決定回避の法則と現状維持の法則のマーケティング活用と事例
人は選択肢が多くなるとそこから1つを選択出来なくなる傾向にあります。
これを行動心理学用語で「決定回避の法則」。
同時にその状態からいつもと同じ生活や、
同じ暮らしを維持できるものを選択する傾向にあり、
これを「現状維持の法則」と呼んでいます。
つまり複雑な選択肢や複数の選択肢に「迷い」が生じた際、
基本的に人は物事を新たに選択する事を回避して
今と同じ日常をそのまま送っていく事を選択しようとするわけです。
そこにはまさに決定回避の法則と現状維持の法則、
この2つの法則が作用していると言えます。
決定回避の法則と現状維持の法則のマーケティング活用と事例
新しいモノやサービスを売り込んでいきたい側にとって、決定回避の法則と現状維持の法則は、
常にそれを作用させない工夫が必要であると言えます。
複雑すぎる選択肢や複数過ぎる選択肢を与えない事。
そして「現状維持」という選択肢の危険性を与える事が重要です。
「このままではいけない。」
まずはそう思わせる事も重要であり、
情報商材のセールスレターなどでもそういった
「現状維持の危険」を強調するものは非常に多いと思います。
そして極力、最後に起こすべきアクションの選択肢をシンプルにする。
それが重要という事ですね。
あまりに多くのプランや提案を積み上げ、
それらを選択させるようなやり方は反応を下げてしまうという事です。
マーケティング戦略を考える際や
コピーを作成する際などは是非この辺りに注意を払ってみてください。
K.Uzaki
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2014年2月22日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:行動心理学