行動心理学「アンダードッグ効果」マーケティング活用。
行動心理学の中に「アンダードッグ効果」というものがあります。
アンダードッグ効果の行動心理学事例
弱い立場にある人や追い込まれている人を見ると、その人を応援したくなる心理状態になるというものです。
まあ、心理的には確かにあるかもしれませんが
これは全く逆の心理作用が働く事があると思います。
弱い人間にこそ鞭を振りたくなるという心理作用です。
勿論、私がそういう人間だというわけではありませんよ(笑)
ただ誰もが必ずしも弱い立場の人を応援したくなるものでは無いという事です。
なのでこの「アンダードッグ効果」を
マーケティングなどに活用する際は若干注意が必要です。
このアンダードッグ効果を真に受けて、
弱い人間を装ったり追い込まれている状況などを演出すると
それが逆効果に働いてしまう可能性もあるからです。
アンダードッグ効果のマーケティング活用事例
ただこの心理作用を活用していく上では、ちょっと方向性を変えるだけでそれを確実なものにする事が出来ます。
それは弱い立場や追い込まれている状況を演出するのではなく
「一生懸命さ」や「真剣さ」をアピールする事です。
一生懸命な人や真剣な人を馬鹿に出来るような人はなかなかいません。
そういう人を応援してしまったり、
そういう人のお願いを聞いてしまうのも立派なアンダードッグ効果です。
それもその一生懸命さや真剣さが自分の為では無く
お客さんの為だと思わせられれば、これはもう「勝った」も同然です。
例えその結果が著しくなくても、
例えその商品やサービスが完璧なものじゃなくても
人はその人や商品やサービスを受け入れてくれるものです。
アンダードッグ効果を簡単に利用する方法
昔、こんな事を言っている大人はいませんでしたか?「ダメでもいいから、とりあえず一生懸命やれ。」
これはある意味、的を得たアドバイスです。
一生懸命やれば結果が付いてくるというのもありますが
それ以上に一生懸命な人間はそれだけで人に認められるからです。
マーケティングにおいてもそれは一緒です。
一生懸命さ、真剣さをどう伝えるか。
これをうまく出来ればビジネスはもっとうまくいきます。
是非意識してみてください。(というか一生懸命やりましょう(笑))
K Uzaki
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カテゴリー:行動心理学