母国語、日本語の文法や文章を「理解」したのはいつなのか。

多くの人にとって「母国語(日本語)」にあたるものは、
幼少期からの日常生活で自然と習得するに至ったものだと思います。

その「在り方」や「根本」を、

・誰かに1から教わった
・勉強して覚えた


というような意識や認識はそこまで無いはずです。

よって、日本語を「母国語」としているような人なら、
文章における「文法」と呼ばれる文章のルールや規則なども、

「ほぼ無意識に近いレベルで内面化されてきたもの」

と考えられます。

当然、そのようなに無意識レベルで内面化された「文法」を
そこまで強く意識して文章を書いていくような事もまずありません。

つまり、日本語を母国語とする人の多くは「文法」を無意識で捉えて、
その無意識に近い形で「文章」を書いているわけです。

母国語、日本語の「文法」は、ほぼ無意識の範疇で使われている。


このブログでは「コピーライティング」をテーマとして扱っていますし、
これまで、コピーライティングについてたくさんの記事を公開し、
また、コピーライティングの教材やコンサルティングなども行ってきています。

ですが、そもそもコピーライティングは「コピー(文章)を書くスキル」であり、
その文章の「基盤(ベース)」にあたるものは、実際のところ「文法」です。

その「基盤(ベース)」がしっかりと「在るべきもの」になっていなければ、
その時点で、その文章はどんなにライティングの「テクニック」を駆使しても、
その「根本的な部分」で、大きく反応を落としてしまう事になります。

つまり「コピーライティング」と呼ばれるものを含めた「文章のスキル」は、
それを活用していく文章そのものの基盤(ベース)がしっかりしていなければ
そもそも、有効に活用していく事は「出来ない」という事です。

私自身、実際に多くの人にコピーライティングの指導を行い、
そのような方々の「文章」を実際に見て、添削などを行ってきていますが、

「コピーライティング以前の文章の基盤(ベース)の部分で反応を落としている」

というケースが、非常に多く、むしろそのケースが「ほとんど」だと感じています。

要するに、多くの人がコピーライティングなどの文章のスキルを学んでも、
いまいち、その反応や売上が伸びない最大の「要因」にあたるものは、
コピーライティングのスキルやテクニックの良し悪しや学び方云々ではなく、
ほぼ無意識レベルで内面化されてしまった文章の基盤にあたる部分。

すなわち無意識レベルで使っている「文法」にあるのが実情なわけです。

ですが、これは、今から「国語の教科書」や外国人向けの「日本語の入門書」などで、
1から日本語の文法を勉強しなすべき、という事を言っているわけではありません。

おそらく、そのような「勉強」を実際に行ったとしても、

「やっぱり、自分にとっては分かり切っている事ばかりが書いてある」

と思ってしまう部分がほとんどになると思いますから、
そのような勉強は、物凄く退屈で全くもってはかどらないはずです。

また、もし、自分自身の「文章」における1つのゴール(目的)が、

・読み手を反応させ、行動させる事ができる文章を書く事
・売上や成約に繋がるような稼げる文章を書く事

などにあたるなら、国語の教科書や日本語の入門書で学べる「文章」は、
結局のところ「在るべき文法に沿った正しい文章」でしかないため、
そのような文章を書けるようになっても、その「目的」はおそらく果たせません。

「正しい文章」と「反応が取れる文章」は、必ずしもイコールではないからです。


「正しい文章」と「反応が取れる文章」はイコールではない。


もちろん、読むに堪えないレベルの「文法を無視した正しくない文章」では、
反応以前に、文章の内容そのものが「理解されない」と思いますから、
そこまでのレベルの文章は、当然の事ながら「問題外」です。

ですが、日本語や文法のルールをガチガチに守った「正しい文章」が、
必ずしも高い反応に結び付くかと言えば、決してそうではありません。

よって、

「読み手を反応させ、行動させる事ができる文章を書く(稼げる文章を書く)」

という目的を前提とする上で必要な事は「そのための文章の在り方」を知る事であり、
そのための文章は「読み易く」そして「分かり易い」そんな文章に尽きます。

文章的な「正しさ」を追及するのではなく読み易さ、分かり易さを追及するわけです。

そして、その「読み易さ」と「分かり易さ」にあたるものは、

「読み手側の内面やそこから生じる印象」

から生まれるものであって、こちらが一方的に押し付けるものではありません。

その上で「文法」というものをそのような視点で捉えなおすと、
読み易く、分かり易い文章がどう在るべきなのか、が見えてきます。

むしろ「文法」は、そのような視点で捉えなければならないという事です。

ですが、多くの人は、ほぼ無意識レベルで内面化された文法に沿って、
その文法さえ、ほぼ意識する事もなく文章を書いている傾向にあります。

そこに強いて意識するのは表面的に学んだライティングのテクニックなどで、
まさに、小手先のテクニックばかりが目につくような文章を書いてしまうわけです。

そんな文章では、当然、反応にも売上にも結び付きません。

だからこそ、まずは自分が無意識レベルで内面化してしまった、
その「文法」の認識を、在るべきものに正す必要があります。

これは決して文法というものを完全に1から勉強しなおすという事ではなく、
すでに認識している文法をベースに幾つかのポイントを正していく事ができれば、
それだけでも、文章の在り方や反応は、各段に大きく変わってくるはずです。

そんな「在るべき文章」や「在るべき文章の書き方」などは、
このブログ内でも、その視点に基づく文章講座を公開していますので、
是非、そういった視点で各講座を参考にして頂ければと思います。

>コピーライティング至上主義者の会、コンテンツ一覧へ


文章の在り方と書き方を「文法」から紐解くライティング講座。


ここで言及した「文法」から紐解ける反応の取れる文章の在り方、書き方を

「そこをピンポイントにまとまったコンテンツで一気に落とし込みたい」

という場合は、こちらのような教材をご用意していますので、
もし、ご興味があれば、一度、目を通してみてください。

>Million Writing [ Gammer ]~文法とコピーライティング~


この【Million Writing [ Gammer ]~文法とコピーライティング~】は、
あなたの文章そのものの「質」を、根底から「底上げ」できる。
そんなライティング教材になっていると思います。

今回の記事でお伝えした事に、少しでも思いあたる節があるようなら、
一度、ご案内のページだけでも目を通して頂ければ幸いです。

K.Uzaki

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

カテゴリー:文章講座 文法・品詞

トラックバック&コメント

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ