どんな物事でも、ネガティブな思考は「マイナス」とみなされ、
ポジティブな思考である事が「良い」とされている傾向にあります。

ネガティブな思考:物事をマイナス方向に捉える視点や思考
ポジティブな思考:物事をプラス方向に捉える視点や思考

ネガティブ思考、ポジティブ思考の意味合いは上記のようなものですが
コピーライターがコピーを手掛ける時(書き上げる時)においては、
必ずしも、ポジティブな「思考」や「視点」が良いと言い切れません。

むしろ、その段階において必要なのはネガティブな思考や視点であり、
それも極度にネガティブな思考や視点を持てるコピーライターほど、
多くの人が反応してしまう「最良なコピー」を書ける傾向にあります。

とくに私の師匠は、セミナーやコンサルの際などに、

「コピーライターは極度のネガティブ思考でなければならない」

という事をよく仰っているため、この事について具体的に言及している、
以下のメールマガジンの転載文を、是非、参考にしてみてください。


コピーライティングにおけるネガティブ思考とポジティブ思考。

文章(コピー)というのは、書き手側の精神や思考の中から生み出されます。


ですので、私はその「思考の在り方」や「イメージ作り」などが、
コピーを書いていく上で非常に重要だと思っているのですが


・ポジティブな思考(プラス思考)
・ネガティブな思考(マイナス思考)


という点で言えば、コピーライターは基本的に


「ネガティブな思考でコピーや文章を書くべき」


というのが私の考えです。


世間一般的には、ポジティブ思考とネガティブ思考なら、


「ポジティブな思考で物事に取り組みなさい!」


と言われている事の方が多いと思いますし、
ポジティブなプラス思考こそが、


行動意欲 = モチベーション


にあたるものを引き出すと言われている傾向にあります。


もちろん、そのような一般論も決して間違いではありません。


それこそ、物事を進めていく上で、


「ネガティブになるな!」


という事も多くの人が言われてきたはずですし、
ネガティブな思考はモチベーションを下げるとも言われています。


ですが、これは「思考がどこへ向けられているか」であって、
物事を進めていく上で必ずしもポジティブな思考がプラスになり、
また、ネガティブな思考がマイナスに作用するわけではないんです。


確かにネガティブなマイナス思考が、


「どうせ結果は出ないだろう。」

「やるだけ無駄だろう。」


というところまでいってしまったなら、
それはモチベーションそのものを下げる要因となり、


行動意欲 = やる気


を消沈させてしまう事になってしまうかもしれません。


ただ、これは「最終的な結果」をほぼ断定していますので、


「決めつけ」


を前提として「諦める理由」を正当化させ、
それを自分自身の「内面」へのみ向けているものです。


ですが、ビジネスの世界に限らず、世の中のあらゆる物事は、
良くも悪くも、予期せぬ事や想定外の事が起きるもの。


故にそれがポジティブな思考でも、ネガティブな思考でも、


「断定的に結果を決めつける思考」


には、そこに「待った」をかける必要があります。


それが「ネガティブなマイナス思考」なのであれば、


「何故、そう思ってしまうのか。」


の原因を追及するべきであり、
それが「ポジティブなプラス思考」であっても、


「必ず、結果が出ると断定できる裏付けがあるか」
「そこには結果を妨げる何の不安材料も存在しないか」


を、やはり追求するべきなんです。


このような自分自身の「思考」に対し、


・その「原因」の追究
・その「裏付け」の追求


を徹底的に行っていく事の積み重ねこそが、
自分自身を「結果(成功)」へと導いていくものだからです。


そして、このような姿勢、スタンスこそが、
思考というものの在るべき「捉え方」だと思います。


実際にポジティブなプラス思考をモチベーションに結び付け、
それを「行動」や「意欲」に変換していくのは何の問題もありません。


ですが、ネガティブな思考をただ自分自身の内面へ向けてしまい、
それを「行動の妨げ」にしてはならないわけです。


むしろ「ネガティブなマイナス思考」は、


「何故、そう思ってしまうのか。」


の「原因」を追及していく事によって、
後の「結果」をより確実なものにしてくれます。


まさにそれは「結果を妨げる要因の排除」に繋がるものであり、
あらゆる可能性を想定した「結果の追求」でもあるからです。


故に私は多くの人が否定している傾向にある、


「ネガティブなマイナス思考」


とされるものは、ビジネスというフィールドに限らず、
あらゆる物事で結果を出し、成果を上げていく為に、
少なからず必要なものではないかと考えています。


それをただ「自分自身の内面」へと向けてしまい、
行動意欲そのものを妨げてしまうべきではありませんが


「より確実に成果を上げる為の可能性の追求」


という視点で捉えるなら「ネガティブな思考」は、
あらゆる物事を進めていく上で不可欠なものであるはずです。


そして、この論理がここでようやく


『コピーライターはネガティブであれ』


という今回のメルマガの本題へと結び付くのですが、
コピーライターが実際に文章やコピーを書いていく際は、
とくにこの「ネガティブな思考」が非常に重要になってきます。


大前提として「コピー」や「文章」にあたるものは、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人でも興味を抱いてしまうようなコピー、
納得して信じてしまうような文章こそが
実際に「高い反応」を生み出すものだからです。


故に、コピーライターという立場に限らず、
自分が書き上げた文章を不特定多数の人へ公開し
そこで高い反応を見込んでいく上では、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達に読まれる事を想定してイメージを膨らませ、
その前提でコピーや文章を作らなければなりません。


少なくとも、


・疑う事を知らない楽観的な人
・物事をとにかく前向きに捉えてくれる人


このような「ポジティブな人」の反応のみを想定してしまっては、
まず高い反応を見込めるコピーや文章は書けないのです。


現実として、世の中のあらゆる広告やコピー、
強いてはインターネット上に流れている情報や文章を、


・疑う事なく全てを真に受けて信じるような人
・それらを前向きに捉える人


など、ほぼ「いない」に等しいからですね。


大なり小なり、多くの人はそこへ「疑いの目」を向け、
提唱される情報の1つ1つに警戒心を抱き、
少しでもそこに不信感や不安を抱けば、


「買わない理由」
「申し込まない理由」


を正当化するためにネガティブな思考を作り出します。


それが「消費者心理」の在るべき思考の流れであり、
そうであるからこそ大多数の人は商品を「買わない」のです。


情報業界で言えば商品の販売ページにフラットなアクセスを集めた際、
その成約率が1%(100人に1人)で良い方と言われているのは
多くの消費者心理における基本ベースが、


「疑いを前提とするマイナス思考」
「与えられた情報をネガティブに捉える思考」


であるからに他なりません。


よって、ウェブ上で高い反応を取れるコピーや文章を書くには、
心理、思考のベースが上記のような人達である事を想定し、
上記のような人達でも反応するものを書かなければならないんです。


そのためには、コピーライター自身が「ネガティブな思考」を持ち、
読み手側のあらゆるネガティブな解釈を前提に捉えながら、
1つ1つの文章を丁寧に綴っていかなければなりません。


まさに、自分が絞り出していく言葉の1つ1つが、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達の目にどのように映るか。


そして、自分が書き上げていったコピーや文章が実際に
上記のような人達にどのように捉えられるか。


そんな読み手側の「心の声」との対話を重ねながら、
何を話すか、どう話すか、どんな言葉を選ぶべきかを考え、
1文1文、1行1行の文章を綴っていかなければならないという事です。


また、間違っても、


「これで興味を持つだろう。」
「これで信じてもらえるだろう。」
「これで前向きに捉えてもらえるだろう。」


このような前提でポジティブな思考の読者だけを想定し、
楽観的に言葉を並べていくべきではないんです。



■自分のコピーに対しては常に「疑いの目」と「不信感」を。


高い反応と共に良質なコピーを次々と書き上げられるステージ。


そこに立つには、まず自分が書き上げたコピーに対して、
常に疑いの目を向けていく視点が必要であり、
また、そこへ不信感を持ち続ける姿勢が必要になります。


そこには楽観的な思考や妥協を一切許さず、


「このように疑う人がいるかもしれない」
「ここに不信感を抱く人がいるかもしれない」
「ここに不安を感じる人がいるかもしれない」


そんな洞察力を高い感度で見据えながら、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人でも興味を抱いてしまうようなコピーや、
信用してしまうような文章を書き上げていく事が出来てこそ、
多くの人の「反応」を見込めるようになるんです。


「これでは、まだまだ反応を取れないんじゃないか」


そんなネガティブな思考で手掛けたコピーや文章を捉え、
その精度を高めていく必要があるという事であり、
コピーライターはそれくらいじゃなければ駄目なんですね。


そういう意味では、文章やコピーを作成していく際における
ネガティブなマイナス思考は必要不可欠なものであり、
そのような思考を自ら手掛けた文章そのものへ向けてこそ、


「反応を妨げてしまう、あらゆる可能性の排除」


を限りなく「俯瞰的な視点」で行えるようになります。


そこに「ポジティブなプラス思考」はむしろ不要であり、
下手に楽観的な視点でコピーや文章を書き上げてしまうほど、
その反応は低いものになってしまうと考えてください。


常に自分のコピーや文章に「疑いの目」を向け、
そこに「強い不信感」を抱くようにしてこそ、


「至らないもの」


がそこに見えて来るようになるはずです。


そういった点で言えば、世の中のコピーライター、
また、ネット上のアフィリエイターの多くは、


「これで興味を持つだろう。」
「これで信じてもらえるだろう。」
「これで前向きに捉えてもらえるだろう。」


と、自らが書き上げたコピーや文章を楽観的に捉えてしまい、
そこに疑いの目を向け、不信感を抱く事が出来ていません。


それが出来ていないからこそ、そこから反応が取れず、
思うような成果を上げられずにいるんです。


まさにポジティブなプラス思考が、
そのまま「マイナス」に作用しているんですね。


故に、ネガティブなマイナス思考にあたるものは、
自らの行動意欲そのものに向けるべきではありませんが
コピーや文章を実際に手掛けていく際においては、
限りなくネガティブな思考をそこへ向けるようにしてください。


文章やコピーを客観的、俯瞰的に捉える視点においては、
ネガティブなマイナス思考こそが、


「その反応を高めるための追求の余地」


を高い精度で導き出してくれる要因になるという事です


このような視点で言えば、自分は物凄く疑り深く
ネガティブでマイナス思考な人などは、
ある意味ではコピーライターに向いていると思います。


そのような思考を存分に書き上げたコピーや文章へ向け、
精度を高めるための「追求」の視点に活用していけば、
そのコピー、文章の反応は確実に高まっていくはずだからです。


ネガティブな思考、マイナス思考などは、
自分自身の「内面」へ向けていくのではなく、


「結果を向上させるための可能性を追求する視点」


に対して向けていけば、それは「強力な武器」になるんですね。


とくに不特定多数の人から高い反応を見込むべく、
広告などにあたるコピーや文章を書き上げていく上では、


「ネガティブなマイナス思考」


こそが必要なものであると言えます。


逆に「ポジティブなプラス思考」にあたるものは、
自分自身の内面へ向ける事で行動意欲に繋げるべきものであり、
その反面、物事の結果を楽観視する方向へ向けるべきではありません。


つまり、ポジティブな思考、ネガティブな思考は、


ポジティブな思考:内面へ向けて「行動意欲」へと結び付ける

ネガティブな思考:実務へ向けて「結果の追求」へと結び付ける


これがそれぞれの思考を向けるべき方向性であり、
コピーライターにとっての「実務」にあたるものは


「コピーや文章を書き上げていく事」


に他なりません。


その実務(コピーや文章を書く事)においては、
限りなくネガティブな思考を向けていくべきであり、
ポジティブな楽観的思考をほぼシャットアウトした上で、


「疑われる事」
「信用してもらえない事」
「情報をネガティブに受け取られる事」


を前提にコピーや文章を書き上げていくようにしてください。


その上で、


・限りなく疑り深いマイナス思考な人
・限りなくネガティブに物事を捉える人


このような人達であっても興味を抱けるようなコピー、
信用してしまうような文章を書き上げる事が出来てこそ、
そこから高い反応を見込んでいく事が出来るわけです。


自分が書き上げていったコピーや文章が
上記のような人達の目にどのように映るか。


そして、どのように捉えられるか。


そんな読み手側の「心の声」との対話を重ねながら、
何を話すか、どう話すか、どんな言葉を選ぶべきかを考え、
1つ1つのコピー、文章を絞り出していく必要があるんですね。


その為には「疑いの目」や「不信感」といった、
ネガティブな思考を自らの文章に向けていく必要があり
そのような思考を抜きにして高い反応を見込めるコピーや文章は
まず、書き上げていく事は「出来ない」ということです。


コピーライターは「ネガティブ」でなければならない。


その真意は


コピーや文章をネガティブに捉える思考こそが、
高い反応を生み出せる文章やコピーの創作に繋がる


という論理から来るものであり、
多くの人が口を揃えて言うような


「ポジティブな思考は善」
「ネガティブな思考は悪」


という頭ごなしな論理を当然のように捉えるのではなく、
それぞれの思考はどちらも方向性によっては必要なものなんです。


ポジティブな思考:内面へ向けて「行動意欲」へと結び付ける
ネガティブな思考:実務へ向けて「結果の追求」へと結び付ける


それぞれの思考は、その方向性を上記のように捉えた上で、
自らの「行動意欲」と「結果」へ結び付けていくべきだと思います。


それこそ、あらゆる物事が「上手くいかない人」ほど、
ポジティブな思考を無根拠な結果に結び付けてしまう事で


「結果の追求」


を疎かにしている傾向にありますし、
あらゆる物事に「挫折してしまう人」ほど、
ネガティブな思考を内面に向けてしまう事で
行動意欲そのものを消沈させているのが現実です。


まさに上記とは「真逆の方向」にネガティブな思考、
ポジティブな思考を向けてしまっているんですね。


とくに「コピーライター」という仕事は、
このような思考こそが結果を大きく左右しますので、
今日の講義内容は胸の奥へと深く刻んでおく事をお勧めします。


自らのコピーには常に「疑いの目」を向けて「不信感」を抱き、
ネガティブな思考でその精度を追求しなければならないという事です。


そんな感じで、今日は一見は「マインドセット」の話のようで、
ライティングという「実務」において重要な話をさせて頂きました。


今、この瞬間からの意識作り、思考作りに
是非、有効に活かして頂ければ幸いです。

以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

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K.Uzaki

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