行動心理学「スノップ効果」と「バンドワゴン効果」マーケティング活用。
先日の記事でもご紹介した特定の商品やサービスに対して、
その購入者や利用者が多いと認識するほど、
顧客の満足度や安心感が高まっていくバンドワゴン効果。
この心理現象に対して人は潜在的に
「他の人とは違ったものが欲しい」
と思う心理現象も持っています。
これを「スノップ効果」と言います。
スノップ効果の行動心理学事例
希少性の高い限定商品などを欲しいと思うような心理的欲求もこのスノップ効果から現れるものになります。
ただ一見するとこの「バンドワゴン効果」と
それに対する「スノップ効果」は全く真逆の心理作用であり
「結局のところどっちの心理現象が強いのか。」
と、マーケティングを仕掛ける側の人は考えます。
ただその答えとしてはどちらの心理作用も利用すべき、です。
そもそも一見相反するかのように見える
この2つの心理現象はその利用方法によっては、
実は全く相反するものにはならないからです。
スノップ効果、バンドワゴン効果のマーケティング活用事例
例えば・・・1000名限定のこちらの商品、
わずか2日間で980セットが完売!
このサイトの訪れた人の8割が購入していっています!
この一文、いかがでしょうか。
スノップ効果による「希少性」を与えつつ、
バンドワゴン効果による心理効果もしっかりと押さえています。
または、
前回100セット完売後1万件の申し込みが殺到した
こちらの商品をわずか10セット限定入荷!
こちらも同様にバンドワゴン効果を作用させつつ、
スノップ効果による希少性を明確に与えています。
つまり重要な事は
“その商品を求めている人や欲しがっている人が多い”
という点を強調しつつ、
“しかしその商品を手に出来る人はごくわずかである”
という希少性を与えていけば、
見事に2つの心理作用を同時に刺激していけるわけです。
多くの人が欲しがっているが手に入りにくい商品。
マーケティング上、こういうものを演出出来れば
必然的にその商品への関心や欲求は高まります。
スノップ効果とバンドワゴン効果の並行利用。
マーケティングを仕掛ける際は是非活用してみてください。
K Uzaki
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2014年1月5日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:行動心理学
行動心理学「バンドワゴン効果」マーケティング活用。
バンドワゴン効果は行動心理学原理の1つで、
特定の商品やサービスに対して、
その購入者や利用者が多いと認識するほど、
顧客の満足度や安心感が高まっていくという心理現象の事です。
バンドワゴン効果のマーケティング活用事例
「既に多くの人がその商品やサービスを使っている」
そう認識させる事で、顧客のその商品への安心感は
必然的に高まりを見せてしまうというわけです。
情報商材のセールスレターなどに数多く掲載されている、
「購入者・利用者の声」などはまさにこの効果を再現していますし
“大手ASPインフォトップで売上第1位”
というような見出しを大きく公開しているのも
この「バンドワゴン効果」を狙っての
意図的なマーケティング手法の一貫と言っていいと思います。
売れている=多くの人が利用している=安心できる
こういう心理の流れを自然に作り出してしまうわけですね。
バンドワゴン効果の行動心理学事例
あとはコンビニやデパートのトイレに貼り出されているこんな貼り紙。
“いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます。”
これはまさにバンドワゴン効果を狙ったものに他なりません。
「みんな綺麗に使っているんだな。」
と思わせる事で実際に綺麗にトイレを使う人が増えるという作用です。
ここに
“トイレを汚す人が多いので綺麗に使ってください。”
という貼り紙を貼ると、トイレを綺麗に使わない人が続出します。
これは実際に行われた心理学実験でも同じ公園内に
“公園にゴミを捨てる人が多いので捨てないでください”
という看板と
“いつもゴミを持ち帰って下さる皆さんに感謝します。”
という看板を掲げた際、
前者の看板の周りではゴミを捨てる人が増えた事に対し、
後者の看板の周りではゴミは
ほとんど捨てられなかったという結果が出ているそうです。
「バンドワゴン効果」
知らず知らずのうちに様々なところで利用され、
知らず知らずのうちに私達もその心理を利用されているという事です。
コピーライターやマーケッターという立場にある人は
こういう原理を利用する側の立場にならなければいけませんね。
是非有効に活用してみてください。
K.Uzaki
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2014年1月3日 | コメントは受け付けていません。 |
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