客性。

個人的な観点で言えば文章(テキスト)の方が、
適切な情報を提供出来るものを簡単に作れる事が挙げられます。

勿論「動画の方が楽」という人もいるかもしれませんが
私のように考える人も決して少なくは無いはずです。

それこそ文章は基本「書くだけ」ですが、
動画は作り込もうと思えばキリが無い部分があります。

作り込もうとすればそれだけコストも時間もかかります。

コストと時間を削減して適切な情報をスピーディに発信する。

この視点ではやはり動画での情報発信は
テキストでの情報発信に及ばないと思います。

何よりインターネット上の動画比重が高まっていくほど、
同時に「それがどんな動画なのか」という事を補足、
解説していく「コピー」の重要性も高まっていくと思います。

動画の需要と比重=適切なテキスト(コピー)の需要と比重

これはイコールと考えても差し支えないはずです。

つまりインターネット上における動画の需要が高まる事は、
連動して「適切なコピー」の需要も高めていくわけです。

「利用者がどの動画を再生するか」
「いかに自分の発信動画を再生させるか」


この分かれ目が「コピー次第」になってくるわけですから。


コピーライティングの可能性。


これが今後においても「コピーライティングが重要性である」と
私達が提唱する理由とその根拠の一端です。

インターネットの動画普及は私達コピーライターにとっても、
全くもって恐れるような状況では無いという事ですね。

以前、も今も、そしてこれからも。

コピーライティングの重要性は変わりません。

それどころか情報というものの形が多様化し、
その質や量が溢れていけばいくほど、
その重要性と可能性は今後も増し続けていくと思います。

今後、より一層動画などを利用したマーケティングに
力を入れる人達が増えていくような時代になるからこそ、
コピーライティングのスペシャリストも
また同時に求められていくのではないでしょうか。

あとはあなたがどちらの道を選択して進んでいくかです。

何も目新しいスキルを次々に取り込んでいく事だけが
「最先端」では無いという事ですね。

私はいつの時代もコピーライティングこそが、
あらゆるマーケティングスキルの「先端」にある。

そう考えていますので。

それではまた次回。

K.Uzaki

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