メールマガジンの長さ、文字数、文章量についての講義

宇崎です。

前回の講義では「ブログの文字数」というテーマで、
ブログにおける記事の長さ、文章量についての講義を、
SEO対策、読者の反応、両方の視点を前提に解説しました。

>ブログ記事の文字数、文章の長さとSEO対策、反応の関係

今回は前回のブログの文字数、文章量についての講義に対して、
メールマガジンの長さ、文章量をテーマに講義してみたいと思います。

メールマガジンの長さ、文字数、文章量についての講義


まず、メールマガジンにおける「文章」というものには、
前回講義させて頂いた「ブログ」にあったような、

「検索エンジン対策(SEO対策)を意識する視点」

にあたるものが実質的に全く持って必要ありません。

ブログの記事はウェブ上にそれを公開する事が前提であり、
そこに検索エンジンからのアクセスを集めるという目的があれば、
必然的にそのには検索エンジンを対策する視点が必要になります。

キーワードにしても、その文章量にしても、
少なからず検索エンジンを意識する必要があるという事です。

勿論、前回の講義もその視点を前提に講義させて頂いたわけですが
少なくとも、メールマガジンにはそのような、
検索エンジンからの集客を意識するような視点は全く必要ありません。

基本的には、メールマガジンにおける文章は、
自身のメルマガ読者へとダイレクトに届けていくものだからです。

つまり、その「捉えるべき視点」という部分においては、
メールマガジンの文章はあくまでもその「読者の反応」のみを意識し、
読者の反応が最も高められるものにする事が重要という事になります。

その上でDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を前提として、
読者を集め、そこにメールマガジンを発信していくという場合、
1通1通のメルマガの目的は主に以下2つのいずれかになるはずです。

1:ブランディング(読者との信頼関係の構築)
2:セールス(読者に対して商品等の売り込み)


このいずれかの目的を果たす上での読者の反応こそが、
メールマガジンにおいて重要なポイントになるという事ですから、

「その反応を最も高められるメルマガの長さ(文章量)はどれくらいか」

というのが、今日の講義における「主題」として挙げる事が出来ます。

ただ、ここまでその「主題となるポイント」を絞り込めれば、
実はその「答え」に近いものは、既に前回の講義でほぼ出ているんです。


メールマガジンの「目的」を捉えた最適な文章量の答え


それこそ、先程挙げたメルマガにおける「目的」は、

・ブランディング = 読者への価値ある情報の提供
・セールス = 読者への価値ある商品の提案


と置き換える事が出来ます。

つまり、それぞれの「反応」を左右するものは、

「いかにその内容に価値を感じさせる事が出来るか」

であり、それが出来ればそこに少なからず「反応」が生まれるわけです。

要するに、そのメルマガにおいて「価値の提供」「価値の提案」が出来るか。

そして、その「価値」を読み手側が感じ取れるかどうかが重要なんですね。

ただ、これは実際に自分に置き換えて考えてみれば分かると思いますが、

「誰かの話」

を聞いて、その話に対して「価値」を感じるかどうかは、
結局のところ、その話の「内容」が全てであり、
決してその「話の長さ」がそれを左右するものではないと思います。

これはブログの記事もメールマガジンのメールも同じであり、
その内容に価値を感じるかどうかといポイントに、
そのメール本文(文章)の長さは実質的に「無関係」なわけです。

その「内容」に価値を感じる事が出来れば、
その文章が手短な文章であろうと、長い文章であろうと、
価値を感じられる文章は「読んで良かった」と思うでしょうし、
詰まらない文章は途中で読む事を辞めてしまうと思います。

ただ、これも前回の講義でお伝えしたポイントですが、
何かの情報や何かの主張を文章で示し、
その文章で読み手を納得させ、価値を感じてもらうには、
やはり相応の説得力のある論理的な文章を展開する必要があります。

そしてそのような論理的な文章は必然的に、
それなりの長さの文書量になっていく可能性が高く、

「物事を説得できる論理的な文章ほど相応の文章量が伴う」

という事です。

勿論、その記事において伝えるべき情報や主張が、
手短な文章でも十分に納得させられるものであり、
そこに価値を感じてもらえるものであるなら、
それを無理に「長い文章」にする必要はとくにありません。

ですが、短い文章で読者を納得させようとするほど、
その文章はより洗練されたものにする必要がありますので、
長い文章で読者を納得させようとするより、
確実にその難易度は高いものになるはずです。

やはり何かの情報や主張を読者に伝えて納得させていくには、
1つ1つの主張に対して、根拠や事例を挙げていった上で、
それなりの情報を読者に与えていく必要がある為、
やはりその文章はそれなりに「長いもの」になっていくはずなのです。

ですが、これはそのポイントを押さえる上での「長さ」なのであって、
1つのメールマガジンにあれこれと多くの情報を詰め込み、
異常な程の文章量、情報量を詰め込む事は決して得策ではありません。

読み手側がある程度の文章、情報を頭で整理して、
それを理解していける「容量」にはある程度の限界があるからです。


文章量、情報量が多すぎるメルマガが反応を下げる理由。


例えばそれが非常に「価値」を感じるような話であっても、
そんな話が2時間、3時間、5時間、10時間と続くと、
やはり聞いている方もそこに「疲れ」や「飽き」を感じてしまいます。

それが本当に自分にとって価値がある話であると感じ、
出来れば集中してその話を最後まで聞いていたいと思ったとしても、
やはり人の集中力には「限界がある」ものだからです。

どんなにそれが「最後まで聞きたい話」であっても、
やはりその話が5時間、10時間と続いてしまうと、
その集中力が途中で途切れてしまうものだと思います。

勿論、それが「メールマガジン」という形であれば、
一度、読むのを辞めて休憩を入れるなりという事も可能ですが、
書籍等に付箋を挟んで置いておくのと違い、

「メールボックスに届いているだけの1通のメール」

をそこまで大事に保管し、それを日を改めて、
また集中力を全開にして読んで貰える可能性はそう高くありません。

その「極めて長文なメルマガ」を一時的に閉じる段階では、

「よし、これは為になるメルマガだから後でまた続きを読もう」

という気持ちがあっても、実際に時間を置いてしまうと、
そこから「読まれない可能性」が、少なからず「ある」わけです。

故にメールマガジンという形における情報の発信において、
その「価値提供」を出来るだけしっかりと成立させていく為には
1通のメールにあまりに多くの情報、文章を詰め込むような事は避け、

「1通のメールにつき1つのテーマ、1つの情報を伝えていく」

という事を徹底していくようにしてください。

つまり、そのメール1通における「主題(伝えたい事)」を定め、
基本的にはその一点をしっかりと伝える事を前提に主張を展開し、
その一点のみを伝えた段階で「次なる展開」は、
あくまでも次のメールマガジンに持ち越していくようにするわけです。

事実、メールマガジンは無理に1通のメールを、
そこまで長文にせずとも、数時間後でも数日後でも、
またいつでもダイレクトにメールを届ける事が出来るのですから、
その利点を活かさない手は無いという事です。


1通のメールで提供するべきは1つのテーマ、1つの情報。


よって「セールス」を目的としていく場合においても、
メールマガジンは何度でもダイレクトに情報を届けられるわけですから、
無理に1つのメールで教育とセールスを両立させる必要もありません。

例えばウェブ上で訪問者を「待つ」スタイルのセールスレターは、
基本的にその場で成約を取っていく必要がある為、
そのセールスレターの中で、読み手の興味を引く事はもとより、

「その商品の価値を認識してもらう為の教育」

に近い事をそのセールスレター上で行う必要がある場合もあり、
故にセールスレターは非常に長いものになってしまう傾向にあります。

例えば、私が書いた「The Million Writing」のセールスレター。

>The Million Writing(ミリオンライティング)

こちらは訪問者の「興味付け」からの展開によって、
まずは「コピーライティングの重要性」を教育していく流れから、
その教育を経て、教材を売り込んでいく流れで構成されています。

ただ、これを事前にしっかりと集めた「読者」に対して、
メールマガジンによって売り込んでいくというのであれば、
1通のメールマガジン」に、このセールスレターの情報全てを
無理に詰め込んでいくような必要は全くありません。

むしろ「教育」の段階と「セールスの段階」を分け、
数通のメールで売り込む流れを作る方が明らかに反応は高まります。

適度な情報量で順を追ってメールによる教育とセールスを行えるからです。

これが「DRM」がセールスにおいて優れている要因でもあり、
読者を教育して商品を売り込んでいく流れそのものでもあるわけです。

そういう意味では「セールスレター」というものは、
DRMの流れを1通の手紙に凝縮しているものでもあるという事ですね。

いずれにしてもメルマガにおける「長さ」「文章量」は、
あくまでもその「内容」を重視していった上で、

「1通のメールで1つのテーマ、情報を提供していく事」

を前提に組み立てていくべきものであり、
その回(メール)を重ねてその目的を果たしていく事が
DRMというマーケティング戦略の本質であるという事です。

1通のメールマガジンにおいては、その「文章量」よりも、
どちらかと言うとその「情報量」を意識していくべきであり、
余りに多くの情報を詰め込み過ぎてしまうと、
必然的にその文章量も膨大なものになってしまいます。

実際にそれを「1つ」に絞り込んだとしても、
1つの物事をしっかりと伝えて理解してもらい、
納得してもらうには相応の文章量が伴うものですからね。

メールマガジンというメディアの特性を最大限に生かし、
ブランディングとセールス(DRM)を成立させていく上では、
しっかりと今日の講義ポイントを押さえていくようにしてみてください。

以上、メールマガジンにおける長さ、文章量についての講義でした。

K.Uzaki

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2016年5月25日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:メールマガジン

メルマガの配信時間は何時が最も「読まれる」のか。

宇崎です。

メルマガの読者さんや私が主催している、
アフィリエイトプログラムの会員さんから、

「メールマガジンの配信時間についての質問」

を比較的よく頂きます。

メルマガはいつ、何時くらいに配信すれば、
もっとも多くの読者に「読まれるのか」という質問ですね。

この「メルマガの配信時間」については、

メルマガ 配信時間

などのキーワードでグーグル検索を行っても、
そのサイトやブログによって書いてある事はまちまちです。

故に、この「メルマガを送る配信時間」については、
どの情報を信用していいか迷われる人も多いようなので、
今日はこの「配信時間」について、講義してみたいと思います。

一見、コピーライティングそのものとは無関係な講義に思えますが
DRMの観点においては重要なポイントの1つだと思いますし、
私の考えにおいてはコピーライティングそのものとも、
少なからず関係性があるポイントでもあるんです。

その辺りも踏まえて、早速講義を進めていきたいと思います。

メルマガの配信時間は何時が最も「読まれる」のか。


まず、率直な結論から言っておくと、
メールマガジンの配信時間は

DRMを前提とするメールマガジンにおいては、
何時に配信しても反応(開封率)を左右するものではない


というのが実状だと思います。

尚、ここで「DRMを前提とする事」を強調したのは、
もしもそのメールマガジンがほぼ「スパムメール」に近い、

「ほぼ無差別に集めた読者に突発的に配信するメルマガ広告」

のようなものであるなら、配信時間は多少なりと、
その開封率に影響する余地はあると考えられる為です。

・DRMを前提として配信していくメールマガジン
・スパムメールに近い形で配信していくメールマガジン


この2つが、その「配信時間」という要素に対して、
それぞれ全く異なる影響を及ぼしていく要因は、
そのメルマガを受け取る読者側の「意識」や、
その読者におけるメルマガ自体の「捉え方」に起因します。

それこそ自分自身がそのようなメールを受け取る読者側の立場で、
実際にそれぞれのメールを受け取った時の事を考えてみてください。

『○時に届いたメールは見るが、○時に届いたメールは見ない(読まない)』

というような意味不明な基準でメルマガを読むか否かを判断し、
そのメールの開封の有無を決めているような人はまずいないと思います。

それこそ、友人からのメールや仕事関係のメールも含めて、
メールというものは基本的には、

「誰からのメールなのか」

が、一番の開封基準になるものではないでしょうか。

それこそ、友人からのメールや仕事関係のメールであれば、
そのメールが何時に届こうと、何時に届いていようと、
必ず開封して「読む」ものだと思います。

そして、これは突き詰めればメールマガジンでも全く同じであり、
むしろDRMは「そのような状況を作る事」を前提に、
メールマガジンを読者に届けていくものでもあるのです。

「○○さんからのメールは必ず読む」
「○○さんのメールマガジンはタメになるから読む」


このような状況を作る事がDRMの前提であり、本質なのですから、
そこには一切「配信時間」という要素は関係ありません。

むしろ配信時間で開封率が左右されている時点で、
そのメルマガはDRMを前提とするメルマガとしては、
まだまだ然るべき反応を取れていない状況にあると言えるわけです。


配信時間で開封率が左右されないメルマガを目指す


これこそがDRMの前提であり、本質であるという事です。

現にあなた自身も「メールマガジン」というものの開封判断は、

「誰からのメール(メルマガ)なのか」

を一番の基準にしているはずですし、
そこに「価値」を感じているメールマガジンであれば、
そのメールが何時に届こうと、何時に届いていようと、
そのメールを開封して購読しているはずです。

そして何よりメールマガジンの「配信時間」というものは、

「そのメールを何時に読者のメールボックスへ届けるか」

を、その発行者が予め「指定」出来るものでしかありません。

ただ、この手のメールマガジンを購読している読者の大半は、

・ヤフーメールやジーメールなどのフリーメールを使い、
 ウェブ上でそのメールを確認している読者

・ウインドウズメールやサンダーバードなどの
 メールソフトでメールマガジンを受け取り、
 定期的にそれを確認している読者


このいずれかが大多数と考えていいと思います。

少なくともスマホなどの端末でリアルタイムにメールを受け取り、
購読しているような読者はそう多くはありません。
(ラインの普及によって、その傾向は更に強まっています。)

つまり、メールマガジンの発行者側が
何時に時間を設定してメルマガを配信したとしても、

・ヤフーメール、ジーメールなどのフリーメールを使っている読者
・ウインドウズメールなどのメールソフトを使っている読者


上記のような大多数の読者に関して言えば、
その絶妙なタイミングでフリーメールや
メールソフトそのものを実際に観覧していない限り

「リアルタイムにそのメールが飛び込んでくる」

というような状況は生まれないわけです。

ただ、今のご時世を考えれば、
そういったフリーメールやメールソフトの確認を、
各読者が何時に行っているかなどは完全にまちまちであり、

「この時間帯は大半の読者がメールチェックをしている」

というような時間帯はほぼ「無いに等しい」と思います。

また、仮にリアルタイムにメールをチェックしている際であっても、
ろくに「読みたい」と思えるような人からのメルマガでなければ
実際にそのメールが届いても読まない人は読みません。

逆に「読みたい」と思える発行者からのメルマガであれば、
実際に届いてから10時間、20時間後であっても、
その後、メールボックスを開いた際にしっかりと読むはずです。

つまり、配信時間と開封率はほぼ無関係であり、
結局のところ、メールマガジンの開封率は、

「読者に対してどこまでブランディングを構築出来ているか」

こそが最も重要であるという事です。

強いてそのメールマガジンが「スパムメール」に近い、

「ほぼ無差別に集めた読者に突発的に配信するメルマガ広告」

であるなら「ブランディング」という視点がほぼゼロである以上、
リアルタイムにメールを確認してもらう事で、
少しでも開封率を上げられる可能性を追及するしかありません。

一度、他のメールに埋もれてしまったスパムまがいのメールが
追って開封されるような事はほぼ「無い」に等しいからです。

ですが、それが「DRM」を前提としたメルマガなのであれば、
その「開封率」という数字は配信時間などではなく、
ブランディングの構築を前提に引き上げていくべきであり、
それが「メルマガ発行者」としての然るべきスタンスだと思います。

少なくとも、DRMを前提としたメルマガなのであれば、
先立つLPやオファーなどを介して読者を集めているはずですので、
その段階における「新規の読者」であれば、

「あなたのメルマガを読みたいという意欲」

を少なからず抱いた上でメルマガに読者登録をしているはずです。

読者がそのような意欲を持って自ら登録してきた段階から、
しっかりとした「価値提供」を行い、

「このメールマガジンは価値がある(為になる)」
「この人のメルマガは今後も読み続けたい」


という反応(レスポンス)を引き出していった上で、
例え何時に配信しようと読まれるような
ブランディング、関係性を構築していくべきであるという事です。

少なくともDRMを前提にメルマガを発行していくのであれば、
配信時間の調整によって開封率を上げていくのではなく、
そのメルマガの精度、質を高めていく事に努めるようにしてください。

それがスパムまがいのメールマガジンでない限りは、
メルマガの配信時間に拘る意味、必要はほぼ「無い」という事です。

以上が私の「メルマガ配信時間」についての「結論」ですね。

これがDRMの本質だと思いますので是非、参考にしてください。

K.Uzaki

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2016年5月6日 | コメントは受け付けていません。 |

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メルマガの件名、タイトルの長さと文字数、開封率の関係について。

宇崎です。

私が主催しているDRMを主体としたアフィリエイト講座で、
その会員様から比較的よく頂くご質問の中に、

「メールマガジンの件名(メルマガのタイトル)」

について、幾つかご相談を頂いている傾向にあります。

・メルマガの件名は拘った方が良いのか。
・開封されやすいメルマガの件名はどういうものなのか。


というような趣旨のご相談ですね。

事実、メールマガジンの発行を行っていくとなると、
1通のメールマガジンを発行していくごとに、
そこには必ず「件名」を付けるプロセスがあると思います。

そしてこのメルマガの件名については諸説、
色々な意見が飛び交っていますので、
今日は私なりの見解とそのポイントを講義しておきたいと思います。

メルマガの件名、タイトルの長さと文字数、開封率の関係について。


メルマガの件名における役割、目的は以下の2つです。

1、件名に注目させて注意(興味)を引く事
2、メールを開封してもらう事


まずはその「件名」で注意、興味を引く事が必要であり、
そこでメールの中身(内容)に興味が「開封」に至ります。

要するに最終的には「メールを開封してもらう事」が目的であり、
その為にはまずその件名で興味を引く必要があります。

ただここで1つ重要な視点として、
メールマガジンがメールの件名で興味を引く事が出来なければ
そもそもそのメールが「開封されないのか」と言えば、
実質的に、とくにそういうわけではありません。

とくに興味を引く事が出来ない「普通の件名」であっても、
極端な話、件名の無いメール(無題のメール)であっても、
実際にそのメールが開封される事は普通に「ある」と思います。

これは自分に置き換えて考えてみてください。

あなたは興味をそそる件名のメール以外、
絶対的に「開封しない」という拘りを持っていますか?

まずそんな拘りは持っていないと思いますし
そもそも開封の有無を「件名のみ」で判断していないと思います。

例えば友人や恋人からのメール。

また仕事上の取引相手、上司からのメールであれば
これは件名などは関係無く、必ずチェックするはずです。

要するにメールの開封における第一の判断基準は
その「件名」がどういうものになっているかでは無く、

「誰からのメールなのか」

ではないかと思います。


メルマガの開封を判断する第一の基準は「件名」では無い。


では、何故、友人、知人、上司、取引相手のメールは、
件名等も関係なく必ずチェックするのでしょうか。

それは大事な用件な可能性があるという意識や、
その人からのメールの重要性や価値を潜在的に意識しているからです。

逆に言えば「メールの件名」で開封の有無を判断するようなメールは、

「開封してもしなくても、どちらでも良い人からのメール」

に限られるものであり、そういった類のメールのみ、
メールを受信した人はその「件名」で開封の有無を判断しているのです。

そして「メールマガジン」というものは基本的に、
その「開封の有無はどちらでも良いメール」に分類される傾向にあり、
そのレベルのメールに分類されてしまうからこそ、

「件名(タイトル)」

に拘って、その開封率を上げていく必要があります。

ただ、これはあくまでもその「傾向」に過ぎません。

本当に価値を与えているメールマガジンや、
価値を感じて貰えているメールマガジンであれば、
やはりそれは友人や恋人からのメールと同じように、

「その人からのメールであれば件名が何であれ必ず読む」

というものになっていくはずなのです。

読者のほとんどがその意識になっているメルマガであれば、
ハッキリ言って、メールの件名などは開封率と関係ありません。

送れば必ず開封され、読んでもらえるからです。

読者がそのメルマガに圧倒的に「価値」を感じ、
常に待ちわびているような状況になっていれば、
そのメールの件名などはあっても無くても変わりません。

むしろメールマガジンの発行者としてはその状況を目指すべきであり、
それがいわゆる「ブランディング」というものだと思います。

そしてそのブランディングがいかに出来上がっていくかは、
日々のメールマガジンの内容、質によるものに他なりません。

要するに「件名」に拘って開封率を上げようとしていり暇があるなら、
その内容に拘ってブランディングを構築していく事に拘るべきであり、
メールの件名で開封率が変わっているうちは「まだまだ」という事です。

メールの件名でどんなに興味を引いて開封率を上げても、
それはあくまでもその一通の開封率にしか繋がりません。

しかし本質的にそのメルマガのブランド価値を高めていけば、
どんな件名のメールでも全て開封してもらえるようになります。

1通の件名とその開封率に拘るのではなく、
日々の内容とその満足度に拘っていくべき。

これがメールマガジンというものの本質だと思います。


ただし、それはあくまでも「理想」です。


ただ、これはあくまでも「理想」であり、
それを目指す事は全く間違いではありませんが、
その「実現」はそう簡単に出来る事ではありません。

そしてその理想を実現出来ていないうちは、
やはり「件名」によって開封率が変わるというのが現実でもあります。

理想は理想で追うべきですが、その現実から目を背けては
その理想からも更に遠ざかってしまう結果にもなりかねません。

つまり現実として「今」は件名で開封率が変わるのであれば、
やはり今はその現実を受け止めて件名「にも」拘り、
その開封率を上げていく工夫を凝らしておいた方が良いという事です。

では実際に読者の「興味」を引き「開封率」を引き上げられる、
そんなメールマガジンの件名を作るにはどうすればいいのか。

その具体的なポイント等はこちらのブログ講座のポイントが
ほぼそのまま適応できる内容になっていると思います。

>ツイッターライティング講座~140文字のコピーライティング~

こちらはツイッターにおける「ツイート投稿」でいかに興味を引くか。

そしてそこに表示するURLをいかにクリックさせるかという観点で、
ツイッターに特化したコピーライティング講座を講義しているものですが
こちらの講義内容のポイントはほぼ

「メルマガの件名、タイトルの付け方」

に共通するものと捉えて頂いて差し支えありません。

ツイッターはもともと140文字という限られた文字数のみで、
感覚的に興味を引き出す事が前提になっている為、
文字数的な制限は違えどそこに限られた制限がある点は、
メルマガにおける「件名」とも共通しています。

また、そこに記載したURLをクリックさせる観点は、
そのままメールを開封させる観点とほぼそのまま共通しています。

よってこのツイッターライティング講座は、
まさにそのままメールの件名を作成する為の講座としても
多いに役立つポイントが解説されているものになっているはずです。

本腰を入れてメールの件名で開封率を上げる為のポイントを学び、
しっかりと興味を引く事が出来る「件名」を作り込みたいという場合は
是非、一通りこちらのライティング講座をご覧になってみてください。

>ツイッターライティング講座~140文字のコピーライティング~

以上、私なりの見解を含めてメルマガの件名についての講義でした。

K.Uzaki

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2015年6月17日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:メールマガジン

メールマガジンの発行における特定電子メール法について

宇崎です。

私は自身の教材や企画なので、
DRMという手法を推奨してそれを促進しています。

コピーライティングのスキルを最も活かせる戦略であり、
そして私が知る限り最も効果的な戦略でもあるからです。

ただDRMの実践にはメールマガジンの発行が必須であり、
その「メルマガの発行」という点について、

「特定電子メール法」

についての質問、相談を頂く事があります。

主にはメールマガジンの発行には実名等の記載が必要なのか?

というような趣旨の相談です。

まあ、法律的なところは「調べれば分かる」と思うのですが、

「実際のところ、どうなのか。」

というところも含めての相談が多いのが実状ですので、
今日はその特定電子メール法について
その「実際のところ」を含めて解説しておきたいと思います。

メールマガジンの発行における特定電子メール法について


まずメールマガジンを発行しておく事については
確かにその「発行者の情報」として、

・発行者の氏名
・住所(所在地)
・連絡先(アドレスでも可)


の記載が、その「特定電子メール法」で定められています。

メールマガジンの本文に上記を記載しなければならないという法律です。

ちなみにその記載次項はとくにメルマガ本文では無く
URLを記載してそのURL先に表示する形でも問題ないようです。

まあ、ここまでが特定電子メール法の「決まり事」なわけですが
実際にメルマガ発行者の多くがこの法律を厳守しているかと言うと、、、

実状としてはほとんど「守られていない傾向」にあります。

要するにこの法律を100%厳守している発行者はほぼ稀で
この法律に反した摘発例も現状としては無いというのが実状です。

例えば国内のメールマガジン発行スタンドとして最大手にあたる
「まぐまぐ」などで実際に発行されているメルマガを見ても、
この特定電子メール法を守っていない人は結構多いです。

まぐまぐ:http://www.mag2.com/j/bsc/

とくに「発行者情報の開示」として発行者の氏名はともかく、
その住所等を記載していないメルマガは非常に多いわけです

実際に各メルマガのバックナンバーを読んでみれば分かります。

むしろ特定電子メール法を守っていない、
発行者情報の開示が無いメルマガの方が圧倒的に多いくらいです。

勿論、ほとんどの人が守っていないからと言って、
その法律は無視していいというわけではありません。

駄目なものは駄目ですし法律違反は法律違反です。

ただ現実に取り締まりが甘く、その摘発事例も無く、
あってないような法律になっている事もまた事実。

その上で最終的にどうするかは結局のところ自己判断になります。

とは言え「そんな法律は守らなくてもいい」とは言いません(言えません)が。

そもそもその特定電子メール法は何の為の法律か。


ただその法律を「守っていない人が多い」という現状は、
その法律の成り立ちや必要性が関係しているところもあると思います。

この特定電子メール法が「何の為の法律なのか」という点ですね。

一応、その辺りの話を私の知ってる範囲、
解釈している範囲でお話ししておきますが、
そもそもこの特定電子メール法は

「スパムメール業者を取り締まる目的で作られた法律」

と言われています。

無差別に出会い系サイトの紹介メールなどを
バンバン送り付けて来るような業者がありますよね?

そういうスパム業者への対策に講じられた法律という事です。

ですが実際は今でもこういうスパム業者からのメールは
平気であらゆるメールアドレスに届いている状況かと思います。

そしてそのようなスパムメールには当然ですが、
発行者の住所等の情報は記載されていません。

要するにこのような「取り締まりの法律」が出来ても、
スパムメール業者は平気でスパムメールを送っている状況であり、
また実際にそれを取り締まる事も出来ていないわけです。

いざその特定電子メール法を守っていないメールが届いても
そのメールを受け取った人が行動を起こす事自体が少なく
仮に起こしたとしても法を取り締まる立場にある警察が
そこまで積極的に動かないというのが現実としてあると思います。

「スパムメール1通ではそうそう警察も動かない」

これが現実です。

よほど日本中で「同じスパムメールを受け取った人達」が
集団で訴えない限りはまず警察は動かないんじゃないでしょうか。

結局、スパムメールが1通、2通届いたというくらいでは

「別にそこまでの実害は出てないでしょ?」

というのが暗黙の解釈になっているところがあると思います。

だったら何の為に特定電子メール法なんて作ったの?という感じですが
世の中の法律にはそういうものも現実にあるという事です。


特定電子メール法の現実か。


よってこの特定電子メール法というものは、
あくまでも「スパム業者」を取り締まる為に作られた法律です。

にも関わらす、今現在も暗躍しているスパムメール業者を
ろくに取り締まる事も出来ていない。

むしろ取り締まってもいない?というのが「現実」なわけです。

ですので、これは本当に「現実にそう」なのですが
ブログなどで自主的にメルマガに登録してくれた人に対し、
メールマガジンを送っていく流れであれば、
まずこの電子メール法を指摘される事は無いと思います。

スパムまがいの業者すらそこを厳守していない状況で
摘発さえされていないというのが現実なのですから、

「あなたのメールマガジンを読みたいです!」

という意識で自主的にメルマガに登録してくれた人が、
いざ実際にそのメールマガジンを受け取った際に
氏名、住所の記載が無かったからと言って、
警察に走ったり、騒ぎ立てる事はまず考えられません。

仮にそういう行動に出てもまず大事にはならないです。

実際にしつこいスパムメールを受け取っている人でさえ
そんな行動に出る事はほとんどありませんし、
いざそういう行動を起こしたところで、
そのスパム業者が摘発された例はほぼ「皆無」ですから。

まあ、これが「特定電子メール法の現実」です。

あとはそれこそ自己判断という事になりますね。

あと1つだけ自分の氏名、住所を明かさずに、
特定電子メール法を厳守する方法を教えておくと、
レンタルオフィスなどに「法人(会社)」を登記して
その「法人名」と「登記した所在地」を記載すれば

・自分の個人名
・自分の住所


はとくにメールに記載しなくても問題ありません。

要するに個人名、住所等の記載は免れる事が出来るという事です。

法律は絶対に厳守したいけどメールに個人名、住所は書きたくない。

そういう人はレンタルオフィスに法人登記する方法を取ってください。

それで特定電子メール法は問題なくクリア出来ます。

まあ、少々お金がかかりますが参考までに。

K.Uzaki

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2015年6月10日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:メールマガジン

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