行動心理学「カリギュラ効果」マーケティング活用。

カリギュラ効果はダメと言われると興味を持ってしまうという
まさに誰もが日常的に感じることがあるであろう心理現象の事です。

カリギュラ効果の行動心理学事例

雑誌などの袋とじなどはまさにこの心理現象を利用していますね。

雑誌の袋とじ

何かどうしても見たくなって買ってしまう。

本来、人は面倒な手間を避けないはずであるにも関わらず
あえて面倒な袋とじを空ける為にその本を買ってしまうわけです。

これはまさに「見る事が出来ない」という心理と
でもほんの少しのアクションでそれを見られるという心理とが合さり、
結果としてその本をレジに持っていくという行動に繋がっていくんですね。

最近はテレビでもCM前に「ピー」などの効果音や
モザイクなどをかけて次の場面への興味を引くような手法が取られています。

これもこのカリギュラ効果を狙ってのものと言えます。


カリギュラ効果のマーケティング活用

見てはいけないと言われればそれを見たくなり、
聞いてはいけないと言われれば聞きたくなる。

コピーライティングにおいてもこのカリギュラ効果は
「押し」と「引き」のテクニックの中に取り入れていく事で、
絶妙な効果を生み出していく事が出来ます。

あえてハードルを上げてアクションを起こさせる。

そのアクションからコミットメントの原理も働き、

カリギュラ効果→アクション→コミットメント→成約

という形で商品の成約にまで持っていく事も可能になるわけです。

情報商材の販売やアフィリエイトでも
あえて商品のデメリットとなりそうな部分を全面に押し出して、

“これはこういうノウハウなので●●な人は買わないでください”

というような条件を押し付けると、
●●な人に該当しない人は自然とその文章に反応します。

実際にターゲットにしたい人を名指しにして「買ってください」というより
あえてそれ以外のターゲットを指して「買わないでください」というわけです。

読み手の反応としては確実に後者の方が高くなります。

それはこの「カリギュラ効果」が働く為でもあり、
また対象とならない人を除外しておく事で
そのコピーから「誠意のある販売者」と思われる為でもあります。

同じ意味合いを持つ言葉でもその方向性を変えるだけで
様々な面から読み手の反応は大きく変わってくるという事ですね。

是非、参考にしてみてください。

K.Uzaki

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カテゴリー:行動心理学

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