コピーライティングの最適なトレーニング方法。鍛錬方法とは。
宇崎です。
よくメールマガジンの読者さんや、
The Million Writingの購入者の方などから、
このようなご質問を受ける事があります。
「コピーライティングの最適なトレーニング方法はありますか。」
要するにライティングの力を付けていく為の
トレーニング方法や鍛錬方法は何か、という事ですが
コピーライティングを一から学んできたものとして、
この辺りについては1つ答えを述べておきたいと思います。
勿論、この答えは師匠の受け売りでもありますが、
私も100%同意し、それを実践してきていますので、
“コピーライティングの能力を高めたい”
という願望をお持ちであれば是非参考になさってください。
それではいってみます。
コピーライティングの最適なトレーニング方法。鍛錬方法とは。
まずコピーライティングの教材を売っている者として、これからお話しする内容は商売上の話をするなら
決して「都合のいい話」ではありません。
何故ならコピーライティングの能力を向上させる上で、
本質的にその力を養っていくという意味では、
近道や早道のようなものは無いという結論に行き着くからです。
“苦労と努力を積み重ねていくしかない。”
結局のところ、これが1つの「答え」になります。
つまりこれは私が提供している教材を手にし、
それを読み込んでいくというだけでは
本質的にはライティング力の向上にはならないという事を意味します。
ただこれは「真理」であり「事実」です。
結局のところコピーライティングにおける高いスキルは
苦労と努力を積み重ねていかない事には身に付かないという事です。
どんな洗練され、作り込まれた教材等を目にしたとしても、
絶対にそれ「だけ」ではその能力は開化しません。
何故なら「コピーライティングの能力」というものは、
肉体において言えば「筋肉」のようなものだからです。
トレーニングを積み重ねない限り筋肉が付かない事と同様に
コピーライティングの力も「コピーを書く」という事を
とにかく積み重ねていかない事には身に付ません。
どんなに優れたトレーニング方法を熟読していっても、
疲れも感じる事も無ければ筋肉も付かない事と同じ理屈です。
ただ筋肉トレーニングの場合は、
何も考えずがむしゃらにトレーニングを続けるだけでも
やればやっただけの成果が少なからず得られます。
しかしコピーライティングの能力はそうではありません。
何も考えず無機質な文章だけを淡々を書き続けたところで、
やはりそれはライティング力の向上には結びつかないわけです。
頭をフル回転させて読み手の気持ちを考え、
1語1句を絞り出していってこそ身についていくもの。
それがライティング力というものです。
ただ「書く」という事においても、
基盤となる知識や原則が頭の中に入っていない事には、
洗練されたコピーというものを書いていく事は出来ません
言わば頭の中にその「材料」が無ければならないわけです。
そういった知識や原則といった「材料」になるものこそが、
私が公開しているようなコピーライティングの教材であったり、
書店等で販売されているライティング関係の書籍なのです。
それらを基に自分の頭の中に「原理原則」を詰め込み、
その材料を基に頭をフル回転させてコピーを書いていく。
要するに「読んで書く」という事。
これがコピーライティングの能力を開化させる、
唯1つのトレーニング方法であり、鍛錬方法だと思います。
結局のところコピーライティングにおいては、
これ以上の鍛練法はありませんので、
こればかりは苦労と努力を積み重ねていくしかありません。
ただそんな苦痛と共に身に付けていった能力は
それを培っていった人にとって一生涯の「財産」になるはずです。
少なくとも私のThe Million Writingを購入されているような方は
その原理原則という部分では極めて質の高いものを
しっかりと吸収していける環境にあるはずです。
勿論、あの一冊を何度熟読していったとしても、
最初は1つのコピーを作り出していくというだけで、
人によってはノートやパソコンを目の前に頭が痛くなるほど、
試行錯誤を繰り返していく事になるかもしれません。
そこから更に膨大な時間を費やしていく事もあると思います。
ただその「試行錯誤の時間」こそがトレーニングであり、
まさに“ライティング力が向上していっている瞬間”なのです。
深く考える事も無くスラスラ文章が出て来る。
それで反応の取れるコピーを書ける段階に至っているなら、
もはやそれは私の師匠クラスの領域かもしれませんが、
最初の段階でそれは到底ありえない事だと思います。
ろくに鍛錬も積んでいない段階で、
スラスラとコピーが出て来るというのであれば、
それはおそらく何も考えずただ「文章」を書いているだけです。
そんな文章ではおそらく反応は取れません。
考えて考えてコピーを絞り出していく。
それがコピーライティングを本気で学び始め、
そのスキルを高めている段階のあるべき姿です。
私はもとより師匠にだってその時期がありました。
私などは今でもその繰り返しです。
この講義の文章でさえ、そうスラスラとは出てきていません。
どう伝えればあなたに理解してもらえるか。
どう表現すれば共感してもらえる文章になるか。
これを頭の中をフル回転させて魂を込めて書いているんです。
ただそのように「魂を込めたコピーや文章」を書き上げていくほどに、
次第に「考える」という時間は短縮されていくはずです。
その反復と継続こそが“力”と“スピード”を生み出していきわけです。
そしてその“力”と“スピード”こそが、
そのままあなたの収入に比例する礎となっていくいきます。
いかに魅力的なコピーを素早く書き上げていく事が出来るようになるか。
これはいかに「実践」を積んでいくかに左右されます。
そしてその「実践」はひたすら読み手の気持ちを考え
コピーライティングの正しい原理原則に沿って、
反応の取れるコピーを自分なりに絞り出していく事なんです。
少なくとも私達はその洗練された正しい「原理原則」を
このブログやThe Million Writingという教材で提供しています。
ただこれは決して私達の教材一冊があれば、
他のコピーライティング関連の書籍等は
全て読む必要が無いと言っているわけではありません。
読める時間と意欲があるなら、
読める本や書籍は幾らでも読んでいくべきです。
「言葉」を生み出すものは「言葉」しかありません。
あなたが生み出していく「コピー」は、
その言葉によって吸収された知識や思考から生まれていくのです。
より多くの文献に触れ、知識を蓄え、
そしてコピーライティングの原理原則を学び、
それらを基にコピーを書いていく。
それがコピーライティングの力を高めていく唯一の方法だと思います。
コピーライティングの最適なトレーニング方法の総括。
今回の講義をまとめます。コピーは頭の中から湧き出てくるものですから、
読む事、書く事(厳密には創造する事)でしか、
その能力は高まっていきません。
コピーを書くという事に「頭を巡らせる事」が
最も適切なライティングトレーニングになるという事です。
ですので私達の教材「The Million Writing」にしても、
それをただ漠然と「読むだけ」では、
ライティングの力はほとんど向上しません。
勿論、何もしないよりはマシですが、
ライティングの力を向上させたければ、
読んで“考えなければならない”と思ってください。
これはコピーを書いていく時も同じ事で、
ただ漠然と書いていくだけでは能力は一向に向上しません。
「書く」事が重要なのでは無く、
コピーを頭の中で「作り出していく事」が重要なんです。
「書く」という行為はただの「アウトプット」に過ぎませんので
そこに重点を置いてはダメだという事です。
この点については効率の悪い勉強をしている学生などには、
まさにこの「悪い傾向」が垣間見えると思います。
例えばノートを一生懸命取っていても点を取れない学生。
これは完全に黒板に書かれている内容を
ただひたすらノートに書き写すという事に集中し過ぎています。
黒板の内容を書き写したノートはやたらと綺麗なのに成績が悪い。
そういう人は回りにいませんでしたか?
逆にノートは完全になぐり書きなのに成績は良い。
そんな人も一人はいたのではないかと思います。
これはまさに「ただ黒板に書かれた事を綺麗に書き写していた人」と
「自分なりに重要なポイントを考えてメモしていた人」の違いです。
ここ最近は私も師匠も多忙を極めている為、
なかなか「セミナー」というものを開催出来ていませんが
セミナーをすると「メモの取り方」1つだけでも、
その人の吸収力が少なからず見えてきます。
ホワイトボードの内容を書き写す事に集中してしている人と、
物事を考えながら要点を的確にメモしている人。
ここで既に学ぶという事自体に差が出ているんです。
ただこれは「その事」をこれまで
誰も教えてくれなかった事に問題があります。
読む事、書く事が重要なのでは無く、
それを吸収し自分なりに考え、
自分なりにアウトプットしていく事に重要なんです。
これはコピーライティングの鍛錬でも同じ事。
読む事、書く事が重要という人はよくいますが、
その本質は読む事、書く事自体が重要なのではありません。
読んだ内容を頭の中で分析し、吸収し、
それを材料に頭をフル回転させて
新たなコピーを作り出していく事が重要なのです。
これはコピーライティングに限らず、
どんな物事を学んでいく上でも非常に重要な事です。
自分の子供がやたらと綺麗に黒板の内容を
ノートに書き写しているようなら、
少し勉強の仕方を教えてあげた方がいいかもしれませんね。
それでは。
K.Uzaki
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2014年2月13日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:コピー勉強法