ブランディングの「始まり」とは。

宇崎です。

ネットビジネス、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)では、
よく「ブランディングが重要」という話を聞く事が多いと思います。

また、ネットビジネスやDRMに限った話では無く、
今はこの「ブランディング」という言葉が、
比較的、一般的な用語としても使われている傾向になります。

ブランディングはいわゆる「ブランド」という言葉の「ing形」、
英文法で言うところの「現在進行形」というヤツです。

要するにブランドを作る術、プロセスの事を、
俗に「ブランディング」と読んでいるわけですが、
例えばDRM(ダイレクトマーケティング)を仕掛けていく上で、

「ブランディングはどの段階から始めていくものなのか」

という問われた際、そこに明確な答えを出せるマーケッター、
アフィリエイターは意外に少ないのではないかと思います。

今回はそんな「ブランディングの始まり」というテーマで、
ブランディングについての講義をしてみたいと思います。

ブランディングの「始まり」とは。


どんな人にも多かれ少なかれ、好きなファッションブランド、
音楽アーティスト、作家などがいると思います。

そういった特定のメーカー、グループ、個人などが
世に出す商品や作品に対しての「信頼」「期待」と言ったものが
まさに「ブランド」と呼ばれるものにあたります。

そういった商品や作品に「信頼」を寄せているような人は、
その商品に金銭的な支出以上の価値を期待しやすい傾向にある為、
とくにその価値を疑う事なく商品を買ってくれるわけです。

「このメーカーの商品なら安心だろう」
「このグループの作品ならきっと良いものに違いない」
「この人の作品ならきっとそれだけの価値がある。」


意識的にせよ、無意識的にせよ、
その商品にお金を支払うというプロセスには、
このような心理が少なからず消費者の中に働いています。

それは身近なスーパーやコンビニなどで、
商品を購入していくような場合でも同じ事が言えるはずです。

少なからずそのスーパー、コンビニで売っている商品は、
安心できる商品だと潜在的に「信頼」しているわけです。

そしてこのような「信頼」や「ブランド」というものは、
その消費者側がさほど強く意識しない間に、
自然とその潜在意識の中に構築されている場合がほとんどです。

ふと思い返せば「あの時、この商品に満足したから」という、
きっかけ等がある場合もありますが、

「今、自分の中に○○に対してのブランドが確立された!」

と、そのブランドの確立を鮮明に意識する事はまず無いと思います。

ではその「ブランド」はいつ、どのような段階から、
その意識の中に構築され始めていたのか。

言わばそれが消費者目線での「ブランディングの始まり」にあたります。

そしてその答えを率直に示すなら、

ブランドはその商品提供者、もしくはその商品と、
最初に「接点」を持った段階から構築され始めるもの


と言っていいと思います。


ブランディングの始まり=その「接点」を持った時。


多くの場合、その商品提供者及び商品への「ブランド意識」は、
それらと消費者がその「接点」を持った時から構築されるもの。

正しくは「構築していく事が出来るもの」と言っていいと思います。

それがインターネット上の広告かもしれませんし、
TVなどでCMをやっている商品なら、そのTVCMかもしれません。

雑誌やテレビなどの特集で知るという事もあるかもしれませんし、
お店などで初めてその「接点」が生まれる事もあると思います。

何にせよ、その「接点」を持った段階で、
その接点が鮮明で明確なものであればある程、
消費者側はその段階で何らかの「印象」を抱きます。

言わばその「印象」がブランディングのスタートラインなのです。

だからこそ多くの企業はTVCMなどの「印象」を大切にしますし、
商品の広告やパッケージデザインなどにも力を入れます。

それはその最初の印象がその「接点」を持った時に決まるからであり、
その最初の印象がその後のブランド構築に大きく影響をもたらすからです。

つまり、私達のような情報発信を行う事で収入を得ている、
インフォプレナーやアフィリエイターと呼ばれる人達も、
その「ブランディング」のスタートラインは、
そのインターネットユーザー一人一人と何らかの接点を持った、
その瞬間からブランディングの構築が始まります(始められます)。

仮にツイッターで集客をしていたなら、
初めてあなたを知るツイッターの利用者が
あなたを投影させたそのツイッターアカウントと「接点」を持った時が、
言わば「ブランディングのスタートライン」という事になります。

そのアカウントの印象が「あなたの最初の印象」になるのです。

それはフェイスブックをやっていても同じであり、
またこのような「ブログ」においても全く同じであると言えます。

ブログの場合の集客の入口はほぼ検索エンジンになると思いますので
検索エンジンの利用者が何らかのキーワード検索であなたのブログを見つけ、
いざ訪問してきた際が他でも無いその「最初の接点」となります。

その「最初に読まれる記事の印象」があなたの最初の印象となり、
それがブランディング構築における最初のスタートラインとなるのです。

つまりブログに関して言えば、実際に投稿していった全ての記事が、
検索エンジンにヒットして「集客の入口」になる可能性がある以上、
その全ての記事が「その接点になるえる」という事です。


ブログは投稿した「全ての記事」が「接点」となる。


よって、もしその最初に訪問してきた記事の内容が、
読み手とってあまり良い印象を与えるものになっていなかった場合、
当然、そこで「ブランドの構築」はストップする可能性が高くなります。

最初に読まれる記事の段階で、読み手側に

「詰まらない」「価値が無い」「為にならない」

と思われた時点で、それ以上、別の記事を
あえて読んでいってもらえる可能性は極めて低いからです。

要するにブログは全ての記事が、
その入口(接点)になる可能性を秘めている以上、
1記事たりとも手を抜いた内容にしてはならないという事です。

投稿する「全ての記事」が読み手に満足感や価値を与えられる
質の高いものになっていなければ、そうではない記事は、
ただマイナスの印象を与えてしまうだけの接点にしかなりません。

アクセス数だけが相当数あるにも関わらず、
それに応じた結果を出す事が出来ていないサイトやブログは
まさにそのような「ただの入口になっているだけの記事」によって、
ブランディングのスタートラインで訪問者を逃がしている可能性があります。

だからこそ、ブログの記事を書いていく場合は、
それが例え集客を目的とするだけの記事であっても、
一切、手を抜かず質の高いものを書いていかなければなりません。

その記事が「ブランディングのスタートライン」となる、
その「接点」となっていく記事である事を意識し、
読み手の意識が高まる内容にしていかなければならないという事です。

ネットビジネス、DRMにおける「ブランディング」は、
メールマガジンの「教育」の段階から始まるのでは無く、
またその「オプトイン段階」から始まるのでも無く、
ブログと訪問者が接点を持った段階から始まるという事ですね。

そのような全ての記事がその「接点」になりえる以上、
ブログの記事はその全てにおいて、
ブランディングという視点も意識していった上で、
本気で質の高いものを作成し、投稿していくべきなのです。

ただ漠然と「集客に繋がればいい」という意識で、
ブログに淡々と記事を書いてしまっていたような人は、
この事をしっかりと肝に銘じてください。

以上、今回は「ブランディング」についての講義として、
ブランディングの始まりというテーマでお届けしました。

是非、参考にしてください。

K.Uzaki

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カテゴリー:ブランディング

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