リーガルハイ・古美門研介(境雅人)に学ぶコピーライターと弁護士の共通点。

宇崎です。

ちょっと突拍子もない記事タイトルですが、
勿論、これにはきちんと意味があり、
おそらくこの講座を読み終えた後はその意味も分かり、
また何よりそこに納得もして頂けるはずです。

標題の通りテーマは

「コピーライターと弁護士の共通点。」

早速いってみます。

リーガルハイ・古美門研介に学ぶコピーライターと弁護士の共通点。


これは師匠が「共作コンサルティング」のコンサル生の方に、

「コピーライターとしてコピーを書いて行く際の意識」

というような観点で講義をしていた際、
私自身も改めて「確かにそうだな~」と再認識させられたもので、

「コピーを書く」

という事に少し行き詰まりを感じてしまったようなクライアントに対し、
師匠は度々この話をして「意識」や「視点」の切り替えを促していました。

というのも、コピーライターはその仕事の性質上、

“自分の意見や考え”

とは、極端に言えば「真逆の主張」をして、
その主張で読み手を納得させなければならない事がよくあります。

それこそ私や師匠はよくビジネス系の情報商材やツールなどの
セールスレターやメールマガジンの原稿を書く事があり、
その依頼内容は依頼者によって「ジャンル」も様々なものになります。

アフィリエイト系のセールスレターやメルマガ原稿を書く事もあれば
せどりや転売、輸入・輸出系の原稿を書く事もあります。

時にはギャンブルや投資関連のものなど、
ネットビジネスとは無関係のものを書く事もありますね。

また、例えばアフィリエイト系1つを取り上げても
今、流行りのトレンドアフィリエイト系の依頼があれば、
ツイッター、フェイスブック、ラインなどの、
新手のSNSを利用した教材のコピーを書く事もあります。

ただ現状として私達が「アフィリエイト教材」として公開している

「Copyrighting Affiliate Program」

などは、それらのアフィリエイトノウハウとはほぼ真逆に位置する
ブログとメールマガジンのみを用いていく、
ダイレクトレスポンスマーケティングを主体とする教材なので、
極端な言い方をすればトレンド系のノウハウや、
SNSを利用していくアフィリエイト等を批判する立場を取っています。

「そんな小手先だけのアフィリエイトノウハウに時間を使うなら、
 コピーライティングのスキルをしっかりと学んで、
 王道的なダイレクトレスポンスマーケティングで地に足を付けろ。」


・・・と、こんな主張が主な軸になりますし、
この主張については現に私自身も本心でそう思っています。

ですが、現に本心ではこう思っている私でも、
トレンドアフィリエイトの教材のセールスレターを書くときは、

「コピーライティング力に左右されてしまうような手法より、
 トレンドキーワードを狙って記事を量産していくだけで稼げる
 トレンドアフィリエイトでまずは地に足を付けましょう!」


と、こんなコピーを平気で書きます。

というか、それがコピーライターの仕事なんですから。

それこそせどりや転売系の教材のコピーを書く事があれば、

「アフィリエイトのような敷居が高いビジネスより、
 まずは文章のスキルも集客のスキルもとくに不要な
 せどりや転売系のビジネスで稼いでいきましょう!」


と、こんな主張を展開する事もあります。

要するに私達コピーライターは、
どんな教材やノウハウをアピールする仕事を請け負うかで、
時に真逆の主張を展開していく事があるという事です。

いかにその教材やノウハウの魅力を感じさせ、
読み手を納得させられる主張を展開していけるか。

これが「コピーライターの仕事」だからですね。

それこそ時と場合によってコピーライターの私達が、
コピーライティングのスキルそのものを否定する事さえあるわけです。

「あのようなスキルは誰もが容易に習得できるものではありません。
 だからこそ今、あなたが体得するべきはこのノウハウです。」


と、コピーライティングのスキルがあまり関係しないノウハウを
このような主張でアピールした事もあったかと思います。

実際はそんな事、全然思ってないのに(笑)

ただ基本的にコピーライターはこういう本心とは真逆な主張、
強いては一般論とは真逆な主張さえ、
時にそれが「正しい事」のように感じさせてしまう、
圧倒的な説得力のある文章を書いていく事を常に求められます。

「要するに“最強の嘘付きになる”って事ですね?」

と、解釈されても仕方がない論理ですが、
実際のところ、それは一理あると思います。

ですが私や私の師匠はとくに「嘘」を言っているつもりはありません。

とくに師匠はコピーを書くときはその商品やノウハウを
言わば「最高のもの」と確信している人物像を「イメージ」し、
その人に「なりきった感覚」で文章を書いていくと言っていました。

ですので、その時、師匠が書いていっている文章は、
その人物像になりきった師匠が本心で書いている「本音」なのです。

さすがに私はそこまでの域には達していませんが、
感覚的には何となく分かります。

そういう観点では私の師匠はある意味では「役者感覚」で、
彼は「そういう人物像」を“本心”から演じて、
その人物像の気持ちになって文章を書いているわけですね。

ただそれは相当なイメージ力が必要なので、
私が何となく意識しているのは「弁護士」の立場です。

それこそ私のそのイメージにピッタリな弁護士が
境雅人が「リーガルハイ」というドラマで演じていた、
古美門研介という弁護士だったわけです。


コピーライターのあるべき姿は弁護士、古美門研介?


リーガルハイの弁護士、古美門研介は、
多額の報酬さえ貰えればどんな依頼も引き受ける、
世間的に言えば「悪徳」と言われても仕方のない弁護士なのですが、
その腕は超一流で法廷に立てば100%負けないという優秀な弁護士です。

この古美門研介の手にかかれば、
死刑判決が出てもおかしくないような容疑者さえ、
0.1%でもその容疑者が「犯人では可能性」があれば、
その0.1%の可能性を限りなく追及し無罪を勝ち取ってしまいます。

まあ、ドラマの世界の弁護士ですのでこれは極端過ぎる例ですが、
何にせよ弁護士という仕事は「どの依頼人の側につくか」で、
時に真逆の主張を展開して依頼人を弁護する局面はあると思います。

そういう仕事なわけですから。

そこで自分の本心とは相反する弁護をしたくない弁護士などは、
依頼人や仕事そのものを選んでいくのかもしれません。

勿論、それはコピーライターも同じなのですが、
先程のような事例にも上げた通り、

「せどりかアフィリエイトか。」
「トレンドアフィリエイトやダイレクトレスポンスマーケティングか。」


このような観点であれば、これはもう意見は人それぞれであり、
どちらの側に立ってその良さをアピールするかで、
傍目から見た意見は180度変わってもおかしくありません。

これは弁護士も一緒で世の中の裁判には、
どちらの側に立つかで弁護士の弁護方針における意見が
ほぼ180度真逆になるような裁判というのもあると思います。

要するに弁護士もコピーライターも、
その依頼者やアピールしていく教材やノウハウによって、
その主張は時に真逆のものになる事は常であり、
それを自在に、適切に行える人が「優秀な結果」を残せます。

そういう意味ではコピーライターという仕事は、
少なくとも広い範囲で色々な仕事を請け負っていくというなら、
ある意味での「割り切り」のようなものは必要になると思います

私の師匠のように、その商品こそが最高の商品であるという、
そんな人の意識を自分に憑依させてコピーを書いていく
根っからの「演者気質」となっていくか、
またはリーガルハイの古美門研介のように、
こちら側にとって都合の良い材料をひたすら持ち出していくか。

このような「視点の切り替え」を柔軟に出来る事が
コピーライターとして「良質なコピー」を書いていく資質であり、
そのポイントの1つである事は間違いないと思います。

何かコピーを書くときに言い表せない葛藤のようなものがある人は、
そんな一流の役者になりきるか、敏腕弁護士になりきるか、
そんな意識で視点を切り替えてみてください。

これだけでもコピーライターとしての「視野」を
より広げられるようになると思います。

それでは。

K.Uzaki

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カテゴリー:心理原則

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