五感を刺激する強烈なコピーを作るテクニック。

今日の「五感を刺激するコピー」の作り方というテーマです。

五感とは「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」の事。

人はこの5つの感覚全てで世界を「体感」し情報を取り入れています。

そしてこれらの感覚には全て「記憶」が存在するわけです。

「りんごの味」と聞けばあなたはその味をイメージできます。

「赤」と聞けば赤い色をイメージ出来ますし、
蜂に刺されてしまった男の子の話を聞けばその痛みもイメージ出来ます。

これらは全てが五感によって体感してきた記憶によるものなわけです。

この中でも人が一番頼っているものが視覚で、
同様に視覚によって得た情報が最も強い記憶になっています。

つまり視覚によって得た情報は最もイメージしやすいという事です。

反応が取れるコピーに「イメージ」は必要不可欠


ここでコピーライティングのテクニックに話を繋いでいきますが
反応が取れるコピーに「イメージ」は必要不可欠です。

そのコピーを読み進めていく中で
読み手が鮮明に何かをイメージ出来れば、
それがそのまま反応へと繋がっていくからです。

逆に何のイメージも与えられないようなコピーではまず反応は取れません。

りんご1つを売るためのコピーでも
そのおいしさをイメージさせる事が重要という事です。

「これはとにかくおいしいりんごです。」

この文章からは「おいしい」というような抽象的なイメージしか伝わってきません。

「太陽の光をたっぷりと浴びて育った香り豊かな赤りんご。
 豊潤な甘い甘い蜜が今にもこぼれ出しそうです。」


少し長たらしいですがこの一文だけでも、
あなたはたくさんの事をイメージ出来ると思います。

太陽を浴びるりんごのイメージ、芳醇な甘みという味覚のイメージ
りんご特有の豊かな香りに蜜が詰まったりんごの切り口が目に浮かぶはずです。

そのイメージが人に反応を与え、行動を起こす動機にさせるわけです。


欲求の認識とその解決をイメージさせる


この「五感を刺激するイメージ」は前回の講義でお話しした
全ての人が反応してしまうコピー「欲求と成約」の部分にも応用できます。

復習:全ての人が「感覚的」に反応してしまうコピーとは。

欲求やストレスを与える事でその必要性を認識させるというテクニックの部分です。

その欲求を意識させるための一文により具体的なイメージを与える事で、
読み手はそのにより鮮明にその不安を強く認識する事になるわけです。

そしてその明確な解決策を打ち出し、
その不安から解放された自分をまたイメージさせるわけです。

まさに振り子の反動のように読み手はその商品を買わずにはいられなくなる。

この業界でよく販売されているようなビジネス関連の情報商材などには、
ほぼ全ての商品に対してこのテクニックが使える事は言うまでもありません。

それはアフィリエイトの記事に関しても同じ事が言えます。

あなたも一度くらいは目にした事がありませんか?

借金に苦しむ以前の生活を鮮明に説明した後に、
ある方法でその状況を打破し、今はこんな生活を…みたいな広告です。

根本的にその販売者やその人自体が信用されていなければ
そんな話はただの胡散臭い話で終わってしまいますが
真剣にその人の話を聞いている人にはあんな話でも十分に効果があります。

聞く耳を持っている人が聞けば、
実際に借金に苦しむ自分をイメージし、
そこから解放される生活をイメージしてしまうからです。


まとめ


今回の内容を箇条書きでまとめておきます。

・人は五感によって多くの情報を取り入れている
・五感には記録があり、言葉によってその記憶からイメージが湧き上がる
・中でも最も鮮明に湧き上がるイメージは視覚によるものである
・コピーを書く際は読み手により鮮明なイメージを与えられるコピーを書く
・欲求やストレスをイメージさせるコピーに対して
 それを解決出来た状況をイメージさせるコピーが高い反応を生み出す


イメージを与えられるコピー。

これごく自然に取り入れた文章を書けるようになれば、
あなたが書くコピーの反応は格段に上がっていくはずです。

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2013年5月7日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:心理テクニック

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