コピーの成約率は何パーセントが合格点なのか。

インターネット上で商品を販売するページなどにおいては、
どれくらいのアクセスに対して何件の申し込み(成約)があるのかを、

「成約率(購入率)」

と呼ばれる数字で計測していくのが一般的です。

基本的に成約率は、価格帯が低い商品ほど成約も取りやすくなりますし、
価格帯が高い商品ほど、成約が取りにくくなる傾向がありますから、

販売価格 × 成約率(購入率)

このような計算式で「EPC(アクセス単価)」を導く事ができます。

これは、その販売ページへの1アクセスに対して、
どれくらいの成約報酬(利益)が得られているのかを意味します。

では、具体的にどれくらいの成約率(購入率)が一般的であり、
どれくらいのEPC(アクセス単価)が合格点と言えるのか。

その一般的な水準となる目安について解説していきます。


コピーの成約率は何パーセントが合格点なのか。


成約率(購入率)およびEPC(アクセス単価)は、
高ければ高いほど良いというのは当たり前の話なので、
一般的に、どれくらいの数字が「合格点」と言われているのか。

その最低限の基準となる数字は成約率に関しては1%と言われています。

要するに100人の訪問者に対して1件でも成約が取れていれば、
販売ページ(コピー)としては最低限、合格ラインというわけです。

実際、成約率が1%に満たない販売ページ(コピー)はごまんとありますし、
下手なコピーでは、まず、1%という数字はクリアできないのが実情のため、
ひとまずの目標値として1%という数字を見ておくのはアリだと思います。

1%でも成約が取れているなら1日100件のアクセスがあれば、
毎日1件の成約が取れるという計算になりますので、
その成約単価(報酬)が5,000~10,000円ほどなのであれば、

・1日100アクセスを目標にする
・成約率1%を目標にする

この2つの目標値をクリアする事ができた時点で、
日給換算で5,000~10,000円に相当する販売サイトが手に入ります。

成約率に関しては長期間で計測した数値はそうそう変動しませんので、
1日あたり100件のアクセスを継続できるサイトを作り上げられれば、
一日5,000~10,000円ほどを継続的に稼ぐ事が可能になるわけです。

それくらいのアクセスをほぼ放置で実現できるようになれば、
それくらいの収入が実質的に「不労所得」になるわけですね。

そこからは、

・一日のアクセス数を更に増やす
・同じくらいの販売サイトを増やしていく


このいずれかで更に収入を伸ばせるようになります。

ただ、そこで「成約率」を引き上げる場合、
やはり、そのサイトを構成する文章(コピー)が重要となるため、
コピーライティングのスキルが不可欠になってくるわけです。


成約率を上げるには「コピーライティング」が不可欠。


もちろん、その販売サイトに動画を掲載するとか、
そのサイトのデザイン性を高める、といった方法でも、
成約率(購入率)を引き上げる事はできると思います。

ですが、サイト内に動画を掲載したとしても、

・動画をしっかりと視てもらえるかどうか
・動画を最後まで視てもらえるかどうか


これらは、やはり、その動画の前後に配置するコピーに左右されます。

要するに「再生ボタンをクリックしてもらう」という段階でも、
それをクリックしたいと思わせるコピーが必要なわけです。

アクセス時点で強制的に再生される動画なども掲載可能です。

ですが、一切のコピーを掲載する事なく、動画だけを掲載するサイトより、
動画と共に、その前後に魅力的なコピーが掲載されているサイトの方が、
適切な情報を与えられると共に成約率は確実に後者の方が高くできます。

つまり「動画を駆使する」としても、それと共に、
コピーを駆使できる方が確実に成約率を高められるわけです。

また、デザインについてもデザイン性の「高さ」が、
成約率を左右する範囲は、実際のところ限られていますし、
デザインはアクセス時点の第一印象でしかありません。

もちろん、第一印象も大切ですが、それだけでは商品は売れないわけです。

例えば、見た目が物凄く好みのタイプの女性がいたとしても、
その女性と交わした言葉(会話)があまりにも酷い場合、
どんなに見た目がタイプでも、その印象は最悪になると思います。

それは「販売用のサイト」などでも同じであり、
デザイン性がどんなに高くても、やはり重要なのは、
そこに書かれているコピー(文章)に他ならないわけです。

よって、作成した販売サイトの成約率(購入率)を引き上げるには、
結局のところコピー(文章)を改善するのが一番の近道であり、
そのためにはコピーライティングのスキルは欠かせません。

実際に成約率を引き上げる事ができるようになれば、
そこから更にアクセス数を伸ばす事で実現できる売上も、
相乗的に大きく変わってくる事になります。

それこそ、今はアクセス数を伸ばす方法がいくらでもありますので、
そのアクセスをいかに成約に変えられるかは、他でもない
コピーライティングこそが最も重要なスキルになってくるわけです。


コピーが「アクセスの質」そのものを引き上げる。


例えば、私が販売している『the Million Writing』は、
公開当初から、5~10%ほどの成約率を取れていました。



このような「コピーライティング」をテーマとするブログを運営して、
コピーライティングのセミナーやコンサル活動を行っている私でも、
フラットなアクセスを対象とする成約率は「この程度」という事です。

ただ、この「数パーセントの違い」が、非常に大きく、
この数パーセントが「スキルの違い」に他ならないのですが、
それでも90~95%の人が反応していないという事実に変わりはありません。

ですが「コピー(文章)のスキル」は、必ずしも、
フラットなアクセスを対象に成約を取る事が全てではなく、

「リスト化した見込み客への定期的な情報提供」

という形で、いわゆるリストマーケティングを展開する事もできます。

このようなマーケティング手法を展開していけば、例えば以下は、
私の師匠が50~100万円ほどの単価で公開しているオファーなのですが、
その成約率は優に30%を超えているものも普通にあります。



近年、師匠自身が「資産運用」に関連するメディア運営を行っていた経緯から、
上記の大半は資産運用関連における50~100万円ほどのオファーとなっていますが、
ご覧の通り、その成約率はいずれも10~40%ほどとなっています。

リストマーケティングを前提とする形であれば、
50~100万円ほどのかなり高額な募集事案であっても

「10人に1人、強いては3人に1人以上の割合で成約を取る事も可能」

という事です。

師匠のマーケティング実績をより具体的な実例で言えば、
100万円単価のオファーを1000人のリストにご案内し、
その9割ほど(900名ほど)が私のコピーを目にした場合。

その2~3割ほど(200~300名ほど)の人がお申し込みをに至った場合、
この時点で、売上高は2~3億円ほどになります。



上記のように、私の師匠は1つの事案ごとに
億単位の収入源を作り出せるようなビジネス基盤を、
このような形で作り上げる事が出来ているという事です。


1つのコピーが一般男性の生涯賃金を稼ぎ出す。


一般男性や会社員の方が一生涯の労働によって稼ぐ事のできる
約2億円ほどのお金は、たった1つのコピーを介して、
ものの数日で稼ぐ事もできてしまいます。

それこそ世間の「会社員」と呼ばれる方々の多くが一生涯、
身を粉にして働く「生涯の労働時間」を考えてみてください。

それだけの「人生」を「労働」へと捧げ続けて得られるお金が、
せいぜい2億円程度という金額なのが現実です。

しかし、インターネットを介して「文章の力」を駆使していけば、
たった1つの「コピー(文章)を手掛ける労力と時間のみで
それと同等か、それ以上の金額を現実に稼ぎ出す事も可能になります。

更に言えば、ネット上に公開したコピーは、それを公開し続ける限り、
そして、そこで反応を得られる限り、一生涯に渡って、
そこからの「収入」をもたらし続けてくれます。。

現に私や私の師匠がこれまで書き上げてきたコピーの中には、
数年間、ものによっては10年以上に渡って、
私に継続的な収入をもたらし続けているものもあります。

それだけのコピー(文章)を書き上げるべくして書き上げていくスキルを
私や私の師匠は実際に「習得(確立)している」という事です。

***

そんな私の師匠が培っているコピー(文章)のスキルを学ぶ事ができるのが、
先日より、ご案内している、こちらのライティング教材になります。

Million Writing [idea] -The Mind Motion-
-心の動きとコピーライティング


↓↓↓


本日の講義で文章やコピーライティングというスキルの、
その「可能性」を少なからず、感じていただけたのであれば、
今の時点で感じ取っている「可能性」は事実、間違いないものです。

そして、それをこの上なく「現実的なスキル」にして頂けるのが、
今回、ご案内している教材に他ならないと思いますので、
文章やコピーライティングのスキルに興味をお持ちになったようであれば、
この機会に是非、こちらの教材の方を手に取ってみてください。

↓↓↓

>The Mind Motion-心の動きとコピーライティング

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2023年11月20日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

ヘッドコピーライティング~興味の壁、読まない壁の有無~

セールスレターやランディングページのヘッダー部分には、

「ヘッドコピー」

と呼ばれる、冒頭の位置付けとなるコピーを構成します。

そのセールスレターやランディングページにアクセスした際、
訪問者となる「見込み客」は、まずそのヘッドコピーを目にします。

そのヘッドコピーで、どのような印象を与える事ができるかで、

・興味を持って、その続きを読み始める
・興味を持てずにそのままページを閉じてしまう

といった、次のアクション(行動)が決まる事になるため、
ヘッドコピーが「興味を引く事ができるコピ-」になっていなければ、
その後に展開されるコピーが全般的に「読まれない」という事になります。

当然、その後に展開されていくコピーが読まれなければ、
そのページで然るべき「反応」や「成約」も取れない事になるため、

「ヘッドコピーがセールスレターやランディングページの成約率を左右する」

と言って過言ではないくらい、ヘッドコピーは「重要なコピー」です。

1つのオファーページで然るべき「反応」や「成約」を取っていくためには、
まずは、コピーをしっかりと「読んでもらう事」が必要不可欠となるため、

『訪問者の「読む意識」を引き出すためのコピー』

がコピーの冒頭に構成される「ヘッドコピー」にあたるわけです。

そして、訪問者の「読む意識」をしっかりと「引き出す」ために、
まずは冒頭のコピーで『訪問者の興味を引く必要がある』という事です。

ただ、ここでお伝えしたような『ヘッドコピーの役割』や『重要性』は、
多くのコピーライティング関連の書籍やサイトなどでも言及されているため、

ヘッドコピー = 続きを読んでもらうための興味を引き出せるコピー

という考え方が、1つのフォーマットのようになっている傾向にあります。

ですが、このヘッドコピーの考え方は必ずしも「適切」とは言えないものであり、
実際には『ヘッドコピーで興味を引き出す必要が無いケース』もありえます。

今回は、そんなフォーマット化されている「凝り固まったヘッドコピーの考え方」を、
もう少し深いレベルで、本質的に理解してもらうための講義をお届けします。


ヘッドコピーライティング~興味の壁、読まない壁の有無~


ヘッドコピーの段階において『興味を引き出す必要があるのか否か』は、

「そのオファーページにどのような訪問者がアクセスしてくるのか」

で変わってきます。

そして、実際にアクセスしてくる訪問者が「どのような人達か」は、

「どのような導線(ルート)を辿ってそこにアクセスしてくるのか」

で決まるため、これは「集客(マーケティング)」に左右される部分になります。

要するに、どのようなマーケティングでどのように集客を施していくのかで、
そのオファーページにアクセスしてくる人達の「属性」や「段階」が決まるわけです。

・訪問者の属性:どういう分野に興味を持っている人達なのか
・訪問者の段階:その人達がどのような意識段階にあるのか

このような訪問者の「属性」と「段階」がヘッドコピーの作成はもとより、
そのオファーページ全体の「構成」や「内容」に大きく関係してきます。

ですが、実際にセールスレターやオプトインページを作成している人の大半は、
上記で言う「属性」のみを絞り込んだ前提でコピーを書いている傾向にあり、

「訪問者の意識段階」

をあまり意識していない傾向にあります。

そこを意識していないからこそ、

ヘッドコピー = 続きを読んでもらうための興味を引き出せるコピー

という凝り固まった考え方でコピーを作成している傾向にあるわけです。


訪問者の「意識段階」に準じたコピーを作る。


ここで言う「訪問者の意識段階」というのは、

・そのオファーに対して訪問前の段階でどれくらいの興味を持っているのか
・そのオファーの提案者(あなた)にどれくらいの関心を抱いているのか

といった「事前段階の興味レベル」や「関心度」を意味します。

つまり、このような「事前段階」の興味レベルや関心度が「ゼロ」に近いなら、
ヘッドコピーにおける「セオリー」として一般的に提唱されているような、

ヘッドコピー = 続きを読んでもらうための興味を引き出せるコピー

このような考え方でヘッドコピーを構成していく形で問題ありません。

マーケティング(集客)の前提としては、

・検索エンジンからのアクセス(訪問者)
・SNS、外部サイトなどの広告誘導を前提としたアクセス(訪問者)
・アフィリエイターなどの第3者のメディアを介したアクセス(訪問者)


このような経路を辿ってくるアクセスは「属性」は絞り込む事ができても、
その意識段階は決して高いレベルではない訪問者が大半となるため、

・オファーそのものへの「興味」を引き出す
・読む意識を引き出した上で「続き」を読んでもらう

このようなポイントを意識してヘッドコピーを構成する必要があります。

ですが、そのオファーページへの「誘導段階」において、
すでに一定の「興味」や「関心」を引き出せているのであれば、
とくに上記のようなポイントを意識したヘッドコピーを構成する必要ありません。

マーケティング(集客)の前提で言えば、

・ブログなどで十分な事前情報を与えた上での誘導アクセス
・メールマガジンなどで十分な教育を施した見込み客のアクセス


このような経路を辿ってくるようなアクセスは、

・そのオファーに対する興味を訪問前の段階ですでに抱いている
 ⇒ そもそも興味を持ったからこそアクセスしている
・そのオファーの提案者(あなた)に十分な関心を抱いているのか
 ⇒ そこに関心を持っていなければアクセスしてこない

このような「前提」が成り立つため、

・すでに「興味の壁」を超える事ができている
・すでに「読む意識」を引き出せている


という事になります。

そのような訪問者に対して「1から興味を引くためのコピー」は不要なため、

ヘッドコピー = 続きを読んでもらうための興味を引き出せるコピー

強いて、このような考え方に基づくコピーを作る必要は無いわけです。


訪問者が何を「求めている」のか、何を「知りたい」のか。


よって「興味の壁」をすでに超えられていると考えられるような、
最低限の「読む意識」を抱いてアクセスしてくる訪問者に対しては、

・その時点の訪問者が率直に求めている事
・その時点で訪問者が率直に知りたい事

これらをヘッドコピーで示していく必要があります。

あくまでも、それ以前の「前提」となっている情報などを踏まえた上で、
その時点で、見込み客が率直に求めているものは何なのか。

そのオファーにおいて「知りたい」と思っている事は何なのか。

これらをダイレクトに示していく構成が「ベスト」という事になります。

そのオファーに対して1から「興味を引く」というよりは、

・そのオファーと見込み客のニーズが合致している事
・そのオファーが見込み客のニーズを満たせるものである事

これらを率直に「確認」できるコピーがそのまま反応に結び付くという事です。

***

以上、凝り固まった形でフォーマット化されている

ヘッドコピー = 続きを読んでもらうための興味を引き出せるコピー

このような考え方が「必ずしも正しいわけではない」という講義でした。

是非、参考にして頂ければと思います

>コピーライティング至上主義者の会、コンテンツ一覧へ

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2021年5月22日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

コピーライティングにおけるネガティブ思考とポジティブ思考

どんな物事でも、ネガティブな思考は「マイナス」とみなされ、
ポジティブな思考である事が「良い」とされている傾向にあります。

ネガティブな思考:物事をマイナス方向に捉える視点や思考
ポジティブな思考:物事をプラス方向に捉える視点や思考

ネガティブ思考、ポジティブ思考の意味合いは上記のようなものですが
コピーライターがコピーを手掛ける時(書き上げる時)においては、
必ずしも、ポジティブな「思考」や「視点」が良いと言い切れません。

むしろ、その段階において必要なのはネガティブな思考や視点であり、
それも極度にネガティブな思考や視点を持てるコピーライターほど、
多くの人が反応してしまう「最良なコピー」を書ける傾向にあります。

とくに私の師匠は、セミナーやコンサルの際などに、

「コピーライターは極度のネガティブ思考でなければならない」

という事をよく仰っているため、この事について具体的に言及している、
以下のメールマガジンの転載文を、是非、参考にしてみてください。


コピーライティングにおけるネガティブ思考とポジティブ思考。

文章(コピー)というのは、書き手側の精神や思考の中から生み出されます。


ですので、私はその「思考の在り方」や「イメージ作り」などが、
コピーを書いていく上で非常に重要だと思っているのですが


・ポジティブな思考(プラス思考)
・ネガティブな思考(マイナス思考)


という点で言えば、コピーライターは基本的に


「ネガティブな思考でコピーや文章を書くべき」


というのが私の考えです。


世間一般的には、ポジティブ思考とネガティブ思考なら、


「ポジティブな思考で物事に取り組みなさい!」


と言われている事の方が多いと思いますし、
ポジティブなプラス思考こそが、


行動意欲 = モチベーション


にあたるものを引き出すと言われている傾向にあります。


もちろん、そのような一般論も決して間違いではありません。


それこそ、物事を進めていく上で、


「ネガティブになるな!」


という事も多くの人が言われてきたはずですし、
ネガティブな思考はモチベーションを下げるとも言われています。


ですが、これは「思考がどこへ向けられているか」であって、
物事を進めていく上で必ずしもポジティブな思考がプラスになり、
また、ネガティブな思考がマイナスに作用するわけではないんです。


確かにネガティブなマイナス思考が、


「どうせ結果は出ないだろう。」

「やるだけ無駄だろう。」


というところまでいってしまったなら、
それはモチベーションそのものを下げる要因となり、


行動意欲 = やる気


を消沈させてしまう事になってしまうかもしれません。


ただ、これは「最終的な結果」をほぼ断定していますので、


「決めつけ」


を前提として「諦める理由」を正当化させ、
それを自分自身の「内面」へのみ向けているものです。


ですが、ビジネスの世界に限らず、世の中のあらゆる物事は、
良くも悪くも、予期せぬ事や想定外の事が起きるもの。


故にそれがポジティブな思考でも、ネガティブな思考でも、


「断定的に結果を決めつける思考」


には、そこに「待った」をかける必要があります。


それが「ネガティブなマイナス思考」なのであれば、


「何故、そう思ってしまうのか。」


の原因を追及するべきであり、
それが「ポジティブなプラス思考」であっても、


「必ず、結果が出ると断定できる裏付けがあるか」
「そこには結果を妨げる何の不安材料も存在しないか」


を、やはり追求するべきなんです。


このような自分自身の「思考」に対し、


・その「原因」の追究
・その「裏付け」の追求


を徹底的に行っていく事の積み重ねこそが、
自分自身を「結果(成功)」へと導いていくものだからです。


そして、このような姿勢、スタンスこそが、
思考というものの在るべき「捉え方」だと思います。


実際にポジティブなプラス思考をモチベーションに結び付け、
それを「行動」や「意欲」に変換していくのは何の問題もありません。


ですが、ネガティブな思考をただ自分自身の内面へ向けてしまい、
それを「行動の妨げ」にしてはならないわけです。


むしろ「ネガティブなマイナス思考」は、


「何故、そう思ってしまうのか。」


の「原因」を追及していく事によって、
後の「結果」をより確実なものにしてくれます。


まさにそれは「結果を妨げる要因の排除」に繋がるものであり、
あらゆる可能性を想定した「結果の追求」でもあるからです。


故に私は多くの人が否定している傾向にある、


「ネガティブなマイナス思考」


とされるものは、ビジネスというフィールドに限らず、
あらゆる物事で結果を出し、成果を上げていく為に、
少なからず必要なものではないかと考えています。


それをただ「自分自身の内面」へと向けてしまい、
行動意欲そのものを妨げてしまうべきではありませんが


「より確実に成果を上げる為の可能性の追求」


という視点で捉えるなら「ネガティブな思考」は、
あらゆる物事を進めていく上で不可欠なものであるはずです。


そして、この論理がここでようやく


『コピーライターはネガティブであれ』


という今回のメルマガの本題へと結び付くのですが、
コピーライターが実際に文章やコピーを書いていく際は、
とくにこの「ネガティブな思考」が非常に重要になってきます。


大前提として「コピー」や「文章」にあたるものは、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人でも興味を抱いてしまうようなコピー、
納得して信じてしまうような文章こそが
実際に「高い反応」を生み出すものだからです。


故に、コピーライターという立場に限らず、
自分が書き上げた文章を不特定多数の人へ公開し
そこで高い反応を見込んでいく上では、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達に読まれる事を想定してイメージを膨らませ、
その前提でコピーや文章を作らなければなりません。


少なくとも、


・疑う事を知らない楽観的な人
・物事をとにかく前向きに捉えてくれる人


このような「ポジティブな人」の反応のみを想定してしまっては、
まず高い反応を見込めるコピーや文章は書けないのです。


現実として、世の中のあらゆる広告やコピー、
強いてはインターネット上に流れている情報や文章を、


・疑う事なく全てを真に受けて信じるような人
・それらを前向きに捉える人


など、ほぼ「いない」に等しいからですね。


大なり小なり、多くの人はそこへ「疑いの目」を向け、
提唱される情報の1つ1つに警戒心を抱き、
少しでもそこに不信感や不安を抱けば、


「買わない理由」
「申し込まない理由」


を正当化するためにネガティブな思考を作り出します。


それが「消費者心理」の在るべき思考の流れであり、
そうであるからこそ大多数の人は商品を「買わない」のです。


情報業界で言えば商品の販売ページにフラットなアクセスを集めた際、
その成約率が1%(100人に1人)で良い方と言われているのは
多くの消費者心理における基本ベースが、


「疑いを前提とするマイナス思考」
「与えられた情報をネガティブに捉える思考」


であるからに他なりません。


よって、ウェブ上で高い反応を取れるコピーや文章を書くには、
心理、思考のベースが上記のような人達である事を想定し、
上記のような人達でも反応するものを書かなければならないんです。


そのためには、コピーライター自身が「ネガティブな思考」を持ち、
読み手側のあらゆるネガティブな解釈を前提に捉えながら、
1つ1つの文章を丁寧に綴っていかなければなりません。


まさに、自分が絞り出していく言葉の1つ1つが、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達の目にどのように映るか。


そして、自分が書き上げていったコピーや文章が実際に
上記のような人達にどのように捉えられるか。


そんな読み手側の「心の声」との対話を重ねながら、
何を話すか、どう話すか、どんな言葉を選ぶべきかを考え、
1文1文、1行1行の文章を綴っていかなければならないという事です。


また、間違っても、


「これで興味を持つだろう。」
「これで信じてもらえるだろう。」
「これで前向きに捉えてもらえるだろう。」


このような前提でポジティブな思考の読者だけを想定し、
楽観的に言葉を並べていくべきではないんです。



■自分のコピーに対しては常に「疑いの目」と「不信感」を。


高い反応と共に良質なコピーを次々と書き上げられるステージ。


そこに立つには、まず自分が書き上げたコピーに対して、
常に疑いの目を向けていく視点が必要であり、
また、そこへ不信感を持ち続ける姿勢が必要になります。


そこには楽観的な思考や妥協を一切許さず、


「このように疑う人がいるかもしれない」
「ここに不信感を抱く人がいるかもしれない」
「ここに不安を感じる人がいるかもしれない」


そんな洞察力を高い感度で見据えながら、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人でも興味を抱いてしまうようなコピーや、
信用してしまうような文章を書き上げていく事が出来てこそ、
多くの人の「反応」を見込めるようになるんです。


「これでは、まだまだ反応を取れないんじゃないか」


そんなネガティブな思考で手掛けたコピーや文章を捉え、
その精度を高めていく必要があるという事であり、
コピーライターはそれくらいじゃなければ駄目なんですね。


そういう意味では、文章やコピーを作成していく際における
ネガティブなマイナス思考は必要不可欠なものであり、
そのような思考を自ら手掛けた文章そのものへ向けてこそ、


「反応を妨げてしまう、あらゆる可能性の排除」


を限りなく「俯瞰的な視点」で行えるようになります。


そこに「ポジティブなプラス思考」はむしろ不要であり、
下手に楽観的な視点でコピーや文章を書き上げてしまうほど、
その反応は低いものになってしまうと考えてください。


常に自分のコピーや文章に「疑いの目」を向け、
そこに「強い不信感」を抱くようにしてこそ、


「至らないもの」


がそこに見えて来るようになるはずです。


そういった点で言えば、世の中のコピーライター、
また、ネット上のアフィリエイターの多くは、


「これで興味を持つだろう。」
「これで信じてもらえるだろう。」
「これで前向きに捉えてもらえるだろう。」


と、自らが書き上げたコピーや文章を楽観的に捉えてしまい、
そこに疑いの目を向け、不信感を抱く事が出来ていません。


それが出来ていないからこそ、そこから反応が取れず、
思うような成果を上げられずにいるんです。


まさにポジティブなプラス思考が、
そのまま「マイナス」に作用しているんですね。


故に、ネガティブなマイナス思考にあたるものは、
自らの行動意欲そのものに向けるべきではありませんが
コピーや文章を実際に手掛けていく際においては、
限りなくネガティブな思考をそこへ向けるようにしてください。


文章やコピーを客観的、俯瞰的に捉える視点においては、
ネガティブなマイナス思考こそが、


「その反応を高めるための追求の余地」


を高い精度で導き出してくれる要因になるという事です


このような視点で言えば、自分は物凄く疑り深く
ネガティブでマイナス思考な人などは、
ある意味ではコピーライターに向いていると思います。


そのような思考を存分に書き上げたコピーや文章へ向け、
精度を高めるための「追求」の視点に活用していけば、
そのコピー、文章の反応は確実に高まっていくはずだからです。


ネガティブな思考、マイナス思考などは、
自分自身の「内面」へ向けていくのではなく、


「結果を向上させるための可能性を追求する視点」


に対して向けていけば、それは「強力な武器」になるんですね。


とくに不特定多数の人から高い反応を見込むべく、
広告などにあたるコピーや文章を書き上げていく上では、


「ネガティブなマイナス思考」


こそが必要なものであると言えます。


逆に「ポジティブなプラス思考」にあたるものは、
自分自身の内面へ向ける事で行動意欲に繋げるべきものであり、
その反面、物事の結果を楽観視する方向へ向けるべきではありません。


つまり、ポジティブな思考、ネガティブな思考は、


ポジティブな思考:内面へ向けて「行動意欲」へと結び付ける

ネガティブな思考:実務へ向けて「結果の追求」へと結び付ける


これがそれぞれの思考を向けるべき方向性であり、
コピーライターにとっての「実務」にあたるものは


「コピーや文章を書き上げていく事」


に他なりません。


その実務(コピーや文章を書く事)においては、
限りなくネガティブな思考を向けていくべきであり、
ポジティブな楽観的思考をほぼシャットアウトした上で、


「疑われる事」
「信用してもらえない事」
「情報をネガティブに受け取られる事」


を前提にコピーや文章を書き上げていくようにしてください。


その上で、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達であっても興味を抱けるようなコピー、
信用してしまうような文章を書き上げる事が出来てこそ、
そこから高い反応を見込んでいく事が出来るわけです。


自分が書き上げていったコピーや文章が
上記のような人達の目にどのように映るか。


そして、どのように捉えられるか。


そんな読み手側の「心の声」との対話を重ねながら、
何を話すか、どう話すか、どんな言葉を選ぶべきかを考え、
1つ1つのコピー、文章を絞り出していく必要があるんですね。


その為には「疑いの目」や「不信感」といった、
ネガティブな思考を自らの文章に向けていく必要があり
そのような思考を抜きにして高い反応を見込めるコピーや文章は
まず、書き上げていく事は「出来ない」ということです。


コピーライターは「ネガティブ」でなければならない。


その真意は


コピーや文章をネガティブに捉える思考こそが、
高い反応を生み出せる文章やコピーの創作に繋がる


という論理から来るものであり、
多くの人が口を揃えて言うような


「ポジティブな思考は善」
「ネガティブな思考は悪」


という頭ごなしな論理を当然のように捉えるのではなく、
それぞれの思考はどちらも方向性によっては必要なものなんです。


ポジティブな思考:内面へ向けて「行動意欲」へと結び付ける
ネガティブな思考:実務へ向けて「結果の追求」へと結び付ける


それぞれの思考は、その方向性を上記のように捉えた上で、
自らの「行動意欲」と「結果」へ結び付けていくべきだと思います。


それこそ、あらゆる物事が「上手くいかない人」ほど、
ポジティブな思考を無根拠な結果に結び付けてしまう事で


「結果の追求」


を疎かにしている傾向にありますし、
あらゆる物事に「挫折してしまう人」ほど、
ネガティブな思考を内面に向けてしまう事で
行動意欲そのものを消沈させているのが現実です。


まさに上記とは「真逆の方向」にネガティブな思考、
ポジティブな思考を向けてしまっているんですね。


とくに「コピーライター」という仕事は、
このような思考こそが結果を大きく左右しますので、
今日の講義内容は胸の奥へと深く刻んでおく事をお勧めします。


自らのコピーには常に「疑いの目」を向けて「不信感」を抱き、
ネガティブな思考でその精度を追求しなければならないという事です。


そんな感じで、今日は一見は「マインドセット」の話のようで、
ライティングという「実務」において重要な話をさせて頂きました。


今、この瞬間からの意識作り、思考作りに
是非、有効に活かして頂ければ幸いです。

以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

また、ご要望の声や私的に「これは」と思うものがあれば、
師匠の許可を頂けたものは、またブログに転載していきます。

PS

「というか、そのメルマガの登録URL、教えてよ。」

という方は、個別でメール(K.Uzaki e-mail)の方を頂ければと思います。

私の方からブログやメルマガなどで師匠の事を、

「この人が私の師匠です」

とご紹介するような事は基本的にありませんが(本人が望んでいないため)
かと言って師匠の事を強いて隠す意図があるわけでもないため、
個別にメールを頂けた方には普通にご紹介しています。

このようなメルマガをもっと読んでみたいという方はお気軽にご連絡ください。

K.Uzaki

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2021年5月15日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

即効性、緊急性、希少性によって反応を高めるライティング術

コピーの反応を手っ取り早く高められる要因として、

・即効性(時間、期間の短縮要因)
・緊急性(すぐに申し込むべき必要性)
・希少性(限定性)

これらの「高さ」を認識させるようなライティングテクニックが、
コピーライティング関連のサイトや本などでよく紹介されています。

ただ、これらを高めるテクニックは漠然と、

「すぐに成果が出ます!」
「今すぐに申し込んでください!」
「ここでしか手に入りません!」


といったコピーをただ添えれば良いというわけではありません。

そこで今回のライティング講座では、上記のような「要因」を、
どのような形で訴求していくべきなのか、を解説していきたいと思います。


即効性、緊急性、希少性によって反応を高めるライティング術

ここで挙げた即効性、緊急性、希少性などが有効な訴求要因となるのは、
人間心理の共通傾向として、誰もは自分が抱える悩みや願望を、
すぐにでも解消したい、達成したいと考えているため、

「すぐにでも自分の欲求を満たしたい(即効性・緊急性)」

という心理がそのまま行動意欲(申し込み)に結び付くためです。

また、人間の心理傾向としては「損失の回避心理」も伴ってくるため、

「満たせるはずの自分の欲求を満たせなくなる可能性(緊急性)」
「自分の欲求を満たせるもの限られたチャンスの可能性(希少性)」


などの認識も併せて強い行動意欲に結び付く事になります。

ただ、実際にこのような心理を見込み客から「引き出す」ためには、

・具体性
・根拠

この2点を意識する必要があります。

そこに相応の「根拠」や「具体性」が伴っていてこそ、

・即効性、緊急性、希少性の認識
・即効性、緊急性、希少性のイメージ


などに結び付くため、これらに「リアリティ」があるほど、
見込み客が抱く行動意欲も、より「強いものになる」とう事です。

よって「即効性」をいかに認識させ、イメージさせる事ができるかは、

・その商品やサービスによって何をどれくらい短縮できるのか
・どれくらいの時間、期間で望むような成果を得られるのか


これらをいかに具体的に言及できるかであり、
併せて、その「根拠」を示す事が出来なければ意味がありません。

同じように「緊急性」「希少性」も同様で、

・何故、今すぐに申し込む必要があるのか
・その商品やサービスにどのような希少性、限定があるのか


これらを具体的に言及し、その「根拠」を併せて示す必要があるという事です。


即効性、緊急性、希少性は「具体性」と「根拠」で裏付ける。

尚、ここで言う「具体性」と「根拠」を示していく場合においても、

・即効性、緊急性、希少性の認識
・即効性、緊急性、希少性のイメージ


これらのリアリティをいかに高められるかがポイントになってきます。

具体性、および、根拠の言及は、その「リアリティの追及」でもあり、
いかにそれを見込み客に認識させ、イメージさせるかは重要になるという事です。

その上で、実際にその「認識」や「イメージ」が、

・すぐにでも自分の欲求を満たせる現実的な可能性(即効性)
・満たせるはずの自分の欲求を満たせなくなる可能性(緊急性)
・自分の欲求を満たせるもの限られたチャンスの可能性(希少性)

これらに結び付くような内容(コピー)になっていれば、
そのコピーは高い反応を実現できるものになっていくはずです。

よって、

・即効性
・緊急性
・希少性


これらを意識したコピーを作成する場合においては、

「すぐに成果が出ます!」
「今すぐに申し込んでください!」
「ここでしか手に入りません!」


といったコピーをただ漠然と添えるのではなく、
それらの要因における「具体性」や「根拠」を併せて示す事。

そして、その「具体性」と「根拠」によって、リアリティのある認識や、
そのイメージを引き出す事を意識するようにしてみてください。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年5月4日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

損失回避の法則による「負」の人間心理で行動を促す文章術。

商品やサービスを売り込むためのセールスコピーなどにおいては、
その商品でやサービスで得られる「メリット」などをアピールしていきます。

ただ、人間心理として「強い傾向」にあるのは

「損をしたくない」

という心理のため、どんなに商品やサービスのメリットをアピ―ルしても、
その商品やサービスに申し込む事によって生じる金銭的な支出が、
その時点における「行動(購買行動)」をどうしても妨げてしまいます。

そこで、そのハードルを超えるために「有効」となるのが、

「その商品やサービスを手にしなかった場合のデメリットを伝える」

というテクニックです。

損失回避の法則による「負」の人間心理で行動を促す文章術。


人間心理の傾向としては「得をしたい」という心理よりも、
「損をしたくない」という心理の方が「強い傾向」にあるため、

「その商品やサービスを手にしない事で生じる実質的な損失や弊害」

を、出来るだけ具体的に伝えていく事によって、見込み客側の心理としては、
その損失や弊害を「回避したい」という感情が生まれていく事になります。

自分が売り込みたい商品やサービスを手にする事で得られるメリットは、
その商品を手にしない限り得る事が出来ないものであるため、
それを実質的な「損失」としてイメージさせることが出来れば、

「その商品を買わなければ自分は損をしてしまう」

という心理を繋がるため、そのような心理が「行動」へと結び付いていくわけです。

ただ、その商品やサービスを手にしない事で想定される状況は、
実質的には「現状維持」にあたる状況でしかないため、
見込み客が既に認識しているような状況をそのまま「再認識」させるだけでは、
そこまで高いレベルの「損失回避の心理」を引き出していく事は出来ません。

よって、より強固な「損失回避の心理」を引き出していくためには、

・見込み客が既に自覚・認識している不満や悩みの要因をより深く認識させる
・見込み客が自覚・想定できていないマイナス状況をイメージさせる

これらのような方向性で、読み手側が既に自覚しているような不満や悩みを、
より「鮮明な形」で再認識させていくようなアプローチから、
その上で想定されるマイナス状況を具体的にイメージしてもらう必要があります。

そして、そのようなイメージを具体的に引き出せる要因としては、

・金銭的な損失
・長期的な損失


などを具体的、且つ、現実的に伝えていく事であり、
これらにリアリティがあるほど損失の回避心理も強いものになります。


「金銭的損失」の認識とイメージ。


多くの人が自分自身の「損失」を認識し、イメージし易いのは、
やはり具体性のある「金銭的な損失」にあたるもので、
これを具体的に示すには、相応の算出根拠も併せて示す必要があります。

その「算出根拠」に信憑性があるほど、その訴求力も強いものになるという事です。

そのような「金銭的損失」の算出根拠となるものとしては、

・その商品を手にしない事で利用せざるを得ないサービスの利用料
・その商品を手にしない事で考えられる何らかの支出費用
・その商品を手にしない事で考えられる時間的損失を金銭換算した金額
・その商品を手にしない事で考えられる労力、時間、苦痛、ストレスなど

などであり、これらの具体的な数字やを明確に示す事が出来るほど、
見込み客側の「損失」にあたるものの認識やイメージは強固なものになっていきます。

その上で、その「損失」の認識やイメージを、

・商品(及びその特典)によってその損失を避けられるイメージ
・それらを手にしなければ、その損失が降りかかるイメージ


などに結び付けていく事が出来れば、そのイメージが「損失回避の心理」に繋がり、
その商品の購買意欲、購買行動を引き出す要因に結び付いていくというわけです。


「長期的損失」の認識とイメージ。


また、見込み客が既に認識している「悩み」や「不満」などは、
それが今後も継続的に長期化していく事をイメージさせる事によって、

・見込み客が既に自覚・認識している悩みや不満のより強固な再認識
・見込み客が自覚・想定できていない先々のマイナス状況のイメージ


などに結び付いていきます。

当然、これらを「回避したい」という心理も強く作用する事になるため、
それに伴う購買行動を引き出していく事にも結び付いていきます。

***

ただ、ここで言及した、

・金銭的な損失
・長期的な損失


これらは「損失回避の心理を購買意欲に結び付ける前提」で示すべきものであり、
上記をただ漠然と認識させ、イメージさせるだけでは何の意味もありません、

あくまでも、

・その商品やサービスによってその損失、弊害を避けられるイメージ
・それらを手にしなければ、その損失、弊害が降りかかってしまうイメージ

これらのイメージを併せて引き出していく事が出来てこそ、
損失回避の心理をその商品の購買行動に結び付けていく事ができるという事です。

見込み客の「金銭的支出」という購買行動を引き出すテクニックの1つとして、
商品やサービスの売り込みを担うコピー(文章)に有効に活用してみてください。

K.Uzaki

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2021年4月28日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング セールスライティング

読者目線とその心理を「俯瞰」で捉えたブログ、文章の書き方

ブログの記事やセールスコピーなどの文章を書いていく場合には、

「読者目線で文章を書いた方が良い」

と言われていますが、この「読者目線」というのは、
読者となる第3者の視点を客観的に捉える、という事ではなく、

「読者となる方々の目線を多角的に捉える俯瞰的な視点」

が重要となります。

その上で、どのように読者となる方々の視点を多角的に捉え、
俯瞰的な視点で文章を書き上げていけば良いのか。

ここでは、そのイメージやポイントなどを解説していきたいと思います。

主観に対する客観、客観に対しての俯瞰にあたる視点などについては、
以下の記事で別途、詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

>主観的でも客観的でもなく「俯瞰」による視点で文章を書く方法

読者心理を「俯瞰」で捉えながら文章を書き上げる方法。


ブログの記事やセールスコピーの文章は、

「一人の訪問者やお客さんをイメージして書いていくのが望ましい」

と言われていますが、これは半分は正解ですが、半分は間違いです。

確かに、ブログの記事やセールスコピーの文章を、

「皆さんは○○ではないですか?」
「あなた達に○○を提供します。」

といったような「大勢の人に向けた文章」で書くのは不適切であり、

「あなたは○○ではないですか?」
「あなたに○○を提供します。」

といったように「一人の読者」に対して文章を書いていくのが基本です。

読者に対して、その文章が他でもない「あなた」に対してのメッセージであり、
他でもない「あなた」に対して伝えたい事を伝えている、という印象を与える事で、

「その文章を書いた人が自分に語りかけてくれているような感覚」

に至れば、それが文章を読み進める集中力や反応に結び付いていくからです。

ですから、そのような視点において言えば「一人に向けて書く」は正しいわけです。

ですが、実際のところブログの記事やセールスコピーの文章は、
様々な悩みや疑問を抱える人達が目にしていく事になります。

書き手側が提供したい情報や提案したい商品に対しても、
その分野の知識をそれなりに有している人もいれば、
決して、そうではないような人もいるはずです。

にも関わらず、ブログなどの文章の「内容」や「順序構成」などを、
特定した一人の読者(訪問者・見込み客)に向けたイメージで書いてしまうと

「イメージの中で特定した人の知識レベルや解釈のみを想定する事」

になってしまいます。

実際には多用な知識レベルの人がその文章を読んではずであり、
また、そこには多用な解釈や捉え方が生じていく事になるものの、
そこをイメージの中で特定した人の解釈に凝り固めて文章を書いてしまうわけです。

当然、そのような文章は、イメージに近い人の反応は取れるかもしれませんが、
そうではない人の理解度や反応は、間違いなく下げてしまう事になります。

つまり、このような視点においては、特定された一人の読者をイメージし、
そこを凝り固めてしまう文章の書き方は「適切とは言えない」という事です。


一人に向けた文章を書く ⇒ 一人に向けた文体で書く

よって、ブログの記事やセールスコピーにおける文章で一般的に言われる、

「一人に向けた文章を書く」

という視点は「文体」や文章上の「口調」の範疇で捉えるべきであり、
文章の内容や構成そのものを特定した一人を想定して書くという事ではありません。

むしろ、そこはあらゆる訪問者やあらゆる見込み客を想定する必要があり、
また、多角的な視点で読者の視点や解釈を「俯瞰」で捉えていく必要があります。

具体的なイメージで言えば、自分が特定の目的やニーズを持った、
たくさんの人の前で、その目的やニーズに沿ったスピーチをする。

または、その目的やニーズを満たせる商品のプレゼンテーションをする。

そんなシュチエーションで、より多くの人に自分の話を理解してもらう事や、
その商品をそのまま買ってもらう事を意識して発していく言葉の1つ1つが、
まさに、ブログの記事やセールスコピーの「文章」に近いものになると思います。

当然、そのような状況であれば、その場にいる多くの人が自分の話を理解できるように、

・人によっては理解できないような話は避ける
・人によっては難しく感じるかもしれない話は出来るだけ簡潔に
・人によっては疑問や不安を抱く話には、それらを解消できる話をする

といった配慮を可能な限り、加えていくはずです。

つまり、ブログの記事やセールスコピーの文章もそのイメージは同じであり、
そこに訪問してくる人達の大半が文章の内容を理解できるように構成し、
上記で挙げたような配慮を加えながら文章を作成していく必要があります。

書き手側のイメージの中では多用な訪問者の視点を多角的に想定し、
あらゆる解釈や心情を捉えながら文章を書き進めていく必要があるという事です。

ただ、それを実際に「文章」にしていく場合においては、

「大勢に向けた文章ではなく一人に向けた文章(文体・言い回し)」

を意識する事で、読み手側は「自分に向けて書かれた文章」という印象となり、
それがそれが文章を読み進める「集中力」や「反応」に結び付いていきます。

頭の中では多用な訪問者、見込み客の解釈や心理を俯瞰で捉えながら、
実際に書き上げていく文章は「一人」に向けていけば良いという事です。

ブログの記事やセールスコピーの文章などを書き上げていく際は、
この「イメージ」と「書き方」を意識するようにしてみてください。

それだけで、文章(コピー)の良し悪しや反応は大きく変わってくるはずですから。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年4月10日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

主観的でも客観的でもなく「俯瞰」による視点で文章を書く。

ブログやメルマガ、また、商品のセールスコピーなど、
ウェブライティング、コピーライティングなどの視点においては、
文章やコピーそのものを捉える「視点」が重要となります。

どういう視点で文章を書くのか、という事ですね。

結論から言うと、その際に重要となる「視点」は、
主観的な視点でも、客観的な視点でもなく、

「俯瞰(俯瞰的視点)」

で読み手の心理、心情を捉えて文章を書いていく必要があります。

決して「自分目線」でも、また「他の誰か目線」でもなく、
読み手側の心理や心情を「俯瞰」で捉える必要があるという事です。

主観的でも客観的でもなく「俯瞰」による視点で文章を書く。


主観的、客観的という言葉はよく耳にすると思いますから、
これらの意味合いや、これらの違いは率直に理解できると思います。

ただ「俯瞰」や「俯瞰的」という言葉はあまり使わないかもしれませんし、
それとなく、意味が分かるとしても「客観的」との違いは分かりにくいはずです。

一応、ここでは「客観的」と「俯瞰的」を分けてお伝えしていますが、
人それぞれの解釈や認識によっては、これらがほぼ同じ場合もあるかもしれません。

ですが、一般的に言うとそれぞれの意味合いや定義は、

・主観的:自分自身の視点による物事の見方、捉え方
・客観的:自分以外の第3者による物事の見方、捉え方
・俯瞰的:全体を捉えた視点による物事の見方、捉え方

といったものであり、これらをコピーや文章を目にする視点に置き換えると、

・主観的視点:書き手側の視点
・客観的視点:読み手側の視点
・俯瞰的視点:読み手側の多角的な視点

このような意味合いになります。

よって、これらの定義の上で「客観的視点」における、

「自分以外の第3者による物事の見方、捉え方」

にあたる「第3者」を、特定の誰かの視点や捉え方に凝り固めず、
これを多角的な視点でありとあらゆる第3者の視点や捉え方を想定するのが、
ここで言う「俯瞰(俯瞰的)」という視点にあたるわけです。

その上で、ブログやメールマガジンなどの文章を手掛けるウェブライティングや、
見込み客の反応を追及していくようなコピーライティングの視点においては、

「読み手側の心理や心情」

を、特定した第3者のみの客観的な視点で捉えるのではなく、
そこを広い視野を持って、まさに「俯瞰」で捉えていく必要があります。

書き手目線の独りよがりな文章を書くべきではない事は当然として、
それが読み手目線のつもりでも、その想定が特定の第3者になってしまうと、
それは結局のところ「主観的な第3者目線」に偏ってしまいます。

客観的という言葉は日常的にもよく使われるものだと思いますが、

「その物事を自分の主観ではなく客観的な視点で捉えたつもり」

でも、結局のところ、それは主観の上で捉えた第3者目線でしかありません。

もちろん、それでも「客観的な物事の捉え方」として十分な場合も多いはずですが、
ウェブライティングやコピーライティングの観点では「不十分」なため、
主観的な第3者目線ではなく、まさに「俯瞰」で文章を捉えていく必要があるわけです。


コピーや文章の解釈、捉え方を「多角的な視点と心情」で捉える。


よって、ブログやメールマガジンなどの文章を書いていく際や、
セールスレターのコピーなどを実際に手掛けていく際には、

「その文章を読むであろう読み手側のあらゆる心理・心情」

を想定し、それらを捉えた上で文章を書き上げていく必要があります。

-その文章を読む「全ての人」に伝えたい事を伝えられるように。
-その「全ての人」が自分の話を理解し、納得してくれるように。
-その「全ての人」が抱く疑問や不安の全てを解消できるように。

これらを可能な限り追及できるような文章を書き上げる事ができれば、
おのずと、その文章は訪問者や見込み客の「反応」に繋がっていきます。

その上で、これらを徹底できる文章を実際に書き上げていくには、
あらゆる読み手側の心理や心情を俯瞰で捉える視点が不可欠になるわけです。

ただ、これは決して「世の中の全ての人を対象にする」という事ではなく、
あくまでも「そのコピーや文章で反応して欲しい人のみ」が対象となるため
いわゆる「ターゲット」や「見込み客」の想定やリサーチが重要となります。

ブログやメルマガを介して情報を提供するような場合においても、
セールスコピーで商品を売り込むような場合においても、
その対象にならないような人達の反応を追及する必要はありません。

つまり、ここで言う「俯瞰」で捉えるべき読み手側の心理、心情というのは、
あくまでもターゲットとなる人達のそれらに他ならないという事です。

では、そのようなターゲットとなるような人達の心理や心情を
可能な限り「俯瞰」で捉えて文章を書き上げていくには
どのようなイメージで、どのように文章を書いていけば良いのか。

その具体的な考え方や視野の広げ方については別途、以下の記事で、
そのポイントなどを言及していますので、併せて参考にしてください。

>読者心理を「俯瞰」で捉えながら文章を書き上げる方法

ここでは「俯瞰」による視点で文章を書く重要性について解説させて頂きました。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年4月7日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

ブログ記事やセールスレターの冒頭文、書き出しの共通原則とは

ブログの記事やセールスレター、ランディングページなど、
インターネット上に公開していく形の文章(コピー)においては、
その「書き出し」にあたる冒頭部分の書き方に共通する「原則」があります。

ブログの記事であれば、その記事の「冒頭文」にあたる部分であり、
セールスレターやランディングページでは「ヘッドコピー」にあたりますが、
その原則を押さえられていない記事やコピーは、ほぼ読まれていないと思います。

その「書き出し」の冒頭文やヘッドコピーに目を通した時点で、

「大半の訪問者がそこで退室している可能性が高い」

という事です。

ブログ記事やセールスレターの冒頭文、書き出しの共通原則。


ブログの記事やセールスレターの冒頭文、書き出し部分においては、
以下の原則のいずれか、または両方を必ず押さえておく必要があります。

・その記事やセールスレターの趣旨、目的の提示
・その記事やセールスレターを読むべき人、読んで欲しい人の特定

ブログの記事、セールスレター、どちらにおいても、
その冒頭部分でこれらが「明確」になっていない場合は、
そこから「続き」を読んでもらえる可能性は著しく低くなります。

訪問者としても、これらが「分からない」「不透明」という時点で、
その「続き」を読み進める「意味」や「必要性」を認識できないからです。

端的に言えば「根本として興味を持たない可能性が高い」という事であり、
結局のところ、その「続き」を読んでもらうには「興味」を引き出す必要があります。

ですが、その記事やセールスレターの「趣旨」や「目的」も不透明、
どのような人に向けて書かれた記事なのかも曖昧という状況では、

「興味の対象となりえるものが無いに等しい」

という事になってしまいます。

さすがにセールスレターやランディングページのヘッドコピーなどで、
これらの原則を全く満たせていないようなケースは非常に稀ですが、
ブログの「記事」においては、そのようなものも決して少なくありません。

・そのブログの記事が、何を趣旨、目的としている記事なのか。
・どのような人に向けて書かれている記事なのか。


これらがよく分からないタイトルや冒頭文で構成されている上で、、

「それらが不透明なまま続きを読み進めて、ようやく趣旨が分かってくる」

というような記事が実際に数多く見受けられるという事です。

ただ、実際にそのような記事がしっかりと「読まれているか」と言えば、
そのような記事を読んでいるのは、すでにそのブログの「ファン」となって、
欠かさず、記事を読んでくれているような「リピーター」の訪問者くらいです。

強いて、その記事がそのような人達だけに向けた記事なら問題ありませんが、

・検索エンジンからのダイレクトな訪問者
・その他、初めてブログに訪れた一見の訪問者


このような訪問者にもしっかりと記事を読んでもらいたいのであれば、
やはり、その記事の冒頭文となる文章の書き出しの段階で、

・その記事の趣旨、目的の提示
・その記事を読むべき人、読んで欲しい人の特定

このいずれか、または両方を押さえるようにする必要があるという事です。


書き出しの原則は趣旨、目的の提示とターゲットの特性。


そもそも、ブログの「記事」や「セールスレター」などのページは、

「一から十まで文章をしっかりと読む意識の訪問者が訪れる」

というケースは稀であり、多くの訪問者の意識レベルは、
ほぼ「通りすがり」に近いものなのが実情です。

リアルな状況を例に挙げるなら『街頭演説』のようなものであり、
その演説は、道行く人達の「耳」には入っていますが、
大半の道行く人はそこまで真剣に「聞く耳」を持っていません。

それこそ自分自身が実際に「街頭演説」を耳にしたケースをイメージした際、

・そもそも何を演説しているのか
・その演説内容が自分に関係する事なのか


といった事がそもそも「分からない」という状況であれば、
当然、強いてその演説に「耳を傾けよう」とは思わないはずです。

ですが、もし、その演説(話)の内容が、

「自分自身が対象になるようなメリットの話である事」

を認識できれば、そこで初めてわずかながら「興味」を抱き、
その演説(話)に、少なからず耳を傾けようとするものだと思います。

ブログの記事やセールスレターにアクセスしてくるような訪問者は、
その大半が、通りすがりレベルの意識で訪問してくるケースが大半のため、

・そのブログの記事が、何を趣旨、目的としているのか。
・どのような人に向けて書いている記事なのか。


まずはこれらを明確に「認識」してもらう必要があり、
その時点で最低限の「読む意識」を引き出す必要があるわけです。

その際、やはり訪問者はそこまで「読む意識」を高めていないため、
出来る限り端的な一文でそれらを伝えられるに越した事はありません。

たった今、こうしてお読み頂いている、この記事で言えば、

ブログ記事やセールスレターの冒頭文、書き出しの共通原則とは

ブログの記事やセールスレター、ランディングページなど、
インターネット上に公開していく形の文章(コピー)においては、
その「書き出し」にあたる冒頭部分の書き方に共通する「原則」があります。

このように「タイトル」の時点で、ある程度の趣旨を明確にし、
そこからの冒頭文の3行で、この記事で伝えている事、
伝えたい事をそのまま端的に示している事がお分かり頂けるはずです。

この記事の「タイトル」にも用いているような

『○○○とは』

というような「問いかけ」にあたる一文は、
その「問い」が実質的に、その記事の趣旨を明確にすると共に、
その「問い」に対しての「答え」を知りたくなるような訪問者が、
必然的に、その記事の「ターゲット」として特性される事になります。

また、冒頭文の時点で、

『○○○に悩んでいませんか?』
『○○○を知りたいと思いませんか?』


といったダイレクトな「問いかけ」を示すような構成も有効であり、
率直にその悩みを持っている人や、それを知りたい人などが、
その記事の「ターゲット」である事を率直に認識できることになります。

このように、ブログ記事の冒頭文における「書き出し」では、

・その記事の趣旨、目的の提示
・その記事を読むべき人、読んで欲しい人の特定

このいずれか、または両方を読み手側がまず認識できるようにするべきであり、
原則として、これらに結び付かない冒頭文を構成するべきではないという事です。

***

そして、これはセールスレター、ランディングページなどのヘッドライン、
ヘッドコピーなどでも、そのまま共通している原則に他ならないため、

「インターネット上に公開する形で一見の訪問者に読んでもらいたい文章」

においては、全般的に、この原則をしっかりと押さえるようにしてください。

ブログ記事やセールスレターの冒頭文、書き出しの共通原則についてでした。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年3月29日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

ヘッドコピーとボディコピーのライティング講座~書き方編~

前回のライティング講座の続きとして、
セールスレターやランディングページの作成における、

・ヘッドコピー(ヘッドラインに表示するコピー)
・ボディコピー(ヘッダー以降で展開していくコピー)

この2つのコピーを書く上での視点や書き方の違いを解説していきます。

前回のライティング講座:ヘッドコピーとボディコピー~訪問者の視点編~

ヘッドコピーとボディコピーのライティング講座~書き方編~

前回のライティング講座でもお伝えした通り、
ヘッドコピーとボディコピーのそれぞれの役割は、

・ヘッドコピー:訪問者の興味を引いて続きを読んでもらう
・ボディコピー:訪問者を説得して成約へと導く

このようになるため、それぞれの実質的な「ハードル」は、

・ヘッドコピー:続きを読みたいと思える範囲の興味を引き出す
・ボディコピー:申し込みに至るだけの信用や行動意欲を引き出す

このようなものになります。

よって、実際にそれぞれのコピーを書いていく場合においても、
このような「役割」や「超えるべきハードル」を意識する必要がありますが、
これらはあくまでも「先に見据えていくべき目的」にあたるものです。

もちろん、それも重要なのですが、コピーを書いていく際には
それ以上に「読み手(見込み客)の心理」を意識しなければなりません。

興味や行動意欲を引き出す「対象」となる人達の「心理」を捉える必要があり、
その「心理」の前提を踏まえた上で「目的」を意識する必要があるわけです。

その上で、ヘッドコピー、ボディコピーを捉える読み手側の心理傾向としては、

・ヘッドコピー:コピーを「読む」という心理段階にはまず至っていない
・ボディコピー:コピーを「読む」という最低限の心理段階には至っている

このような違いがあり、基本的に「ヘッドコピーを目にする段階」では、
訪問者側は、まだコピーを「読む」という意識段階にはありません。

もちろん、どのような形で訪問者のアクセスを集めるのかにもよりますが
セールスレター、ランディングページ、いずれの場合においても大抵の訪問者は、

「訪問時点で表示されたコピーを感覚的に眺める」
「そこに表示されているコピーにひとまずサッと目を通す」


このようなレベルで、その「ヘッドコピー」を目にします。

対して「ボディコピー」は、少なくともヘッドコピーの時点で、

「そのページ(オファー)の続き、詳細を知りたい」

といったレベルの「興味」を持った人が目を通していく形になるため、
ここで最低限の「読む意識」を引き出せている事が前提になります。

尚、訪問者によってはヘッドコピーの時点での興味は無関係に
ひとまずボディコピー全般を一気に「斜め読み」「流し読み」した上で、

「そのページのコピー(文章)をしっかりと読むかどうか」

を判断するような人もいますが、そのような訪問者に対しては、
いわゆる「小見出し(サブヘッドコピー)」が効果的となります。

斜め読み、流し読みの際に必然的に目に入っていくのが、
ボディコピー内に配置していく「小見出し」となるからです。

この「小見出し」については以下のようなブログ講座がありますので、
こちらのブログ記事の方も併せて、参考にしてください。

>効果的な「小見出し」の使い方と書き方。

ヘッドコピー、ボディコピーを実際に手掛けていく場合には
まず、このような訪問者側の「視点」や「意識(心理)」を捉える必要があり、
それを前提とする上で「目的」を達成できるコピーを書き上げる必要があるという事です。


訪問者の「視点」と「心理(意識段階)」を捉えてコピーを書く。


よって、ヘッドコピーは、ほぼ「感覚」で読まれる事が前提となるため、

「出来る限り短い文章で要点をイメージできるようなコピーを心がける」

というところが1つの大きなポイントになります。

逆に1つ1つのコピーや全体の文章を読み込んだ上で、
それらを整理して「理解」しようとしなければ要点が伝わらないようなコピーは、
ヘッドコピーの時点における「目的」の達成には『適さない』という事です。

また、ヘッドコピーの段階で引き出す必要がある「心理」はあくまでも、
オファーそのものへの「興味」や「関心」のレベルであって、
そこから「続きを読みたい」という意識を引き出す事が出来れば、
その時点で十分にヘッドコピーの「役割」は果たせる形になります。

つまり、そのような「興味」を引き出せるレベルの要点さえ伝えられれば、
ヘッドコピーの時点で超えるべき「ハードル」は十分に超えられるわけです。

対して、ボディコピーは、少なくともヘッドコピーの時点で引き出した「興味」から、
1つ1つの文章をある程度の意識で「読まれる」という事が前提となります。

また、ボディコピーで最終的にクリアするべき「ハードル」という点でも、
一定の「信用」を得た上で成約への「行動」を引き出さなければならないため、

「オファーのメリットや行動に対する対価を理解できる文章を心がける」

というところが、ボディコピーの大きなポイントになります。

よって、ボディコピーはまさに「文章」による説明や説得がメインとなりますが、
ヘッドコピーは「文章」というよりは、単発的な「コピー」に重きを置く必要があります。

ボディコピーにおける「文章」であれば、主語、述語などの文法構成や
1つ1つの文章の「繋がり」などもしっかりと意識していった上で、

・読み易い文章
・分かり易い文章

などを1つ1つの文章において心がけていく事もポイントになってきますが、
ヘッドコピーでは、そういったポイントがそこまで重要になるわけではありません。

むしろ、ヘッドコピーを構成するコピーは1つ1つのコピーが独立した形で、
どのコピーのみを目にしても、その要点を伝えられるものにする事が望ましく、

「コピー全体の文章的な構成などは、さほど重要なポイントにはならない」

という事です。


説明のための「文章」と感覚で捉える「コピー」の違い。


これは言わば「説明のための文章」と「感覚で捉えるコピー」の違いであり、
ボディコピーは「説明のための文章」として構成する必要がありますが、
ヘッドコピーはあくまでも「感覚で捉えられるコピー」にあたります。

以下、それぞれの「違い」を示す簡単な例をそれぞれ挙げておきます。

私はあなたが3つのステップを踏んでいくだけで稼ぐ事ができる
世の中のアフィリエイターが誰も気が付いていないであろう
初心者向けの全く新しいアフィリエイトノウハウを作りましたので、
これからそのノウハウについてご案内したいと思います。

初心者でもたった3つのステップだけで稼ぐ事が出来てしまう
アフィリエイターの盲点を突いた全く新しいアフィリエイト戦略とは

上記の例文は「アフィリエイトのノウハウ」をアピールしているコピーですが、

・初心者でも稼げる
・3つのステップで稼ぐ事が出来る
・多くのアフィリエイターが気付いていない
・それが全く新しいアフィリエイトノウハウである事
・そんなアフィリエイトノウハウを提案したいという趣旨


このように実質的に「伝えたいポイント(要点)」は上記のようなもので、
どちらのコピーにおいても、これらの要点は全てカバーされているはずです。

ただ、全く同じようなポイントをアピールしているコピーであっても、
前者のコピーは明らかに「文章的」になってるため、文字数も多く、
4行の文章で1つの案内文が構成されている形になっています。

対して後者のコピーは「文章」というよりは、
要点のみをキャッチーな「コピー」として落とし込んでいるため、
前者の「文章」と同じ範囲の要点(ポイント)を少ない文章で伝えられています。

よって、さほど「読む」という意識を持たずに感覚的にコピーを捉える範囲でも
後者のコピーの方が、その「要点」を端的に認識させる事ができるわけです。


ヘッドコピーとボディコピーの物理的な「制約」の有無。

また「ヘッドコピー」は、そのページにアクセスした際、
そのヘッダー部分に最初に表示されるコピーであり、

『ページを全くスクロールさせなくても訪問者の目に入る範囲』

が実質的に「ヘッドコピーを構成できる範囲」に該当します。

そこから実際にページを(下に)スクロールしてもらえるかどうかは、
そのヘッドコピーの範囲で興味を引けるかどうかにかかっているからです。

対して、そこから先の範囲で展開していく「ボディコピー」に関しては、
とくに「文字数」や「文章量」に制約があるわけではありません。

つまり、ヘッドコピーは、

『ページを全くスクロールさせなくても訪問者の目に入る範囲』

で、まず最低限の「興味」を引けるように構成する必要があるため、
その範囲で示す事ができる「文字数」や「文章量」には限りがあります。

その範囲にあまりに小さな文字を大量に詰め込んでしまうと、

「アクセスした途端に小さな文字がビッシリ」

というようなページになってしまうため、訪問者に対して、
いきなり大きなストレスを与えてしまう事になってしまうからです。

そのような「文字数や文章量の制約の有無」という点でも、
ヘッドコピーは限られた範囲(スペース)を有効に使う必要があるため、
出来る限り短いコピーで要点を伝えられるようにする必要があるという事です。

***

以上、今回の講義では「ヘッドコピーとボディコピーの違い」というテーマで、
それぞれコピーを書き上げていく「視点」や「構成」などを解説させて頂きました。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年3月26日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピーライティング

ヘッドコピーとボディコピーのライティングポイントの違い。

セールスレターやランディングページを作成していく際に、
その書き方やコピーを書く上の視点が大きく異なるのが、

・ヘッドコピー(ヘッドラインに表示するコピー)
・ボディコピー(ヘッダー以降で展開していくコピー)

この2つです。

もちろん、より細かくコピーのブロックやパーツを分けていけば、
それぞれに書き方の違いやポイントなども浮上してきます。

ですが「大きな境目」としては上記の違いが最も大きく、
これらを「どう書くか」でコピー全体の反応が大きく変わります。

要するに、セールスレター、ランディングページ、どちらにおいても、
ヘッドコピーとボディコピーの重要度が非常に高いという事です。

そこで今回の講義は、ヘッドコピーとボディコピーの書き方について、
それぞれの視点やポイントの違いを重点的に解説していきたいと思います。


ヘッドコピーとボディコピーのライティングポイントとその違い。


ヘッドコピーとボディコピーの作成においてはそれぞれの「役割」を踏まえて、
その「役割」に適したコピーをそれぞれ作成していく必要があります。

それぞれの具体的な役割としては、

・ヘッドコピー:訪問者の興味を引いて続きを読んでもらう
・ボディコピー:訪問者を説得して成約へと導く

これがそれぞれのコピーにおいて意識するべき「目的」にあたります。

要するに、ヘッドコピーは、そのオファーそのものへの「興味」を引き、
そこから続き(=ボディコピー)を読み進める役割を担います。

訪問者から引き出すべきアクション(行動)としては、

「そのページをスクロールしてもらう」

という事であり、その動機となるものが、
そのオファーそのものへの「興味」にあたるわけです。

対してボディコピーは、ヘッドコピーで「興味」を抱いた訪問者に対して、

・セールスレターであればセールスオファーの詳細
・ランディングページであればオプトインオファーの詳細


これらにおけるメリット、ベネフィットなどをアピールしていった上で、
最終的には「成約」へと導いていく役割を担う事になります。

よって、それぞれの実質的な「ハードル」という点では、

・ヘッドコピー:続きを読みたいと思える範囲の興味を引き出す
・ボディコピー:申し込みに至るだけの信用や行動意欲を引き出す

このような違いから実質的なハードルはボディコピーの方が高いです。

ですが実質的に反応が取れていないセールスレターやオプトインページの大半は、
先立つ「ヘッドコピー」の段階で然るべきハードルを越えられていない傾向にあり、

「ヘッドコピーの時点でページを閉じられてしまっている」
(ヘッドコピーの時点で「興味」を引く事が出来ていない)


というのが、多くのセールスレターやオプトインページの実情です。

それこそ、どんなに秀逸な「ボディコピー」を作り込んでいても、
ヘッドコピーの時点で訪問者のオファーそのものへの「興味」を引せなければ、
まず、その「続き(=ボディコピー)」が読まれる事もありません。

その「最初のハードル」をクリアできなければ「次の段階」に移る事もできないわけです。


まずは「ヘッドコピー」で興味を引く。


その上で、ヘッドコピーとボディコピーを手掛ける際の最も大きな違いは、

「そのコピーに目を通していく訪問者の視点」

であり、まずは何よりも、この「読み手側の視点の違い」を捉えて、
それぞれの段階における読み手側の「視点」に沿ったコピーを書く必要があります。

ヘッドコピー、ボディコピー、どちらにおいても、

「こういう事を書けば良い」
「こういうポイントを押さえれば良い」


といった細かいポイントを挙げる事は幾らでも出来るのですが、
それぞれの書き方の「決定的な違い」は、そのような表面的なものではなく、
ここで挙げた「読み手側の視点の違いにある」という事です。

そして、それぞれのコピーにおける「読み手側の視点」は、

・ヘッドコピー:コピーを「読む」という意識段階にはまず至っていない
・ボディコピー:コピーを「読む」という最低限の意識段階には至っている

このような違いがあり、基本的に「ヘッドコピーを目にする段階」では、
訪問者側は、大抵の場合、まだコピーを「読む」という意識段階にはありません。

もちろん、どのような経緯でそのページにアクセスしてきたかにもよりますが、

「そのページの文章を読む意識前提(読む気満々)の訪問者がアクセスしてくる」

というようなケースは、自らの先行メディア(メルマガなど)を介して、
アクセス誘導の前段階で十分なレベルの「興味」を引き出した状態で、
そのページへのアクセス誘導を行わない限り、まずありえません。

つまり、多くの訪問者が辿ってくるであろう、

・SNSや何らかの外部サイトからのアクセス
・検索エンジンからのアクセス
・広告やアフィリエイターからの誘導
・自己運営メディアのバナー誘導


といった訪問経路を辿っての訪問者であれば、まず間違いなく、
訪問時点では、さほどコピーを「読む」という意識段階にはなく、

「訪問時点で表示されたコピーを感覚的に眺める」
「そこに表示されているコピーにひとまずサッと目を通す」

せいぜい、このレベルの「読み方」が基本前提になると考えられます。

それこそ、これは実際に自分自身が上記のような経緯から、

・セールスレター(商品の販売を担っているページなど)
・ランディングページ(無料のオプトインオファーなど)


などにアクセスした際の状況をそのままイメージしてみてください。

その時点で、そのオファーページのコピー全般を、
そこまでしっかりと読み進める意識前提にはないはずですから、

「訪問時点で表示されたコピーを感覚的に眺める」
「そこに表示されているコピーにひとまずサッと目を通す」


といった感覚も、ほぼそのままイメージ頂けるはずです。

つまり、自分自身に置き換えてイメージできる、その感覚や視点こそが、
ヘッドコピーを目にする訪問者の感覚や視点に他ならないということです。

対して「ボディコピー」は、少なくともヘッドコピーの時点で、

「そのページ(オファー)の続き、詳細を知りたい」

といったレベルの「興味」を持った人が目を通していく形になるため、
ここで最低限の「読む意識」は引き出せている事が前提になります。

尚、訪問者によってはヘッドコピーの時点での興味は無関係に
ひとまずボディコピー全般を一気に「斜め読み」「流し読み」した上で、

「そのページのコピー(文章)をしっかりと読むかどうか」

を判断するような人もいますが、そのような訪問者に対しては、
いわゆる「小見出し(サブヘッドコピー)」が効果的となります。

斜め読み、流し読みの際に必然的に目に入っていくのが、
ボディコピー内に配置していく「小見出し」となるからです。

この「小見出し」については以下のようなブログ講座がありますので、
こちらのブログ記事の方も併せて、参考にしてください。

>効果的な「小見出し」の使い方と書き方。

つまり、ボディコピーを書く上での「訪問者の視点」は、
ヘッドコピーの段階で引き出した興味を前提に捉える必要があり、

・ヘッドコピーの時点でどのような興味を引き出したのか
・ヘッドコピーの時点でどこに(何に)興味を抱いたのか


このようなヘッドコピーの構成がボディコピーの構成に、
実質的にそのまま関係してくる事になるわけです。


あくまでも訪問者の意識前提(意識段階)に沿ったコピーを書く。


ここまでの話の内容を踏まえて、

・ヘッドコピー:コピーを「読む」という意識段階にはまず至っていない
・ボディコピー:コピーを「読む」という最低限の意識段階には至っている

これらの「前提」に沿った形でどのようなコピーを書けば良いのか。

その意識前提に沿った具体的な「書き方の違い」については、

『訪問者の意識前提に沿った書き方の違い』

というテーマで以下のようなブログ講座をご用意していますので、
こちらを併せて、お読みいただければと思います。

>ヘッドコピーとボディコピー~書き方編~

>コピーライティング至上主義者の会、コンテンツ一覧へ


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