ピラミッドストラクチャーによる文章構成とその有効性。

情報や主張を整理する際の考え方の1つに、

「ピラミッドストラクチャー」

と呼ばれるものがあります。

ストラクチャーというのは「構造」という意味で、
ピラミッドストラクチャーは特定の情報や主張の「論理」を
ピラミッド型に整理して構造していく事を意味します。

一般的に言われる「ピラミッドストラクチャー」は、

主張・結論(Conclusion)
理由・要因(Reason)
根拠・裏付け(Fact)

このような3つのファクター(要因)から構成され、
これらをピラミッド型に整理していくというわけです。

1つの主張、結論に対して複数の「理由」や「要因」を並べ、
その理由の1つ1つに「根拠」や「裏付け」を並べていく事で、
それらがピラミッド型に整理されていく事になるんですね。

そのようにピラミッド型に整理していった論理をもとに、
特定の情報や主張を述べていくようにすると、
説得力のあるプレゼンテーションを行えるとされていて、
米国の大手コンサル会社などもこれを採用していると言われています。

そして、これは「文章」にも応用できるものであるため、
説得力のある文章を書き上げていくための有効な方法の1つとして
ピラミッドストラクチャーを取り上げている教材等も少なくありません。

今日はそんなピラミッドストラクチャーを採用した文章の書き方、
また、その有効性、優位性などを言及してみたいと思います。


ピラミッドストラクチャーによる文章構成とその有効性。


ピラミッドストラクチャーに準じて構成していく文章は、
その構造と同様に1つの主張、結論に対して複数の理由や要因を示し、
それらに対して、その裏付けや根拠を示していく形になります。

よって、まずは主題となる主張や結論が1つだけ示される事になるため、
その文章は、その主張や結論のみを言及していくものになるんです。

ただ、これはピラミッドストラクチャー云々を抜きに、
ブログの記事などでは多くの人が当たり前にやっている事で、

「1つの記事では1つのテーマ(主張)のみを言及する」

というのは、ウェブライティングの基本と言える原則の1つだと思います。

そして、そこから主題として示した主張や結論に対して、
その「理由」や「要因」にあたるものを幾つか示し、
それらに「根拠」や「裏付け」を示していくというわけです。

1つの主張、結論に対して複数の理由や要因を示し、
それらに対しても根拠や裏付けを示していくわけですから、
当然、そのピラミッド型の文章は説得力のあるものになっていきます。

主張や結論には「理由」や「要因」があって然るべきであり、
それらには相応の「根拠」や「裏付け」を併せて示すべきですので、
これも言わば「説得」における当然の原則にあたるものかもしれません。

ですが、ピラミッドストラクチャーの理論を前提に述べてきた、

・1つの記事では1つのテーマ(主張)のみを言及する
・まずは主題となる主張、結論を率直に述べる
・主張、結論に対しては可能な限り相応の理由と要因を示す
・理由と要因に対しては根拠と裏付けを示す

この4つのポイントはブログの記事やメールマガジン、
また、セールスレターなどにも共通する原則と言えます。

つまり、これらの文章における「原則」にあたるものは、
ここで言及したピラミッドストラクチャーの理論を通しても、
実質的に「全く同じ事が言える」という事です。


ピラミッドストラクチャーによる文章事例。


ここでピラミッドストラクチャーの理論を前提に、
先ほど挙げた4つの原則に準じた簡単な例文を挙げます。

私はコピーライティングこそが、これからのネットビジネスにおいて、最も重要なスキルになっていくと思います。

その理由は以下の2つです。

1つ目は検索エンジン対策において、文章が更に重要視されていく事。
2つ目はSNSなどでも一目で興味を引けるようなコピーが求められる事。

(以下、それぞれの理由における根拠、裏付けを示す)

この例文に対して、ピラミッドストラクチャーを無視して、
ほぼ同じような事を伝えている文章を以下に示します。

今後、検索エンジン対策においては文章が更に重要視されていくと思います、

それだけに、これからのネットビジネスにおいて、コピーライティングのスキルが最も重要なスキルになる事は間違いありません。

また、SNSなどでも一目で興味を引けるようなコピーが更に求められるはずです。

前者のピラミッドストラクチャーに準じた文章は、

『これからのネットビジネスにおいて、
 コピーライティングこそが重要なスキルになっていく』


この主張こそが主題であり、これが「伝えたい事」であると、
誰もが一目見て分かるようになっていると思います。

対して、後者の「ピラミッドストラクチャーを無視した文章」は、
何が主題として「伝えたい事」なのかが読み取れません。

つまり、それぞれの文章の「目的」にあたるものが

『これからのネットビジネスにおいて、
 コピーライティングこそが重要なスキルになっていく』


という事を伝え、その事に納得してもらう事であるなら、
その「説得力」は主題が明確な前者の文章に優位性があり、
後者の文章では、主題そのものが伝わらない可能性があります。

この2つの例文を見比べて頂いてもお分かり頂ける通り、
特定の物事、情報を伝えるための文章を作成していく際は、

・主張・結論(Conclusion)
・理由・要因(Reason)
・根拠・裏付け(Fact)


この順序を前提に1つの主張、結論に対して、
ピラミッド型に理由、要因とその根拠、裏付けを示し、
1つの文章を構成していく作り方が有効であるという事です。


ピラミッドストラクチャーによる文章構成、まとめ。


今回はピラミッドストラクチャーによる文章構成を、
その有効性、優位性の理由と併せて講義してきました。

ただ、その文章構成における主なポイントとして挙げた、

・1つの記事では1つのテーマ(主張)のみを言及する
・まずは主題となる主張、結論を率直に述べる
・主張、結論に対しては可能な限り相応の理由と要因を示す
・理由と要因に対しては根拠と裏付けを示す

この4つは、実質的にこのブログでこれまで講義してきた、
説得力のある文章を書くための原則と共通したものと言えます。

つまり、上記で挙げたような4つのポイントは、
ピラミッドストラクチャーにおける理論を前提としても、
しっかりと押さえていくべき「共通原則」に他なりません。

講義内容としては、既にお伝えしてきた文章作成における「原則」を、
ピラミッドストラクチャーの見地から改めて述べていく形となりましたが、
ここで挙げた「共通原則」はそれだけ重要なものであるという事です。

ピラミッドストラクチャーの理論に準じて文章を構成していけば、
それは「説得」を前提とする文章の原則に沿ったものになりますので、
文章作成における視点の1つとして、是非、参考にしてください。

以上、ピラミッドストラクチャーによる文章構成についての講義でした。

K.Uzaki

>コンテンツ一覧へ

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

カテゴリー:ライティングの原則

トラックバック&コメント

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ