日常生活で出来るコピーライティングの基礎能力向上方法。

宇崎です。

先日、メルマガとブログの方で公開した
コピーライティングの最適なトレーニング方法という講座が、
思った以上に読者の方より良い反応を頂けました。
(とくにミリオンライティング購入者さん。)

「コピーを読み書きするという事の本質がわかりました。」
「少なからず今後の勉強に道筋のような見えました。」


というようなお便りを頂き、
私としても記事にしておいて良かったと思った次第です。

ただその中にはそこに「壁」のようなものを感じてしまい、
逆にライティングを「学ぶ」という事に対し、
更に難しさを覚えてしまった人もいるのではないかと思います。

勿論これは当然と言えば当然の事なので、
その部分を撤回するようなつもりは無いのですが、
実を言うとコピーライティングのトレーニングや鍛錬法には、
日々の日常生活の中でも自然に行っていく事が出来るものもあります。

今日はその辺りの日常生活の中で自然に行える
コピーライティング基礎能力の向上法を3つほどご紹介します。

■日常生活で出来るコピーライティングの基礎能力向上方法。


これはその言葉通り誰もが営む「普通の日常生活」の中で、
誰もが自然に行っていける本当に簡単なトレーニング方法になります。

ただその手軽さや簡単さとは裏腹に、
その成果や効果はかなりの高いものになりますので
是非、日常生活の中に取り入れていくようにしてみてください。

まずその3つの方法というのは下記のようなものにあります。

1、日常的に触れる言葉から「反応した言葉のバイブル集」を作る
2、多種多様、様々な人と関わり、常に相手の心を意識する
3、自分の好きなものなどを可能な限りプレゼンしてみる


では1つ1つについて解説していきます。


日常的に触れる言葉から「自分が反応した言葉のバイブル集」を作る


これはライティングスキルを向上させる為の読み書きで言えば、
「読み」の部分に該当するものになりますが、
要するに日常生活の中で自分が反応した言葉を
とにかくひたすら書き溜めていくようにするというものになります。

まずコピーというものに限らず人が「言葉」の読み書きを出来ているのは、
結局のところ日々の日常生活の中で「言葉」を理解してきたからです。

言葉の理解が知識をとなり、その知識がまた言葉を生み出せるわけですね。

そして誰もがほぼ毎日のように多くの言葉に触れ、
生活をしている事も間違いないと思います。

何気なく読んでいる雑誌や新聞、
その中で何気なく見ているチラシや広告。

その全てにはほぼ例外なく「言葉」が書かれています。

ただもしもその日常の中でコピーライティング力を高めていきたいなら、
これらを目にしていく意識と視点を少し変えていく必要があります。

ポイントは“常に自分の反応を客観的に見る視点を持つ事”です。

何かの広告や文章に納得させられたり、
感心したりする事があったなら、
何故その言葉に反応したのかを自分の胸に問いかけ、
常に再思考する癖をつけていくようにしてください。

そして手が空いているなら実際に反応した言葉やコピーを
とにかくひらすらメモしていくくらいでもいいと思います。

そこには自分が何故その言葉に反応したのか、
その理由を添えていってもいいくらいです。

それがまさにあなた自身にとっての、
「反応の取れる言葉のバイブル」になっていきます。

そしてそういった視点を常に持っていく事が、
そのままコピーライティング力の向上にも繋がっていくわけです。

それは雑誌を読んでいく上でも、新聞を読んでいく上でも、
マンガを読んでいく上でも変わりません。

またそのような意識をしながらも意図的に多種多様な本を読んで、
多く知識を取り入れていく事もライティング力の向上に繋がります。

どのような物事についての説明や解説を行っていく上でも、
多種多様な知識があれば様々な例え話や事例を
自然に挙げる事が出来るようになります。

ただ始めから全く興味の湧かない分野の本を読んでも、
それは極めて苦痛な事だと思いますので、
まずは自分が興味のある分野の本を読んでいくところから始めてみてください。

勿論それがコピーライティング関係の書籍でも問題ありません。

中には対して勉強にならないようなものもありかもしれませんが、

とにかく常に多くの「言葉」に触れてそれを客観的に思考し、
そして自らも多くの「言葉」を書き続ける事こそが
そのままライティング力の向上に繋がっていくというわけです。

これは日常的に目にする広告等でも全く問題ありませんので、
本を読んでいる時間も無いという人はそういうところで
出来るだけ意識的に「コピー」に目を向けるようにしてみてください。

日常生活でこれを毎日行っていくようにするだけで
あなたのコピーライティングの能力は少なからず高まっていくはずです。


多種多様、様々な人と関わり、常に相手の心を意識する


コピーライティングの原則には実に多くの心理学の知識が応用されています。

とくに社会心理学や行動心理学。

この辺りの知識を培っていく事はほぼそのまま
コピーライティングの勉強をしているに等しいくらい、
これら心理学のは「人を反応させるコピー」と深く関係しています。

ですので実際にあなた自身がこういった心理学の勉強をしていく事は
決して無駄にはならない有効な手段の1つだと思います。

ただ机上でどんなに心理学を学んでいったとしても
やはり「実践に勝るものは無い」という事が
世の中のあらゆる物事で実証されていたりします。

心理学の第一人者と言われるような学者が大金持ちとは限らず、
また経済学の権威と言われるような学者が投資で成功出来るとは限りません。

つまりどんなに机上の研究を重ねていったとしても、
やはり実践で培っていく経験に勝るものは無いという事です。

だからこそ人の心理を読み取れるようになりたければ、
とにかく多種多様、様々な人と関わりを持ち、
常に相手の心理を考える癖をつけるしかありません。

ただ何となく人と関わっていくのでは無く、
常に相手の気持ちや行動を予測してその答え探っていくわけです。

中でもより身になる実践は「恋愛」だと思います。

恋愛こそが自然と相手の気持ちを考え、相手を説得したいと思う、
人生においては最も大きなイベントと言えるからです。

恋愛経験をライティングスキルの向上に役立てていくというのは
若干不謹慎な話に聞こえてしまうかもしれません。

ただ私が言いたい事はそれくらい全ての人間関係を真剣に考慮し、
常に相手の気持ちを考えていく事が人の気持ちを理解していくという
その能力の向上に繋っていくという事です。

多いに恋愛をしましょうというのはちょっと違いますが
とにかく人の気持ちを考えて生活していくというのは
人としても大切な事だと思います。

それがライティング力の向上にも繋がるのですから、
まさしく「百利あって一害無し」というもの。

世の中の為にもこれは常に意識していくようにしてみてください(笑)


自分の好きなものなどを可能な限りプレゼンしてみる


先だってご紹介した2つの方法が「読み書き」における「読み」。

いわゆる「インプット」の部分だとするなら、
唯一これが日常生活で行えるアウトプットの部分。

読み書きで言えば「書く」という分野にあたるものだと思います。

ですのでコピーライティング力の向上という観点でも、
この3つの目の方法が最も効果的と言えるかもしれません。

やるべき事はシンプル。

“自分の好きなものなどを可能な限りプレゼンしてみる”というものです。

勿論これは「口頭」で構いません。

プレゼンするものは映画、漫画、好きな芸能人、音楽、何でもいいです。

何なら「今日あった出来事」だって構いません。

そしてその相手もとくに誰でもいいです。

家族、恋人、友人などなど、本当に身近な人です。

そういう人に自分の好きなものをプレゼンしていくわけです。

当然これはただプレゼンすればいいというわけではありません。

そのプレゼン自体に確固たる目的を定めるとするなら、

“その自分な好きなものに興味を持たせて行動させる事”

でしょうか。

本質的な目的は「コピーライティング力の向上」ですが、
その「興味を持たせて行動させる」という事は、
まさに“コピーライティングで成すべき事”に限りなく近いと思います。

コピーライティングは文章による説得ですが、
それはただ言葉を表現する形が文章になっているというだけで、
それは口頭で物事を説得する場合も変わりはありません。

自分の好きなものをプレゼンして
興味を持ってもらい行動してもらうという事は、
まさに自分の言葉でその人を説得した事になるわけです。

・どんな話を最初にすれば自分の話に喰いついてくるか。
・どんな構成で話を展開すれば飽きられずに話を聞いてもらえるか。
・どんなところをアピールすればその興味は更に高まるか。
・どう話を締めくくればその「興味」は「行動」に変わるか。


これはまさに「コピーライティング」で成すべき事であり、
これを口頭で行うのが「プレゼンテーション」だと思います。

あなたも経験はないでしょうか。

友人や恋人から映画や本の話を聞いて、
その映画や本への興味が湧きあがり、
それを見ずにはいられなくなってしまった事。

すぐに書店やツタヤに走ってその本やDVDをレンタルした事。

おそらく誰にでも一度はあると思います。

これを意図的に行っていく事はまさに
コピーライティングの能力を口頭で鍛えていく事なのです。

そのプレゼンを行っていく際、あなたの頭の中は
自分の話に興味を持ってもらう事、
その好きなものに関心を持ってもらう事、
その人にもその良さをわかってもらう事に集中するはずです。

それがまさにコピーライティング力の向上に繋がるわけです。

・どんな話を最初にすれば自分の話に喰いついてくるか。
・どんな構成で話を展開すれば飽きられずに話を聞いてもらえるか。
・どんなところをアピールすればその興味は更に高まるか。
・どう話を締めくくればその「興味」は「行動」に変わるか。


これらを意識的にプレゼンしていき、
それが出来るようになっていけば
必然的にあなたのライティング力は向上していくはずです。

私の師匠などはとくにトレーニングという意識は無いと思いますが
自分の好きな映画や漫画や音楽アーティストの話を普通にしてきます。

そのプレゼン力に私はいつもその映画が見たくなったり、
その漫画が読みたくて仕方なくなり、
もうその流れで何度漫画の大人買いをさせられたかわかりません。

ただ卓越したコピーライティング能力を持っている人は
そういった日常的な会話も非常に上手いという事です。

いつの間に自分はその話の中に引き込まれ、
何かをプレゼンされればその興味は尽きなくなってしまうんです。

誰でも何か1つくらいは人にお薦めしたい
自分なりの「好きなもの」があると思いますし
これは家族にも恋人にも簡単に出来るトレーニング方法だと思います。

とにかく本気で相手を「行動」させるつもりでプレゼンしてみる事。

「この前、話した○○、どうだった?」

と聞いて相手がプレゼンした映画や本などを手に取っていれば
あなたのプレゼン力は素晴らしかったという事になり、
そうでなければプレゼンが下手だったという事になります。

そうやってリアルに反応も確かめていけるわけです。

誰でも簡単に出来る事だと思いますので
これも是非、日常的にやっていくようにしてみてください。

以上、こうして解説させて頂いた3つのライティング力の向上方法は、
いずれも日常生活の中でも十分に行えるものでは無いかと思います。

言うなれば、今の日常の見方や視点を変えて、
より深く物事を考えていくようにしたり
人との会話を「何となく」のものから
相手の感情や興味を意識したものに変えていくだけでいいという事です。

是非、今日この瞬間からのあなたの日常を
コピーライティング力の向上に切り替えていってください。

それがあなた自身の多くの夢や目的を達成する事に繋っていくはずです。

それではまた次回。

K.Uzaki


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2014年2月15日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:コピー勉強法

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