行動心理学「ヴェブレン効果」マーケティング活用。

「ヴェブレン効果」は商品やサービスの価格に応じて、
顧客側の期待、効果の意識が高まるという心理現象の事を言います。

ヴェブレン効果の行動心理学事例

商品を手にする前の段階では、


高額な商品=良い商品

安い商品=粗悪な商品



と考えてしまい、実際に商品を手にした後も


高額な商品=価格に見合う価値があった

安い商品=やはりそれなりの価値しかなかった



と、その効果や意識的な価値さえ価格に比例させてしまうわけです。

これを聞くと、モノを売っている側としては
モノを売る際は「利益」「顧客満足度」いずれに目を向けても、

「出来る限り高額な値段設定にした方がいい」

という結論に至ってしまいます。

価格を下げて良心的な金額で商品を売る
そのメリットが無いという話になってしまうわけです。


ヴェブレン効果のマーケティング活用事例

高級ブランド品がありえない金額で飛ぶように売れるのは
まさにこの心理作用が働いているからだと言えますし、
この情報業界の高額商品が飛ぶように売れていくのも
また同じような事が言えると思います。

高級ブランド品

実際にその情報商材に書いてあった内容が
その辺の本屋さんに並んでいる本と同じ内容だったとしても
数千円の書籍で同じ情報を提供していくより、
数万円の情報商材で情報を提供していく方が
情報を購入する際の期待値も購入後の満足度も遥かに高まるという事です。

それだけのこの心理効果は詐欺的な商法や商品にもよく用いられています。

消費者側の立場で商品の価格や中身を判断する際は
購入前の期待値、購入後の満足度、共に
価格は度外視して判断していくべきだと思います。

ただ商品を売る側、提供していく側に立っていく際は
このヴェブレン効果はそのマーケティングに多いに活用できます。

とくに中身の見えない情報商材関連の商品に関して言えば。
このウェブレン効果はまさに絶大な効果を発揮します。

但し悪用は厳禁。

間違っても詐欺的な商品や商法には利用しないようにしましょう。

K Uzaki

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2014年1月7日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:行動心理学

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