行動心理学「バンドワゴン効果」マーケティング活用。

バンドワゴン効果は行動心理学原理の1つで、
特定の商品やサービスに対して、
その購入者や利用者が多いと認識するほど、
顧客の満足度や安心感が高まっていくという心理現象の事です。

バンドワゴン効果のマーケティング活用事例


「既に多くの人がその商品やサービスを使っている」

そう認識させる事で、顧客のその商品への安心感は
必然的に高まりを見せてしまうというわけです。

情報商材のセールスレターなどに数多く掲載されている、
「購入者・利用者の声」などはまさにこの効果を再現していますし

“大手ASPインフォトップで売上第1位”

というような見出しを大きく公開しているのも
この「バンドワゴン効果」を狙っての
意図的なマーケティング手法の一貫と言っていいと思います。

売れている=多くの人が利用している=安心できる

こういう心理の流れを自然に作り出してしまうわけですね。


バンドワゴン効果の行動心理学事例


あとはコンビニやデパートのトイレに貼り出されているこんな貼り紙。

img_1020084_29651971_0.jpg


“いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます。”

これはまさにバンドワゴン効果を狙ったものに他なりません。

「みんな綺麗に使っているんだな。」

と思わせる事で実際に綺麗にトイレを使う人が増えるという作用です。

ここに

“トイレを汚す人が多いので綺麗に使ってください。”

という貼り紙を貼ると、トイレを綺麗に使わない人が続出します。

これは実際に行われた心理学実験でも同じ公園内に

“公園にゴミを捨てる人が多いので捨てないでください”

という看板と

“いつもゴミを持ち帰って下さる皆さんに感謝します。”

という看板を掲げた際、
前者の看板の周りではゴミを捨てる人が増えた事に対し、
後者の看板の周りではゴミは
ほとんど捨てられなかったという結果が出ているそうです。

「バンドワゴン効果」

知らず知らずのうちに様々なところで利用され、
知らず知らずのうちに私達もその心理を利用されているという事です。

コピーライターやマーケッターという立場にある人は
こういう原理を利用する側の立場にならなければいけませんね。

是非有効に活用してみてください。

K.Uzaki

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カテゴリー:行動心理学

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