童話「北風と太陽」に学ぶコピーライティングの神髄。一流のコピーライターは「太陽のようなコピー」を書く

宇崎です。

イソップ寓話の中に「北風と太陽」という童話があります。

北風と太陽が旅人の服を脱がせる勝負をする、あの話ですね。

力いっぱい風を吹かせて服を脱がそうとする北風と
それに必死で抵抗する旅人。

結局、北風は服を脱がす事が出来なかったのに対し、
太陽はギラギラと旅人を照らす事で、
旅人は自ら服を脱ぎ棄てていったという話です。

まさに「良く出来た話」だと思いますが、
これは本当にあらゆる事、あらゆるビジネスに言える
その本質を突いている童話ではないかと思います。

ただ何よりこれがあてはまるのは、
それこそコピーライティングによって人を行動させる
そのプロセスそのものではないかと思います。

北風と太陽とコピーライティング


北風のようなコピー。

それは言わば自分の主張、自分の売り込みたい商品の
そのアピールだけをひたすら一方的に行う、
3流セールスマンの営業トークのようなものです。

相手の気持ちを一切考える事無く、
ただマニュアル化された言葉だけを相手にぶつけて
ひたすら商品のアピールや売り込みの言葉を投げ続ける。

いつでもどこでも、相手がどこの誰でも
とにかく同じ営業トークで商品をアピールし、
決まったタイミングで決まった売り文句を連呼する。

そんなセールスマンの営業トークで、
本当の意味での「価値」を生み出す事は出来ないと思います。

時にそういうコピーの方が単発的な売上であれば、
それなりに上がる事もあるかもしれません。

ただその「顧客満足度」という部分では
このようなコピーではほぼ絶対的に良い結果は生まれません。

成約の大半は「クレーム」や「不満」に繋がってしまうからです。

それは実状として相手に「押し売りされた感」が生まれるからですね。

ただ実際のところこの業界の人達が出しているメールマガジンや
情報商材等を紹介するセールスレターはそんなものばかりだと思います。

現にこの業界の情報商材や高額な塾や教材などは
ほぼ例外なく批判の声が上がっていると思いませんか?

これはまさにそんな「北風のようなコピー」が
その要因となっているところも多くあると思います。

そのような長い目で見たビジネス上の「利」を含め、
あなたが一流のコピーライターを目指したいなら、
北風のようなコピーを書いてはいけません。

可能な限り「太陽のようなコピー」を心掛け、
そして書いていくようにするべきだと思います。


出来る限り「太陽」のようなコピーを書く。


太陽のようなコピーとは北風のように
無理やり服を逃がせようとするようなのではなく、
読み手の自主的な「行動」を引き出せるようなコピー。

「欲しいでしょ!?」と押し売りするのではなく
相手に「欲しい」と言わせるコピー。

まさにそのようなコピーこそが、
太陽のようなコピーと言えるのではないでしょうか。

少なくとも一流と呼ばれるようなコピーライターは
そういうコピーを書けなければいけません。

そういう観点で見れば

「こちらの主張を伝えよう!」
「反応してもらえるコピーを書こう!」


という意識よりも遥かに重要な事は
「読み手の気持ち」を考え、そして「理解」していく事です。

むしろ意識の大半はそちらに集中していく方が
遥かに良いコピーを書く事が出来ると思いますね。

押し売り、売り込みの文章テクニックばかりを身に付けたライターと
きちんと読み手の気持ちを理解出来るコピーライター。

本当に人が反応させ、行動させられるコピーを書けるのは、
間違いなく後者のコピーライターだと思います。

それこそこの観点はこちらの講座に通じるものがあると思います。

>コピーライティングに必要な3つの能力

コピーライティングに必要な3つの能力。

それは、

1:常に相手(読み手)の心理を的確に読み取れる能力
※ターゲットが潜在的にどんな情報、メッセージを欲しているか

2:その相手に対し、伝えるべきメッセージを的確に選び出す能力
※ターゲットにどんな情報、メッセージを与えるべきか

3:そのメッセージを的確に文章に出来る能力
※一般的にコピーライティングと言われているスキルはほぼこれに集約

この「1」と「2」の能力こそが
太陽のようなコピーを書いていく上で必要不可欠な要素です。

ただコピーライティングのスキルを伸ばそうとする人は
どうしても「3」のスキルばかりを伸ばそうとします。

そしてそのスキルが伸びた気になって、
押し売りに近いコピーをどんどん量産していくわけです。

それではダメだという事ですね。

「1」「2」「3」全ての能力をバランス良く伸ばさなければ
本当に人を反応させ、行動させられるコピーは書けないと思います。

「読みたい」と思わせ「欲しい」と思わせ、
自主的な行動を起こさせる「太陽」のようなコピー。

実を言うとこれはそこまで難しいものではありません。

相手が思っている事、考えている事を理解して、
その理解を示し、共感してもらえるメッセージを与え、
その人にとって意義のある必要な道を示せばいいだけだからです。

これはむしろ強制力の強い北風のようなコピーを作り、
無理やり自分の考えを押し付けて行動させていくよりも
私は「遥かに簡単な事」だと思います。

私の師匠がネットビジネス業界に参入し、
そこまでコピーライティングというものの勉強を深めていない頃から
億単位の飛び抜けた実績を叩き出し続けているのは、
彼がコピーのスキルやテクニックよりも「人の心理」に重きを置いて
その本質を学ぶ事を徹底してきたからかもしれませんね。

私が師匠に受け継いだスキルを書き綴った、

「The Million Writing」

の教材内容が人間心理やその本質に重きを置いた、
これまでのライティング教材とは一線を画したものになっているのも、
その要因が大きいからではないかと思います。

「他のライティング教材、書籍では得られなかった気付きがありました。」
「初めてこの手の書籍で確信に近いものを得られました。」

そんな声を多く頂けているのも、その内容が
人間心理の本質に迫るライティング教材になっているからだと思います。

それでは、また次回。

K.Uzaki

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カテゴリー:心理原則

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