マーケティング、ネットビジネスなどに共通する成功法則。

ネットビジネス、マーケティング、コピーライティング。

私の師匠は、これらの分野でかなり早い段階で成果を上げ、
おそらく1~2年足らずで業界トップクラスの数字を上げていました。

「年収で5憶円を稼ぐコピーライター。」

業界内でそう呼ばれていたのはネットビジネスの業界に参入し、
同時にコピーライティング、マーケティングの勉強を本格的に始めた、
そのわずか1~2年後の話です。

そんな私の師匠が、ネットビジネスやマーケティング、
そしてコピーライティングなどのあらゆる分野に共通する

「成功の絶対法則」

にあたるものを、ご自身のメルマガを介してお話ししていました。

以下にその内容をそのまま転載させて頂きますので是非、ご覧ください。

マーケティング、ネットビジネス、あらゆる分野に共通する成功法則。

これは、とくに「ビジネス」に限る話ではないのですが、
私が何か新しい分野の物事を1から始めていくという場合、
まずはその対象となるものを「俯瞰」で捉えるようにしています。


その物事の仕組みや構造などの「全体像」を俯瞰して、


・何がその根底にあるのか。

・その根底にあるものの本質は何なのか


といった事を、まずはしっかりと考察して見定めるわけです。


その上で、実際に見えてくる「根底にあるもの」や「本質」などは、
決して揺らぐ事のない、その基盤(ベース)にあたるものに他なりません。


そして、例えどのような物事を進めていく場合においても、
やはり、最初にしっかりと押さえていくべきものは、
その根底にある本質や基盤であるべき、というのが私の考えです。


断片的な情報や偏った情報などに振り回されるのではなく、
まずはその全体像を俯瞰的に捉えた上で見えてくる


「その根底にあるもの本質や基盤」


をしっかりと把握するべきであり、
そこに付随する「要」となるものを見極めた上で、
そこへ集中して心血を注いでいくわけです。


つまり「あらゆる物事に共通する、いち早く結果を出すための法則」とは、


・全体像の俯瞰によって見えてくる「根底にあるもの」の考察

・その考察から見えてくる「本質」や「基盤」にあたるものの把握

・その本質と基盤に付随する「要」となるものへ集中的に心血を注ぐ


この法則に沿って物事を捉え、行動していくという事であり、
ただこれを徹底しているだけと言えば本当にそれまでなのですが、
事実、私は何をやるにしても、ほぼこれ以外の事は何もやっていません。


例えば、ここ最近、私が実際に手掛けてきた分野で言うと、


・ネットビジネス

・資産運用)


この2つが、このメルマガでもオープンにしているものになります、
やはり、この2つの分野でも、私はこの「法則」に従う事で、
それなりに早い段階で「結果」を出す事ができています。


それこそ、私が資産運用関連の情報を取り上げ始めた際には、


「(ネットビジネスとは)全く畑違いな分野にも関わらず、
 何故、本條さんは、いとも簡単に結果を出せてしまうんですか?」


というような質問を何通か、実際に頂きました。


ただ、私が『簡単』に結果を出せたのかどうかは別として、
ネットビジネスにせよ、資産運用にせよ、実に多くの人が、
思うような成果を上げられずにいるというのは事実だと思います。


そして、そのような「思うような成果を上げられていない人達」は、
高い確率でここで言及した「法則」とズレた事をやっている傾向にあり、
逆に成果を上げている人は、大筋はその法則に近い事をやっている傾向にあるんです。


———————————————————————

その根底にある本質、その基盤となっているものは何なのか。
———————————————————————


これは投資の世界やビジネスの世界に限らず、
世の中のどのような物事にも共通して言える事として、


・その根底にある本質的な何か

・その基盤となっている何か


にあたるものが、そこには必ず「ある」ものだと思います。


そして、そのようなものを理解できているのといないのとでは、
そこからその物事における何を学んでいくような場合においても、
大きな「違い」を生んでいく事になります。


少なくとも、その「本質」や「基盤」を捉える事が出来ていれば、
それを足掛かり、それらに付随するような「何か」を、
そこへと結び付けられるように学んでいく事が出来るはずです。


ですが、それらが根本的に見えていないような状況では、
それこそ何を学ぶ事が正しく、何を学ぶ事が無意味なのかも分からないまま、
その1つ1つの学びが全て断片的、表面的になり、
それをどこに向けていくべきかの「方向性」も見えてきません。


これは物凄く当たり前の事を言っているようですが、
あらゆる物事において、それを上手く進められていないような人は、
まさにここで言う後者のような道を辿っている傾向にあります。


その物事の根底にある「本質」や「基盤」を理解せず、
ただやむくもに誰かが言った


「これが重要」


という言葉だけを真に受けてしまい、
そのままあてずっぽうな勉強や行動ばかりを取っているため、
いつまでたっても地に足がつかず「失敗」してしまうわけです。


故に、何か新しい物事に1から手を付けていく場合は、
まずその物事の全体像を俯瞰で捉え、その根底にあるもの、
その本質や基盤となっているものを捉えていくようにするべきなんです。


じっくりと時間をかけて学ぶべき事、追求していくべき事は、
その「本質」や「基盤」となっているものを捉えた上で判断し、
そこに結びつくように進めていけば問題ありません。


むしろ、これは「そのようにするべき」であり、
例えば私が「ネットビジネス」の業界への参入を検討した際も、
やはり、最初は、その全体像を「俯瞰」した上で、


「このビジネス(市場)の根底にある本質的なものは何なのか」

「このビジネス(市場)の基盤となっているものは何なのか」


を考察していくところから初めていきました。


それこそ、私がそれを考察したのは、もう10年以上も前になりますが、
それでも、結局のところ「ネットビジネス」と呼ばれるものは、


『自分の掲げるメディア(サイト、SNS、動画など)にユーザーを呼び込み、
 そこで何らかのアクションを引き起こす事が出来るかどうか。』


であり、これは今現在も変わらない「根底」と言える部分だと思います。


故に、その根底にある「本質」と言えるものは、


・ネットユーザーが特定のサイトに訪れる状況の考察
(何故、その人はそのサイトにアクセスしたのか)

・ネットユーザーが何かに申し込み、金銭を支払う状況の考察
(何故、その人はそこにお金を払うのか)


これらを考察した上での「答え」がそれにあたるはずであり、
実は、この2つの「答え」はどちらも共通したもので、


『自分自身の欲求を満たすため』


に他ならないと思いました。


何かを「知りたい」というのも1つの欲求ですし、
その「知りたい」という欲求そもののが、
何らかの悩みや願望から生じてる可能性が高いため、


・インターネットを介していかにユーザー(見込み客)の欲求を満たすか。

・いかにその「可能性」を感じさせて「行動」を引き出すか。


これがネットビジネスの「本質」に近いものと結論付けたわけです。


よって、これらを実際に実現していくには、


・ネットユーザーの欲求を解消できる何か(情報、商品、サービス)

・それをネットユーザー(見込み客)に示す事ができるメディア
 (そのようなメディアを1から作り出せるスキル)

・そこに「可能性」を感じさせて「行動」を引き出せるすためのスキル


この3つが、その「本質」に付随する『要』にあたるものと考えました。


ただ、実際のところ「情報」にあたるものは、
時間と労力さえかければ今は大半の情報が手に入る時代です。


また、アフィリエイトという仕組みを使えば、
第3者(他社)の商品やサービスを「紹介する」という立場でも
十分に「ネットビジネス」を展開していく事が可能であるため、


『ネットユーザー(見込み客)の欲求を解消できる何か』


にあたるものは、必ずしも自ら用意していく必要があるものではなく、
これは「既に在るもの」を用いていく形でも成立するものだと思います。


故に、自分自身がまず心血を注いでいくべきは、


・然るべき見込み客に然るべき情報を示す事ができるメディア
 (そのようなメディアを1から作り出せるスキル)

・そこに「可能性」を感じさせて「行動」を引き出せるすためのスキル


これらを追求していく事に他ならないと考えたわけです。


アフィリエイトという形で商品やサービスを扱う場合も含めて、
仮に自分がどんなに優れたものを扱う事が出来ていたとしても、
それを然るべき見込み客に示し、それを手に取ってもらう事ができて、
そこで初めて「結果」に繋がるのが「ネットビジネス」の世界だからです。


ただ、これらはインターネットの特性として、
どちらも共通した「同じスキル」でクリアする事ができるものであり、
それが他でもない、私がネットビジネスを始めた当初から追求し続けた


『文章のスキル(=コピーライティングのスキル)』


だったというわけです。


そこからの私個人のネットビジネスの経歴や実績は、
それこそ私の名前で実際にググってもらえれば、
私がネットビジネスを始めた当初の「所得」にあたるものが
ごまかしようのない「報道の記事」などで出てきますから、


「参入から1~2年足らずで億単位の収入を得ていた事」


は、不本意ながらも、それらの情報で完全に裏も取れてしまいます(笑)


ただ、私がそれくらいの期間で、それだけの結果を残せたのは、
まさに、ここでそのままお伝えしたような、


・全体像の俯瞰によって見えてくる「根底にあるもの」の考察

・その考察から見えてくる「本質」や「基盤」にあたるものの把握

・その本質と基盤に付随する「要」となるものへ集中的に心血を注ぐ


この流れによって導き出した「答え」に沿って行動してきたからに他なりません。


それ以外に、特別な事は何もやっていないわけです。


逆に多くの「ネットビジネスで挫折した人」は、その大多数が、


・とりあえずブログを作ってみた

・とりあえずツイッターの勉強を始めてみた

・とりあえずフェイスブックを始めてみた

・とりあえずユーチューブに動画を投稿してみた

・とりあえず・・・・


といったように、ネットビジネスの根底にある本質も見えていない状況下で、
断片的、表面的に、話題になっているもの、流行っているものに手を出し、
自分がやっている事の方向性さえも明確にできていない傾向にあります。


地に足を付けていない状態で、その方向性さえ不明確なのですから、
そのような状況で結果を出せるはずがないんです。


故に、これは「ネットビジネス」に限る事ではなく、
何か新しい物事を1から始めていくという場合は、
まずは必ずその全体像を俯瞰で捉えていく事をお勧めします。


そして、その根底にある本質や基盤となっているものを考察し、
あくまでも、それらを捉えた上で、何をするべきか、
何を学ぶべきかを関連付けて判断していくべきだという事です。


ただ、これは、どのような物事にも通じる抽象論でありながら、
この上なく具体的な論理でもあると思いますので、
これを具体的に実践していく事は決して難しくはないはずです。


これから何か新しい事にチャレンジしようとしているようなら、
それこそ、意識的に実践するようにしてみてください。


以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

また、ご要望の声や私的に「これは」と思うものがあれば、
師匠の許可を頂けたものは、またブログに転載していきます。

PS

「というか、そのメルマガの登録URL、教えてよ。」

という方は、個別でメール(K.Uzaki e-mail)の方を頂ければと思います。

私の方からブログやメルマガなどで師匠の事を、

「この人が私の師匠です」

とご紹介するような事は基本的にありませんが(本人が望んでいないため)
かと言って師匠の事を強いて隠す意図があるわけでもないため、
個別にメールを頂けた方には普通にご紹介しています。

このようなメルマガをもっと読んでみたいという方はお気軽にご連絡ください。

K.Uzaki

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2021年2月26日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:師匠関連

コピーライター宇崎の師匠が選ぶ「凄いキャッチコピー」3選

こちらのブログで、時折ご紹介している、
私、宇崎の「師匠」のメルマガからの転載記事ですが、

『凄いと思ったキャッチコピー3選』

というテーマで、師匠が純粋に「凄い」と思ったコピーを3つほど、
凄いと思った理由などの解説付きでご紹介されていたものがあります。

以下の原文をそのまま転載させて頂きますでの是非、ご覧ください。

コピーライター宇崎の師匠が選ぶ「凄いキャッチコピー」3選

一応は「コピーライター」として知られているっぽい私なのですが、
このメルマガで「コピーの話」をした事はほぼありませんでした。


基本、コピーライティングという分野の情報発信については、
私の弟子を自称してくれている方を通して行えているので、
コピーの方の話はほぼその方のチャンネルを通して行っています。


ですので、このメルマガでコピーの話は、
あえて「ほとんど」と言っていいレベルでしていません。


ただ、今日はあくまでも「私目線の言葉」で、
ちょっとした「コピーの話」をしたかったので、
今回は珍しく、ここでその話をさせて頂ければと思います。


題して・・・


『「スゴい」と思うコピー3選』


です(笑)


要するに、私が「凄い」と思うキャッチコピーを3つほど紹介し、
その何が凄いのかを講義してみようという試みですね。


このようなテーマで講義をしようと思った理由としては、
このメルマガではコピーの話をほとんどしていないわりに、


「これは凄いと思うコピーを教えてください。」


的な質問を読者の方から頂くことが多かったからです。


ただ、このような質問をされた読者さんは、


「凄いと思うセールスレターを教えてください。」


という意味合いで質問をされていたかもしれません。


ですが情報商材のセールスレターとなると、そのターゲットや、
先立つマーケティングによって色々と見方も変わってきますし、


「ほぼ全てのコピーが良いところもあれば悪いところもある」


というのが実際のところですので、手放しに


「これは凄いセールスレターです!」


と言えるようなものは、正直言ってなかなかありません。


まあ、情報商材のセールスレターは非常に「長い」ですから、
あれだけ長文のコピーとなれば、それは当然だと思います。


ですので、今日、私が取り上げるコピーは、
あくまでも「キャッチコピー」であり、


『読んだ人の心にイメージを植え付ける為のコピー』


という視点で選定したものになります。


そういうものでよろしければ、是非お付き合いください。


それでは早速いってみましょう。



■「スゴい」と思うコピー3選 その1


まず1つ目に選んだコピーは、


「プラン・ジャパン」


というボランティア団体のこちらの広告コピーです。




『 13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。 』




これは貧困国などの女性の自由を守る、
その支援活動の為のキャッチコピーらしいのですが、
おそらく、日本のライターが作ったコピーなんだと思います。


何というライターさんが作ったコピーかは不明で
一般募集などで決まったコピーの可能性もありますが、


「貧困国などの女性の自由を守る支援活動のコピー」


という題材で、このコピーを考えた発想や着眼点、
その全てにおいて私は本当に「凄い」と思います。


基本的にキャッチコピーというものは
その大半が営利目的の企業をアピールする目的、
何かの商品のイメージを植え付けていく目的で作られますし、
私もそういうコピーばかりを作ってきています。


ただ、そういう「その先に営利を求める発想のコピー」では、
このようなコピーは、なかなか出てきません。


私自身、こういった非営利団体や、
そういったキャンペーンのコピーの作成は未経験なのですが、


「貧困国などの女性の自由を守る支援活動のコピー」


という題材を与えられてこのコピーはまず出て来ないです。


“13歳で結婚し、14歳で出産というのが当たり前の国もある”


実際にそういう国や民族がいることくらいは、
多くの人が普通に認識している事だと思いますが、
その現実に目を向けてコピーの題材にするという着眼点。


そして


『でも、その女性はまだ「恋」を知らない』


という、その表面的な現実からは決して見えて来ない、
女の子の「心」をコピーに表すという発想。


しかも、これは「恋愛をして異性と結びつく」という事が
ほぼ「当たり前」になっている先進国の人達の感覚や視点を
それこそ「俯瞰的」に捉えなければ出て来ないコピーです。


おそらく女性が書いたコピーではないかと思いますが
たった1行のシンプルなコピーにも関わらず、
あらゆるイメージが頭の中に広がるだけでなく、
そこから「感情的な何か」が心の中にも湧き上がってきます。


まさに頭の中にただイメージを広げるだけでなく、
読み手の心の中の「感情」にまで響いてくる、
本当に秀逸なコピーだと思いますね。


このコピーを目にして[[name]]さんの頭の中に浮かぶイメージ、
心から湧き上がってくる感情そのものがそのまま、
このコピーの「凄さ」そのものだと思います。


わりと最近作られたコピーだと思いますが、
どこかの駅のポスターで最初に目にした時、
思わず本気で見入ってしまいました。


職業柄、広告などのコピーを目にしていく際は、
まずは一度、フラットな目線で見た後に、


「このコピーを作ったライターは、
 どのような思考でそのコピーを作ったのか」


を考え、そこから、


「自分だったら、この題材でどんなコピーを書くか」

「自分だったら、この題材でこれ以上のコピーを書けるか」


などを考えていく事が多いのですが、
このコピーに関しては余りにも秀逸過ぎて、


「自分だったら、この題材でこれ以上のコピーを書けるか」


ということを考える事さえしませんでした。


逆にこのコピーを見て、私自身、コピーの素晴らしさ、
そして「奥の深さ」を再認識させてもらいましたね。


そして、自分自身は「まだまだだ」とも思いました。


これくらいのコピーを当たり前に書けるようになれれば、
それこそコピーの力で世の中を、世界中を
もっとよくしていけるような気がします。


きっとこのコピーを書いた人には、
そんな強い「使命感」のようなものが宿り、


「この支援活動を絶対に広めなければならない」


という思いがこうしてコピーに現れたのではないでしょうか。




『 13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。 』




何度見ても、本当に素晴らしいコピーだと思います。




■「スゴい」と思うコピー3選 その2


続いて、2つ目のコピーです。


都内に住んでいる人なら見た事があるかもしれませんが
某所のレコードショップの看板に使われているこのコピーです。




『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』




これをコピーと言っていいのかはわかりませんが、
一応、実際にそのレコードショップの看板には、
このコピーがそのまま掲げられています。


↓(こんな感じです。)


http://forafterhours.jp/weblog/img/071210.jpg


よって、これが「コピーである事」には違いありません(笑)


もともとは「江戸アケミ」さんというミュージシャンの、
本当に「何気ない一言」だったらしいのですが
それを聞いたこのレコードショップの店主が
その一言をそのまま看板にしてしまったというものです。


ただこれに関しては、レコードショップのキャッチコピーとして、
このコピーが良いか悪いか、というものではありません。


ただの「名言っぽいもの」と言えばそれまでですが、
このレコードショップは業界ではかなり有名な
アンダーグラウンドな音楽レコードばかりを扱うお店で、
これをそのままお店の看板のコピーにしてしまった店主が


「パンクだな~」


と思い、私は本当に好きなコピー(看板広告)なんです。


勿論、この「言葉」自体も私は普通に大好きで、
本当に何気ない会話の中で出てきたこの言葉を
おそらくその店主も気にいって看板にしたんだと思います。


そういう意味では普通にセンスあるな~と思いますし、


「やっぱ」


という出だしの一文がこのコピーに味を出していると思います。


色々な事を試して、色々な事をやってみて、
そのような紆余曲折を色々経て、




『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』




という言葉の重み。


これは人生にもビジネスにも、そして何より、
コピーライティングにも通じるものがありますね。


やっぱ「自分なり」でいいんですよ(笑)


でも、それは最初から自分なりでは駄目なんです。


それはただの「自分勝手」と変わりません。


何においても、最初は誰もが未熟なものだからです。


だからこそ、まずは受け売りでも物事を吸収して、
時には人の意見や話もしっかりと聞いて、
時には人の真似事をして。


その積み重ねでいつしか「自分なり」が見えてくる。


そこで初めて、



『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだ。』



という結論に至る事が出来ればいいんじゃないでしょうか。


このコピーは、そういう私なりの人生観に
物凄く通じるものを一言で表してくれている言葉で、
本当に大好きな言葉なんです。


でも、どんなにその言葉を気にいったとしても、
それをそのままお店の看板にしようとは流石に思いません(笑)


そんな発想にまずならないからです。


でも、それを実際にやってしまっているのが、
この「フジヤマ」というレコードショップです。


ちなみにこの言葉の生みの親である江戸アケミさんという方は、
90年代の初めに36歳くらいで亡くなっています。


この看板は江戸さんが亡くなられてから、
そのレコードショップの店主が彼との会話の中で、
頭にこびりついて離れなかったその言葉を
そのままこうして看板にして掲げたものなのだとか。


そのお店や看板はいつか無くなってしまうかもしれませんが、
その「言葉」はこうして残っていくのかもしれません。


少なくとも私の頭の中にはハッキリと残り続けると思います。


コピーライターとして「言葉」を扱っている以上、
そういう言葉を生きているうちに1つでも残していきたいものですね。




■「スゴい」と思うコピー3選 その3


最後はちょっと「ズルい」かもしれませんが、
商業的な面で最も成功したとされるこのコピーは、
やはり3選の1つには選んでおきたいです。




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




誰もが一度は耳にした事があるコピーだと思いますが、
ダイヤモンドの採鉱・流通を手掛ける


「デビアス社」


のPR機関N.W.アイレ親子商会が仕掛けた
ダイヤモンドのマーケティングキャンペーンの中で、
そのスローガンとして掲げられたコピーです。


これはそのマーケティングそのものが大成功を納めたもので、
多くの人が頭の中に描く「ダイヤモンドのイメージ」は
ほぼ全てこのマーケティング戦略の産物に他ならないと思います。


今現在の段階でリアルタイムに、


「ダイヤモンドのマーケティングを仕掛けられている」

「ダイヤモンドのマーケティングを仕掛けられた」


という認識がある人はほとんどいないと思いますが、
そのようなイメージマーケティングを
リアルタイムな形で一切受けていなくても
ダイヤモンドに対しては、誰もが、


・高級なイメージ

・最も高価で価値のある宝石というイメージ

・婚約、結婚の指輪と共に贈るものというイメージ


といったものを印象として抱くと思います。


それだけ当時のデビアス社が仕掛けたマーケティングは、
人々に「ダイヤモンドに対してのイメージ」を
こうして時代を超えても絶対的に根付かせられるほど、
大きな成功を納めたものになっているわけです。


そのマーケティングキャンペーンの成功には、
少なからずその中で掲げられたキャッチコピー、




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




これが大きな要因の1つになった事はまず間違いありません。


もともとは結婚式にダイヤの指輪を贈るような習慣は、
日本はおろか欧米諸国にも一切なかったそうですが
そこに「永遠の輝き」というイメージコピーを、


結婚 = 永遠の愛を誓い合うもの


というところにリンクさせる事によって、
デビアス社はそのマーケティング戦略において


『結婚、婚約にはダイヤの指輪』


というイメージを定着させていったと言われています。


また、この「永遠の愛の象徴」というイメージは、
軽々しくダイヤモンドを転売させない「重し」の役割も果たし、
当時は中古品が市場に出回る大きな抑止力にもなったそうです。
※これは今でもそうかもしれませんね。




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




ただこれだけのシンプルなコピーが、その結果として、
あらゆる面で多大なイメージ効果、販促効果を生み出したわけです。


このキャッチコピーがいかに成功しているかは、
多くの人のダイヤモンドのイメージがそのままの答えですので、
その裏付け的な話は全く必要ないと思います。


ただ、事実これだけのコピーにもそれだけのイメージ効果があり、
それが今も時代を超えて普通に根付いているわけです。


コピーの力がどれだけ「絶大」なものであるか。


ダイヤモンドのこのキャッチコピーはまさにそれを物語ってますね。



以上が「スゴい」と思うコピー3選で、




『13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。』


『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』


『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




いずれも全く異なる「角度」でご紹介させて頂きました。


「コピー」としてなら1つ目。

「言葉」としてなら2つ目。

「商業的な成果や結果」で言うなら3つ目。


といった感じでしょうか。


実際のところ、ここまでのコピーですと、
ほぼ参考に出来るようなレベルではないと思いますが、
それでもコピーライティングを勉強しているような人には
何かしら「感じられるもの」はあったのではないかと思います。


そういうコピーを厳選したつもりですので。


とくにコピーとは無縁というような人にも、
コピーの面白さや奥の深さが少なからず伝わったなら幸いです。


また心を打たれるようなコピーとの出会いがあれば、
こちらのメルマガで紹介させてもらいますね。


以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

また、ご要望の声や私的に「これは」と思うものがあれば、
師匠の許可を頂けたものは、またブログに転載していきます。

PS

「というか、そのメルマガの登録URL、教えてよ。」

という方は、個別でメール(K.Uzaki e-mail)の方を頂ければと思います。

私の方からブログやメルマガなどで師匠の事を、

「この人が私の師匠です」

とご紹介するような事は基本的にありませんが(本人が望んでいないため)
かと言って師匠の事を強いて隠す意図があるわけでもないため、
個別にメールを頂けた方には普通にご紹介しています。

このようなメルマガをもっと読んでみたいという方はお気軽にご連絡ください。

K.Uzaki

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2021年2月24日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:師匠関連

川端康成の文学小説、文章に学ぶ美し過ぎる情景描写、比喩表現

言葉の使い方、文章が「美しい」と表現される作家と言うと、
やはりノーベル賞作家の川端康成の名前が挙がると思います。

とくに私が川端康成の小説、文章を読んでいて思うのは、

「情景描写が上手いとか、もはやそういうレベルを通り越している」

という事です。

作家が物語を書くときは様々なものを文章で描写しますが、
川端康成はとにかく「情景描写が神がかっている」と思います。

コピーライターがコピーを書くときも何かを描写する事はありますし、
当然、情景描写に近いものをコピーにするような事もあります。

ただ、文章における「描写の美しさ」のようなものに関しては、
最終的にはセンスやその人個人の美的感覚が大きいのかもしれません。

そういう意味では参考にして書けるものではないのかもしれませんが、
文章でこんなにも美しい情景描写ができるといった視点も含めて、

「川端康成の情景描写3選」

というテーマで、私が個人的に記憶に焼き付いた、
川端康成の情景描写を3つほどご紹介していきたいと思います。

川端康成の文章に学ぶ、美し過ぎる情景描写、比喩表現。


私が選んだ情景描写3選の前に、川端康成の文章を語る上では、

「まずはこれをご紹介しておかなければ始まらない」

という、有名なこちらの文章をひとまず紹介しておきます。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
-川端康成「雪国」より

これはもはや、私があえて言及するまでもないくらい、
多くの人、作家などが、その「凄さ」を解説している有名な文章です。

小説そのものも有名な『雪国』の最初(書き出し)の一文ですが、
この有名な文章も、他でもない「情景描写」にあたります。

やはり卓越しているのは『夜の底が白くなった』の2つ目の文章で、

「夜」「底」「白」

といった、誰もが普段から日常的に使っているような言葉だけで、
誰も書いた事がないような表現を「自然な表現」のように文章にしている事。

「夜の底」「夜が白くなる」

このような表現はまずしないはずなのですが、いざ文章を読んだ際、
そんなありえない表現をごく自然に捉える事ができます。

使った事も聞いた事もない表現であるにもかかわらず、
その情景、状況が頭の中で普通にイメージできてしまうわけです。

「夜の底が白くなった」という、この短い一文だけで、
ここまで「凄さ」を言及できてしまうのですから、
さすがはノーベル賞作家ということですね。

一応、この一文に学ぶ事ができる「情景描写」のポイントとしては、

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使う(耳慣れない言葉は使わない)
・日常的な言葉だけで全く新しい表現で文章を構成する
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる文章にする


という感じになると思いますが、こんな文章はそうそう書けないと思います。

ただ、この『雪国』の書き出し文は、あまりにも有名ですから、
実際に『雪国』を読んだ事がない人でも目にした事があるような文章です。

当然、川端康成の文章には、これにも劣らないような凄い文章、
美しい情景描写がたくさんありますので、ここからは私が選んだ、

「川端康成の凄いと思う情景描写3選」

を紹介していきます。


川端康成の「凄い」と思う情景描写①

谷には池が二つあった。下の池は銀を溶かして称えたように光っているのに、上の池はひっそり山影を沈めて死のような緑が深い。
-川端康成「骨拾い」より

これは少し不気味さを感じさせる情景描写ですが、

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使っている
・日常的な言葉だけで全く新しい表現の文章を構成している
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる


という点は、やはり共通している文章だと思います。

この文章は「2つの池」について描写しているわけですが、

・銀を溶かして称えたように光っている池
・ひっそり山影を沈めて死のような緑が深い池


池の描写で、手短に、ここまでの文章を書けるのは
やはり「凄い」としか言いようがありません。

それこそ長々と様々な比喩や表現を駆使して長い文章を作っていけば、
かなり具体的なイメージが広がる「池」を描写する事ができると思います。

ですが、川端康成の文章は、それを物凄い短い文章でやってしまうわけです。

とくに2つ目の池の描写は「死のような緑」という、
これまた誰も使わないような表現が「自然」に使われています。

「死」という概念と「緑」という色の組み合わせが、
ここまで「池」の情景描写にハマるなんて、
少なくとも、私はこんな描写表現は絶対に考え付かないです。

川端康成がこういう表現を頭を捻って考え出していたのか、
それとも、こういう表現が自然と出て来る人だったのかはわかりません。

どちらにしても「もの凄い表現力」だと思いますが、
日常的に「池」や「海」などの自然を目にした際、

「死のような緑だな」

という感覚が自然に出て来るような人だったのであれば、
もはや天性の感覚を持っていたとしか言いようがないですね。

川端康成の「凄い」と思う情景描写②

若葉の影が令嬢のうしろの障子にうつって、花やかな振袖の肩や袂に、やわらかい反射があるように思える。髪も光っているようだ。

茶室としてはむろん明る過ぎるのだが、それが令嬢の若さを輝かせた。娘らしい赤い袱紗も、甘い感じではなく、みずみずしい感じだった。令嬢の手が赤い花を咲かせているようだった。

令嬢のまわりに白く小さい千羽鶴が立ち舞っていそうに思えた。


-川端康成「千羽鶴」より

これは情景描写であり、また人物の描写でもある文章ですが、
女性の「美しさ」「可憐さ」を表現した文章は数あれど、
この文章では、そのような直接的な表現を一切、使われていません。

まさに、その人物の「情景」を描写していくような形で、
その「美しさ」「可憐さ」を見事に描写している文章だと思います。

その「令嬢」の美しさ、可憐さを、

「やわらかい」(触覚)
「反射、光」(視覚)
「甘い」(嗅覚)
「みずみずしい」(味覚)


これら4つの感覚に訴える形で表現されているため、
まさに五感(聴覚は入ってませんが)で「美」を感じ取れるわけです。

ちなみにこの描写は、文中の「令嬢」が茶室でお茶をたてている所作で、
主人公の男性がそれを見て感じた事を文章にしている構図なのですが

「令嬢の手が赤い花を咲かせているようだった。」

という一文は、その令嬢がお茶を建てる「手先の所作」まで、
その「美」が浸透している要素を表現しているのだと思います。

そして、この小説の題名である「千羽鶴」が、この描写を締めくくります。

こんな文章を見せられると「〇〇のように美しい」といった、
ほぼ直接的な比喩表現などが、どこか安っぽい感じに思えてしまいますね。

このような「美」の表現も、川端康成は、やはり卓越していたわけです。

川端康成の「凄い」と思う情景描写③

山道に揺られながら娘は直ぐ前の運転手の正しい肩に目の光を折り取られている。黄色い服が目の中で世界のように拡がって行く。山々の姿がその肩の両方へ分かれて行く。
-川端康成「有難う」より

山道を走る「馬車」の中で「娘」が先頭の運転手の背中を見つめている描写です。

本来は、そのような情景が先立つ形の上で読むべき文章ですから、
今一度、その情景を浮かべて読み返してみてください。

「山道に揺られながら娘は直ぐ前の運転手の正しい肩に目の光を折り取られている。」

この一文は娘が運転手の背中を見つめている客観視点の描写。

そして、次の一文からは、その「娘」からの視点に切り替わります。

「黄色い服が目の中で世界のように拡がって行く。」

黄色い服を着た運転手の背中をジッと見つめている娘の中で、
その情景、風景が娘にとっての「世界」となり、
その中で馬車が山道をどんどん進んでいく情景を

「山々の姿がその肩の両方へ分かれて行く。」

という文章で表現しています。

山道を進んでいく馬車の情景を「外側からの視点」ではなく、
その「内側からの視点(乗客である娘の視点)」に切り替えた上で、
そのイメージが鮮明に浮かぶような文章になっているわけです。

「山々が両肩に分かれて行く」

という表現で山道を進む馬車の情景を描写する、という視点、
そして、その感覚が、これもまた違い視点で「凄い」と思いました。

ちなみに、この「有難う」の娘は身内に「売り」に出されるところで、
その心情を交えて読むと、娘が運転手の背中を見つめている情景なども、
また、少し違った視点で見えてくるところがあると思います。

川端康成の文章に学ぶ、美しい情景描写。まとめ


以上、私が個人的に選んだ「川端康成の凄いと思う情景描写3選」でした。

川端康成の情景描写が卓越しているポイントは冒頭でもお伝えした。

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使っている事
・日常的な言葉だけで全く新しい表現で文章を構成している事
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる文章になっている事


この3点に集約されていると言っていいと思います。

文章には語藁力(たくさんの言葉を知っている)が必要と言う人もいますが、
コピーライティングにおいて言えば「多くの人が認知していない言葉」は、
単純に「反応の低下」を招きますので、あまり使うべきではありません。

そういった点で言えば、ここで挙げたような川端康成の情景描写は、
いずれも、誰もが日常的に使っている言葉だけで文章が作られているため、
コピーライティングの視点でもかなり勉強になる文章と言えるはずです。

川端康成の小説は、こんな卓越した描写のオンパレードですから、
もし、このような「卓越した表現力のある文章」に触れたい場合は、
そういう視点で、川端文学の世界に没頭してみるアリだと思います。

ちなみに私は師匠の薦めで「掌の小説」という短編集を読んでハマりました。

ここで挙げた「骨拾い」「有難う」も収録されていますので、
興味がありましたら、読んでみてください。

K.Uzaki

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2021年2月21日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:文学に学ぶコピーライティング

芥川龍之介「文章と言葉と」から読み解く「書く事」への拘り

芥川龍之介の短編?(散文?)に「文章と言葉と」という、
芥川龍之介が、題目の通り、文章や言葉について綴っている文章があります。

以下、その一部を引用します。

芥川龍之介「文章と言葉と」より

僕は別段必要以上に文章に凝ったた覚えはない。文章は何よりもはっきり書きたい。頭の中にあるものをはっきり文章に現したい。僕は只ただそれだけを心がけている。

(中略)

僕の文章上の苦心というのは(もし苦心といい得るとすれば)そこをはっきりさせるだけである。他人の文章に対する注文も僕自身に対するのと同じことである。はっきりしない文章にはどうしても感心することは出来ない。

芥川龍之介「文章と言葉と」から読み解く「書く事」への拘り。


芥川龍之介は言わずと知れた大作家ですから、
この「文章と言葉と」の中で芥川龍之介が言っている

「頭の中にあるものをはっきり文章に現したい」

というのは、おそらく「物語」や「小説」の事なのだと思います。

ですが、この「文章と言葉と」の中で芥川龍之介が主張している事は、
コピーライティングなどにも通じるものがあると思いました。

コピーライターが文章やコピーを書く際に「頭の中にあるもの」は、
他でもなく、そのコピーを介して「伝えたい事」「伝えるべき事」であり、

「はっきり書く」「はっきり文章に現す」

というのは「遠回りをしない文章を書く」と言い換える事が出来ると思います。

強いて伝える必要のない事をダラダラと伝えていくような、
無駄な文章は「書く行為」にも「読む方」にも何の得にもなりません。

文章そのものに凝るのではなく、また、その伝え方に苦心するのではなく、

「どうすれば伝えたい事をはっきりと文章にできるのか」

芥川龍之介が心がけていた事は「この一点」という事であり、
自分自身が「読む側」となった視点においても、それは同じと言っています。

要するに「伝えたい事をはっきりとした文章で伝えて欲しい」という事です。

そして「文章についての散文」は、このような一文で結んでいます。

僕は文章上のアポロ主義を奉ずるものである。僕は誰に何なんと言われても、方解石のようにはっきりした、曖昧を許さぬ文章を書きたい

「方解石」のような文章を書く。


最後はいかにも時代の大作家らしいニーチェの「アポロ主義」と、
文章を石に例えた「方解石のように」という比喩。

アプロ主義は、芥川龍之介がどういう意味合いで用いたかはわかりませんが、
一般的な意味合いは「秩序や調和による統一を目ざす」という事らしいです。

平たく言えば、文章においては「合理主義」という事でしょうか。

方解石のように、は要するに「不純物の無い文章」という事だと思います。

とにかく「無駄な文章」「不要な文章」を取り除いた、
伝えるべき事だけをはっきりと伝えている文章を書く事。

これが芥川龍之介の「文章」に対して心がけている事であり、
また、文章を作っていく事への「苦心(こだわり)」だったようです。

そう考えると芥川龍之介は長編小説を書く事ができず、
実際、芥川龍之介の作品はいずれも短編小説ばかりです。

物語までも頭の中で簡潔にまとめてしまう思考だったのかもしれません。

それこそ、その物語で書きたい事、伝えたい事をはっきりと書いていくと、
おのずと、それは短編小説の範囲でまとまってしまったのではないかと。

アポロ主義者(合理主義者)が方解石のような文章を書いていれば、
物語や文章が簡潔なものになっていくのは当然かと思います。

大抵の有名な作家は何かしらの長編小説が出世作、代表作になっていますが、
その点、芥川龍之介は長編小説がなく(未完のものはいくつかあるそうですが)
全てが短編小説にも拘わらず、ここまで著名な作家になっているのは珍しいケースです。

まさに「無駄なのない文章によって作り出された簡潔な物語」が、
多くの人の支持を得ているからこそ、なのかもしれません。


コピーライターが「文章(コピー)」に心がけるべき事。


基本的に「コピー」も全く同じ事を伝えられているなら、
文字の数は1文字でも少なく、短い文章の方が反応も上がります。

まさに合理的に、方解石のような「無駄のない文章(コピー)を書く事が、
私達、コピーライターが心がけるべき重要なポイント課題でもあると思います。

もちろん「小説」と「コピー」は全く異なるものですが、
芥川龍之介の「文章と言葉と」に書かれている文章についての散文は、

・コピーライターが文章(コピー)に対して凝るべき事(こだわるべき事)
・コピーライターが文章(コピー)に対して心がけて苦心するべき事


これらそのまま書き表していると言ってもいいと思いました。

コピーライターこそ、アポロ的(合理的)な思考と文章で、
方解石のような無駄のない文章を書かなければならない、という事です。

もちろん、これは「当たり前」と言ってしまえばそれだけの話なのですが、
芥川龍之介のような著名な作家の「文章について」の文献を示せば、
その「説得力」が、何倍も増しますよね(笑)

これも文章で物事を伝える上でのテクニックの1つですから、
是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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2021年2月18日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:文学に学ぶコピーライティング

コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分け。

文章を書いていく場合において、

・漢字
・ひらがな


この使い分けが「読み易さ」や「印象」を左右します。

漢字が多すぎる文章や、難しい漢字を多用してしまうと、
その文章は読み難くなり、分かりにくくなると言われていますが、
あまり「ひらがな」だらけの文章も、やはり読み難いのが実情です。

では、どのくらいのレベルで「漢字」を用いていくべきなのか。

ここでは、そんな「漢字」と「ひらがな」の使い分けを解説していきます。

コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分け。


まず、私がここで「文章の前提」として解説していくのは、
このようなブログ記事における文章やメールマガジンの文章など、

「不特定多数の人がウェブやメールなどを介して読む事になる文章」

を対象にしていますので、まさに、このブログのテーマでもある、
コピーライティングにおける視点での解説が基本となります。

その文章の「前提」によって、文章の在るべき形や目的も変わりますから、
それによっても漢字とひらがなを使い分ける視点は変わってくるという事です。

ただ、どのような文章にも共通して言える事としては、

・読み易い文章
・分かり易い文章


これらをしっかりと意識するのは共通する「大前提」であり、
これを疎かにしても良い文章というのは基本的に無いはずです。

その上で「漢字」には「常用漢字」とされるものがあり、

「法令文」「公用文」新聞」

などにおける文章は、この「常用漢字」のみが使われているため、
この「常用漢字」に含まれているような漢字については、
一定数の人が「読み慣れている文章」に用いられている事になります。

また、そのような背景も含めて、ネット上に多く見られるような文章も、
大抵は、その「常用漢字」の範疇で文章が構成されている傾向にあるため、

・常用漢字に含まれる漢字は用いる
・常用漢字に含まれていない漢字は用いない


というのが、1つの水準的な境界線になると思います。

(常用漢字の一覧についてはネットで容易に観覧できますので、
 あえてここで漢字をただ羅列していくだけの一覧表は載せません)


ただ「常用漢字」は、それ自体があくまでも常用的な漢字の「目安」であり、
常用漢字に含まれていない漢字を用いた文章が「不適切」というわけではなく、
また、常用漢字を「ひらがな」にする事が間違いというわけでもありません。

また、常用漢字に含まれている漢字の中には

「ひらく漢字」(漢字表記をひらがなにするべき、とされる漢字)

とされるものもあり、このような「ひらく漢字」は一般的に、
ひらいた方が(ひらがなにした方が)文章が読み易くなると言われています。

ですが、ここで挙げたような「常用漢字」や「ひらく漢字」などは、
まさに、法令文、公用文などのような、そこに書かれた文章の「全て」が、
読み手側に「滞りなく読まれる事」を前提としているものであって、
このような前提は、少なくともブログなどの文章には全く当てはまりません。

確かに一語一句、その文章が滞りなく読まれる事が前提なのであれば、

「認知度の高い漢字を適度に用いる」

といった視点で「常用漢字」「ひらく漢字」を意識した文章が、
読み手側が文章を読み進めるストレスの軽減などにも繋がると思い案す。

ですが、このようなブログやメルマガなどに用いる文章においては、

・文章が途中で読まれなくなってしまう可能性
・文章全体を「流す」ように読まれてしまう可能性


これらを前提とする「配慮」が必要不可欠であり、更にその上で、
読み手側の「反応」についてもしっかりと意識しなければなりません。

よって、ブログやメルマガなどにおける文章では、

・「文章の読み易さ」を捉える視点
・「文章への反応」を捉える視点


この2つの視点において漢字とひらがなの使い分けを
十分に意識して文章を作成していく必要があるという事です。


文章の「読み易さ」と、その「反応」を意識する。

基本的に「漢字」には、その漢字そのものに「意味」があり、
多くの読み手側は、その「漢字」を認識している限りは、
その「意味」も併せて認識している事になります。

故に、文章内に「読み手側の認識内にある漢字を示す事」は、
その前後の文章が仮にしっかりと読まれていない前提においても、
その漢字の一語を読み手側の目に触れさせる事ができた時点で、

「その漢字における意味や印象を読み手側に認識させる」

という事が可能になるわけです。

例えそれが「常用漢字」や「ひらく漢字」に該当する漢字であっても
その漢字によって読み手側に与えられる「認識」や「印象」を重視する場合は、
意図的に、その漢字を用いる事が「効果的」となるケースもありえます。

例えば、以下の文章例をそれぞれ読み比べてみてください。

なぜ、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。

何故、あなたは文章を書く事に苦手意識を持っている人が多いのか。

何故、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。

これらの例文における『何故(なぜ)』『書く事(書くこと』は、
一般的にはひらく漢字(ひらがなにするべき漢字)とされているものです。

このような「1行のみの例文」として示される範囲では、
いずれも、そこまで大きな差はないように思えるかもしれませんが、
一般的に言われる「読み易さ」の観点や「漢字の多用を避ける」という点では、

「なぜ、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。」

こちらの「ひらくべき漢字をひらいた文章」が適切という事になります。

ですが、ブログやメルマガなどの文章内において示す1行の文章としては、
読み手側が文章全体を「流す」ように読んでいる可能性があるため

『なぜ』 → 『何故』

としておく方が、この「2文字」が目に止まるだけでも
その「意味」をそのまま認識させた上で印象付ける事ができます。

よって、このような文章であれば、私は「ひらく漢字」とされる「何故」を、
そのまま「何故」という漢字で文章に用いる事が多いのですが

『書く事』『書くこと』

については「こと」が単一の語ではなく『書く事』で、
読み手側も解釈する可能性が高いと考えられます。

よって、こちらはとくに漢字を用いた上での印象に違いは生じないため
文章に漢字の割合が多い点からも漢字をひらいて『書くこと』を用います。

つまり、私がこの3つの例文の中で採用するとすれば、

「何故、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。」

という事です。


漢字とひらがなは「読み易さ」と「印象」を捉えて使い分ける。


このように「常用漢字」や「ひらく漢字」などは、
全て文章において、必ずしもその規範に従う必要はありません。

少なくとも、ブログやメルマガなどの文章においては、
漢字の使い方で文章そのものの「印象」も変わってくる事から、

・「文章の読み易さ」を捉える視点
・「文章への反応」を捉える視点


この2つの視点において「漢字」と「ひらがな」で、
どちらを用いる方が効果的かを意識するようにしてみてください。

コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分けについてでした。

是非、参考にしていただければと思います。

K.Uzaki

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2021年2月14日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:文章講座

SEOライティングの事例:記事のタイトルキーワードと冒頭文

SEO対策を意識した記事、ライティングのポイントは、
単刀直入に言うなら、以下の3つがポイントとなります。

・上位表示を狙いたいキーワード、複合キーワードをタイトルに入れる
・タイトルで検索エンジン利用者の興味を引く事を意識する
・そのタイトルに見合った本文で訪問者のニーズを満たす


これらのポイントを押さえたコンテンツが訪問者のニーズを満たし、
高い満足度を得られるものになっていなければなりません。

検索エンジン(グーグル)が「上位に表示したいサイト」は、
他でもなく、このような条件を満たせているサイトだからであり、

検索エンジンのニーズ = 検索利用者のニーズ

これらのニーズを満たせる記事こそが上位表示を実現できます。

その上で、ここで挙げたポイントを前提とした、

・SEO対策に適さないブログ記事のタイトル・本文の事例
・SEO対策に適したブログ記事のタイトル・本文の事例


これらをそれぞれ、その具体例として示していきます。

SEO対策に適さないブログ記事のタイトル・本文の事例

【記事タイトル】

ブログの書き方講座。ブログの記事を上手く書くコツとポイント

【本文(冒頭文)】

ブログを始めたはいいのだけれど、記事が上手く書けない。

そんな悩みを持っていませんか?

ブログに記事を書いていく時はまずターゲットの事を知る必要があります。

ターゲットが何を望んでいるか、何を知りたがっているのか。

まずはターゲットのニーズを知る必要があるという事です。

ターゲットのニーズが分かれば、あとはそれを満たしてあげるだけ。

そのニーズに沿った記事をネタにしていけば問題ありません。

どのようなジャンルのどのようなターゲットでも、
悩みの方向性は視野を広げれば多岐に渡るはずですから、
そこをくまなく押さえていけば記事のネタに悩む事もなくなります。

では、どうやってターゲットのニーズを調べるのか。

この記事では、その具体的な方法について、解説していきます。

(見出しを入れて本題に入る)

まず、この例文のタイトルに含まれている「キーワード」は、

「ブログ」「書き方」「記事」「上手く書く」「コツ」「ポイント」

これらであり、これに関してはとくに問題はありませんが、
強いて言えば「ブログ」というキーワードが重複しています。

ですから、

ブログの書き方講座。ブログの記事を上手く書くコツとポイント



ブログの書き方講座。初心者が記事を上手く書くコツとポイント

このようにすれば更に「初心者」というキーワードも狙えるため、
記事のタイトルではキーワードの重複を避けるようにした上で、
1つでも関連しそうば複合キーワードを押さえた方が有利になります。

ただ、この例文が「SEO対策に適していない」と言える要因は、
記事のタイトルで訴求している「ニーズの方向性」と、
それに伴う「本文の内容」がズレてしまっている点です。

タイトルの方では、

・ブログの書き方講座
・ブログの記事を上手く書くコツとポイント


といったものを示しているわけですから、仮にこのタイトルの記事が、

ブログ 記事 書き方

といった複合キーワード検索や、

ブログ 記事 上手く書くコツ ポイント

といった複合キーワード検索で実際にヒットする事になった場合、
検索エンジンからの訪問者は上記のようなキーワード検索を経た上で、
この例文の「タイトル」を目にした上で訪問してきます。

その時点で、検索エンジンから訪問してくる人が求めている情報はまさに、

・ブログの記事を上手く書く方法(「書き方」の方法論)
・ブログの記事の上手く書くコツやポイント(「書き方」の要点)


などです。

そのようなニーズを持った検索エンジンの利用者が、

ブログの書き方講座。ブログの記事を上手く書くコツとポイント

というタイトルコピーを見れば、当然、その記事には、

・ブログの記事を上手く書く方法(「書き方」の方法論)
・ブログの記事の上手く書くコツやポイント(「書き方」の要点)


このようなものが書かれているのだと考えるはずであり、
それを「想定」および「期待」してアクセスしてくる事になります。

ですが、実際の本文、およびその冒頭文で展開されている内容は、

ブログに記事を書いていく時はまずターゲットの事を知る必要があります。

ターゲットが何を望んでいるか、何を知りたがっているのか。

まずはターゲットのニーズを知る必要があるという事です。

ターゲットのニーズが分かれば、あとはそれを満たしてあげるだけ。

そのニーズに沿った記事をネタにしていけば問題ありません。

どのようなジャンルのどのようなターゲットでも、
悩みの方向性は視野を広げれば多岐に渡るはずですから、
そこをくまなく押さえていけば記事のネタに悩む事もなくなります。

では、どうやってターゲットのニーズを調べるのか。

この記事では、その具体的な方法について、解説していきます。

このように、この記事の主題としているのは、
ブログの記事を上手く書く方法やポイントなどではなく、

・記事のネタをターゲットのニーズから見つけす方法
・ターゲットのニーズを調べる方法


などになってしまっています。

少なくとも、この「冒頭文」の内容を見る限りでは、
具体的な記事の書き方や、そのための「コツ」や「ポイント」などが、
この記事の中で言及されているかどうかは認識できません。

よって、この本文における冒頭の文章は、

「記事のネタに困っている」
「ターゲットのニーズを知りたい」


といったニーズを持っている人には合致するかもしれませんが、

「ブログの記事を上手く書く方法論やポイントを知りたい」

という人のニーズには合致しない内容になっています。

つまり「キーワード」やそれを踏まえた「タイトルコピー」に対して、
その「本文」および「冒頭文」の内容がズレているという事です。

よって、いざ実際に、

「ブログの記事を上手く書く方法論やポイントを知りたい」

というニーズを持っている人がキーワード検索を行い、

ブログの書き方講座。ブログの記事を上手く書くコツとポイント

このタイトルコピーを見て、自分のニーズを満たせる記事を期待し、
そこで先ほどのような冒頭文が本文の方で展開されていたなら、

「ここには自分が求めている情報とは違う事が書かれている」

という判断に至りますので、高い確率で、そのまま、

・「戻るボタン」をクリックして検索結果の一覧に戻る
・「×」をクリックしてページを閉じる

というアクションに至り、ブログからは完全に「直帰」します。

これが検索エンジン対策の観点においても非常にマイナスであり、

「検索エンジン経由の訪問者がサイトからすぐに直帰した」
→ このサイトはキーワードやタイトルに見合わない情報を提供している


という評価になり、これが検索順位を下げる要因になってしまいます。

故に、先ほどのタイトルコピーと本文の例文は、

「検索エンジン対策に適していない」

という事になるわけです。


SEO対策に適したブログ記事のタイトル・本文の事例

【記事タイトル】

ブログの書き方講座。初心者が記事を上手く書くコツとポイント

【本文(冒頭文)】

ブログを始めたはいいのだけれど、記事が上手く書けない。

そんな悩みを持っていませんか?

そこでこの記事では、ブログの記事を書く際のポイント、
および、初心者でも上手い文章が書けるコツなどを解説していきます。

それでは、早速、本題にはいっていきましょう。

(見出しを入れて本題に入る)

【記事タイトル】

ブログ記事のネタ、書き方に困らなくなる方法とそのポイントについて

【本文(冒頭文)】

ブログを始めたはいいのだけれど、記事が上手く書けない。

そんな悩みを持っていませんか?

ブログに記事を書いていく時はまずターゲットの事を知る必要があります。

ターゲットが何を望んでいるか、何を知りたがっているのか。

まずはターゲットのニーズを知る必要があるという事です。

ターゲットのニーズが分かれば、あとはそれを満たしてあげるだけ。

そのニーズに沿った記事をネタにしていけば問題ありません。

どのようなジャンルのどのようなターゲットでも、
悩みの方向性は視野を広げれば多岐に渡るはずですから、
そこをくまなく押さえていけば記事のネタに悩む事もなくなります。

では、どうやってターゲットのニーズを調べるのか。

そして、そのニーズを満たすためにどのように記事を書けばいいのか。

この記事では、その具体的な方法やポイントについて、解説していきます。

(見出しを入れて本題に入る)

1つ目の文章例は、先立つ「SEOに適さない文章例」に対して、
そのタイトルに見合う本文の冒頭文を構成したもの。

対して、2つ目の文章例はタイトルを差し替えた上で本文の方も

・ターゲットのニーズを調べる方法(ネタに困らなくなる方法)
・それを踏まえた記事の書き方(記事を書くポイント)


これら2つを題材とした記事である事を伝える内容に改善しています。

どのようなキーワードを狙って記事を書くのか、
そこから、どのような内容の記事を書こうとしているのか。

これによって、どちらの改善文が適切かは変わってくると思いますが、
これらの例文のようなキーワードやテーマで記事を書くのであれば、
追って示したようなタイトル、本文を構成しなければならないという事です。


あなたのサイト、ブログの記事に改善すべき点はありませんか?


こちらの記事に示したSEO対策を意識したタイトル、本文の構成などを含めて、
私は以下のようなプログラムを介してブログ記事全般の添削サービス、
その他、総合的な視点によるコンサルティングなどを行っています。

>Copyrighting Affiliate Program

もちろん、こちらのプログラムは、

「これからブログを始める(始めてみたい)」

という方も含めて、その前提のサービスを各種提供しています。

また、こちらを介して行っている「ブログ記事の添削サービス」は

・コピーライティングの視点(読み手の反応を高める視点)
・ブランディングの視点(訪問者と価値観を共有する視点)
・SEO対策を前提とする視点(この記事で言及した視点)


なども含めて、かなり緻密な添削を行っていますので、
もし、ご興味があれば、サービスの概要だけでもご覧になってみてください。
(受講料はサービスの内容に対してはかなり破格だと思います)

***

ブログの方にもライティングの分野でお役に立てる記事があると思いますので、
以下のブログ記事一覧より、他のコンテンツも併せてご観覧ください。

>ブログ記事コンテンツ一覧へ

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2021年2月10日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:SEOライティング

ブログ記事のタイトルの付け方、SEO対策を意識したポイント。

宇崎です。

今回の「稼げるブログの作り方講座」および「ライティング講座」では、
SEO対策(検索エンジンの上位表示対策)を前提とした記事の書き方として、

「ブログ記事のタイトルを付けるポイント」
「どのような記事タイトルが検索エンジン対策に優位なのか」

といった点について講義していきたいと思います。

ブログ記事のタイトルを付けるコツ、ポイントについて。


検索エンジンの上位表示対策(SEO対策)においては、

「記事のタイトルが重要です」

という事が多くのSEO関連の書籍やサイトに書かれているものの、
これについては、あまり「理由」を意識していない人が多い傾向にあります。

何となく、そのようなSEO対策についての情報だけを漠然と捉えて、
とりあえず、そこが重要(らしい)という程度の解釈で、

「とりあえず狙いたいキーワードをタイトルに入れれば良い(らしい)」

というくらいの意識でタイトルを付けている人も多いかもしれません。

ですが、実際はもう少し意識するべきポイントがありますので、

「そもそも何故、記事のタイトルが検索エンジン対策に重要なのか」

という、その背景にある「理由」や「要因」から言及していきます。

まず大前提として検索エンジン(グーグル)は、そのサイトや記事の、
実質的な内容(どういう情報を扱っているコンテンツか)を判別する際、
その記事のタイトル(ページタイトル)を1つの指針にしていると言われています。

もちろん、その「ページタイトル」だけで全てを判断しているわけではないにせよ、
ひとまず、その記事のコンテンツ内容がどういった情報を扱っているのか、
その分かり易い指針の1つに「記事のタイトル」が意識されているわけです。

だからこそ、記事のタイトルには狙いたいキーワードを入れた上で、

「その記事で扱っているのはどういう情報なのか」

を検索エンジン側に認識させる事が1つの「対策」になります。

ですから「狙いたいキーワードをタイトルに入れる」という対策は、
実際に行うべきですし、そこがポイントの1つである事は間違いありません。

ただ、これはあくまでも「検索エンジン側への対策」であって、
記事のタイトルが検索エンジン対策において「重要」と言える理由は
検索エンジンを利用している人達を対象とする視点においても存在します。

これは実際に検索エンジンを利用して検索を行った状況をイメージしてください。

実際に「キーワード」を入力して「検索」のボタンをクリックしたなら、
画面上には以下のような形で「検索結果」が表示されます。



この時点で検索エンジン上に表示されている赤枠の部分は、
その検索結果に対してヒットしたページの「タイトル」が表示されます。

つまり、ページタイトルは、この「検索結果」の時点で表示される、

「検索エンジンを実際に利用している人達が目にするコピー」

でもあるわけです。


記事の「タイトルコピー」が左右するクリック率とアクセス数。


一般的には「上位の表示サイトほどクリックされやすい」と言われていますが、
実際の「クリック率」は、ここで表示される「タイトル」にも左右されます。

キーワード検索を行った人が興味を持つようなタイトルが表示されていれば、
当然、そのタイトル(記事)のクリック率、訪問率は高くなりますし、
それが「イマイチ」なタイトルだった場合はクリック率も低くなります。

つまり、必ずしも上位に表示されているタイトル(記事)が、
多くのクリック、アクセスを実現できているとは限らないわけです。

とは言え「十分に興味を引き出せるタイトルコピー」を構成していても、
検索結果における一定範囲の上位表示を実現できていない事には、
その「タイトル」が検索ユーザーの目に入る事もありません。

ですが、検索エンジン(グーグル)は検索結果として表示したコンテンツの、
検索ユーザーのクリック率も上位表示判断の指標にしていると言われています。

一時的に上位表示を実現できていたとしても「クリック率」が低ければ

「タイトルコピーが検索ユーザーのニーズに沿っていない」
→ コンテンツ内容もそのニーズに沿っていない可能性が高い

といった判断となり「検索順位を下げられる恐れ」があるわけです。

逆に上位表示を実現できていないとしても、検索ユーザーの中には、
検索結果の2ページ目、3ページ目を確認していく人もいますので、
そこで高いクリック率を実現できれば「グーグルからの評価」も上がり、

「それが今後の上位表示の要因となっていく可能性もある」

という事です。

故に、ブログ記事における「タイトル(タイトルコピー)」は、

「検索ユーザーの興味と行動(クリック)を引き出せるものにする」

という、まさに「コピーライティング視点の対策」も重要となるわけです。


記事のタイトルで意識するべき2つの「検索者心理」


よって、ブログ記事におけるタイトル(ページタイトル)においては、
以下のような2つの「検索者心理」を意識し、そして捉える必要があります。

・どのようなキーワードを用いて検索を行うのか
・どのようなタイトル(コピー)に興味を抱くのか


営利目的のブログ運営、およびその検索エンジン対策は、
検索エンジンを介した見込み客の集客を前提に行うはずですから、

「見込み客となる人が検索しているキーワードを狙って記事を書く」

というのが、そのような前提における1つのセオリーになります。

そして、その「キーワード」を入力して検索を行った人が、
どのようなタイトルコピーであれば、興味を抱き読みたくなるのか。

この2つの視点を前提に記事のタイトルを作成する必要があるという事です。

よって、結果的に上位表示を狙うキーワードをタイトルに入れる形となり、
そのキーワードをカバーした上で検索ユーザーの興味を引けるようにします。

その上で、意識するべき点としては、

・メインの検索キーワードと複合キーワードを併せてカバーする事
・グーグルに表示される全角28文字で興味を引けるタイトルにする事


この2点であり、大抵の場合、検索エンジンの利用者は、
2つ、3つと複数のキーワードを複合して検索を行いますので、
それらを併せてカバーする事で、より上位表示を狙い易くなります。

もちろん、それらのキーワードは、記事の内容とも合致している必要があり、
仮にコンテンツ内容と無関係なキーワードを用いて上位表示を取れても
キーワードと無関係な内容の記事では「訪問者の満足度」を得られません。

そのような「タイトルキーワードと内容が見合わない記事」は、

・検索エンジン経由のPV数を伸ばせない
・検索エンジン経由の直帰率を高める


といったような状況を作ってしまう事になるため、
逆に検索エンジンからの評価を下げてしまう事になります。

検索エンジンの上位表示は「経過」であって「ゴール」ではありません。

よって、上位表示は「維持できる事」を前提に対策するべきであり、

「タイトルとキーワードに見合ったコンテンツで訪問者の満足度を高める」

という視点は、現在の検索エンジン対策における「最重要課題」であり、
この前提を満たせなければ、上位表示を維持し続ける事もできないということです。


ブログ記事のタイトルを付けるコツ、ポイント。まとめ。


以上、まとめとして、ブログにおける記事のタイトルは、
検索エンジンの上位表示対策(SEO対策)の視点において、

・コンテンツ内容に見合ったキーワードを用いる事
・上位表示を狙いたいキーワード、複合キーワードタイトルに入れる事
・冒頭から全角28文字以内で興味を引けるタイトルコピーにする事


これらを意識したタイトルを付けていくようにしてください。

このようなタイトルを付けたコンテンツこそが、

・検索エンジン目線(グーグル目線)
・検索ユーザー目線(訪問者目線)


この両方の視点において優位な記事になっていくという事です。


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2021年2月6日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:SEOライティング 稼げるブログの作り方講座

メルマガとライン(メールマガジンとLINE)のマーケティング比較

文章を用いたコミュニケーションの手段やツールは、
時代の流れと共に、どんどん変わっている状況にあります。

私の世代(30代)ですと、その始まりは「ポケベル」でしょうか。

そして、携帯電話が普及した事で「メール」が一般的となり、
メールもポケベルと同様に最初はカタカナだけだったものが、
ひらがな、漢字、絵文字・・・と進化してきました。

やがてPCの普及率が上昇すると共に、

・ヤフーメール
・Gmail


といったウェブメールを利用する人も増えるようになり、
今はスマートフォンの普及でLINE(ライン)が主流になってきています。

そんな「文章」を用いたコミュニケーションツールの変化と共に、
それらを用いたマーケティングの手段も変わっていくのが必然と言えます。

では、今の時代、もしくは「これから」はメルマガの有効性が薄れ、
LINE(ライン)を使ったマーケティングが有効となるのでしょうか。

今回は、その辺りのマーケティング事情を考察していきたいと思います。

メルマガとLINE(ライン)のマーケティング比較


現在、スマートフォンの利用者における友人や知人とのやりとりに関しては、
完全にメールによるやりとりよりもラインによるやりとりが主流かと思います。

ですが、根本的にメールが使われなくなっているのかと言えば、
少なくとも、現時点ではそこまでの状況ではありません。

そもそもLINE(ライン)はスマートフォンのアプリとなっているため、
まだスマートフォンを利用していないガラケーユーザーは当然、
文章による連絡手段にはメールを利用しているはずです。

例えば私の師匠は今も「ガラケー」を利用しているので、
師匠との文章でのやりとりは今も全てメールで行っていますし、
スマートフォンを使っている知人でもメールのやりとりが基本な方もいます。

どちらかと言えば年配の方に、そのような方が多い傾向にありますが、

「LINE(ライン)をやっていない(やれない)」

という人が、現実として、現時点でも一定数はいるわけです。

ですが「メールをやっていない(やれない)」という人は基本的にいないため、
LINE(ライン)がコミュニケーション手段の主流になっているとは言え、
必ずしもをLINE(ライン)使ったマーケティングが優位とは言えないという事です。

その上で、メルマガとラインのマーケティング利用を比較する場合においては、

・集客~オプトイン段階の比重と利便性
・情報提供段階の比重と利便性

この2つを視点とした上で判断するべきかと思います。

メルマガ vs ライン:集客~オプトイン段階の比重と利便性


まず、集客時点、およびオプトイン時点においての比重と利便性は

・スマホユーザーの集客~オプトインを重視するか
・PCユーザーの集客~オプトインを重視するか


この視点が1つのポイントになると思います。

先ほども言及した通りラインは基本的にはスマホユーザーのみが対象となり、
メルマガは「PC」「スマホ」の両方で受け取り、観覧ができる点で、

「スマホユーザーをより多くリスト化したいならラインが優位」
「PCユーザーをより多くリスト化したいならメルマガが優位」


という事になります。

例えば私のこのメディア(ブログ・メルマガ)の運営方針としては、
基本的にスマートフォンの訪問者はさほど意識していないため、
ラインによるオプトインや情報提供などもは今はとくに行っていません。

実際に私のブログへのアクセス比率を確認しても、
スマートフォン端末からのアクセスは全体の2~3割程度で、
日々のアクセスの大多数はPCからという状況となっています。

とくに私がこうして運営しているブログは、

「学び(コピーライティングの学び)」

を前提としていますし、新規の訪問者さんはともかくておして、
リピーターとして訪問される方も、そのような前提で訪問してくださいます。

やはり、何かを「学ぶ前提」および「学ぶ意識」に至っている方は、
しっかりと机に向かった形でPCを介してサイトにアクセスしてくるわけです。

もちろん、そのような場合でもスマートフォンを利用される方もいると思いますが、
やはり、スマートフォンでウェブを観覧しているようなユーザーの大半は、

・暇つぶし
・娯楽


といった前提意識が基本なため「アクセスの質」はそこまで高くありません。

よって、私のような「学び」を前提としているようなメディアは、
仮に最初はスマートフォンを介して目にする形となっても、

「このサイトで本格的にコピーライティングを学びたい」

と思った時点で、そのような人は、自宅や会社のパソコンなどから改めてアクセスし、
机に置かれたパソコンに向かって集中してサイトを観覧されているはずです。

結果として私のこのブログやメルマガは

「学びたい意欲を持っている人を集客している」
「学びたい意欲を持っている人を読者にしている」
「学びたい意欲を持っている人がリピーターになっている」


というところから、大半のアクセスもPCからとなっているわけです。

よって、もし何らかの「娯楽」をコンセプトにしているようなサイトであれば
スマートフォンユーザーの集客やリスト化こそが重要になると思います。

そういった方向性のサイトやビジネスを展開されているなら、
スマートフォンユーザーを重視する形で情報提供等を行うべきですから、

「メルマガよりもラインによるリスト化と情報提供を行う事に優位性がある」

という事になると思います。

ですが、とくにそうではない私のようなブログのコンセプトなのであれば、
強いてスマートフォンユーザーを重視するような情報提供体制は、
少なくとも、今の時点では、不要なのではないか、というのが私の考えです。


メルマガ vs ライン:情報提供段階の比重と利便性


こちらも結局は先ほどと同じところに行き着くのですが、
やはりスマートフォンでの観覧が基本となるLINE(ライン)では、
画面の大きさの観点やLINE(ライン)のレイアウトの観点で
そこまでの長文を送る事や読んでもらう事には適さないと思います。

もちろん、それはスマホでメルマガを読んでもらう場合も同じですが、
先ほどもお伝えしたように、そのメルマガが「学び」にあるなら、
やはり、読む側も同じようにPCからの観覧が基本となるはずであり、

「机に向かって真剣に読み進めて欲しい情報」

であるほど、やはりPCでの観覧が望ましい形になるはずです。

逆にそこまでの長文や「学び」といった前提が無いメルマガ情報であれば、
気軽に読んでもらえるLINE(ライン)の方に優位性があると思います。

その上で、LINE(ライン)マーケティングのメリットとしては、

『メルマガよりも開封率が高い格段に高い』
『開封率、観覧率はほぼ100%になる』


といったところを挙げているサイトも見かけますが
このようなラインマーケティングのメリットを主張しているのは
その関連サービスを提供している業者などがほとんどです。

確かに開封率、観覧率の高さは事実かもしれませんが、
これはラインの「仕組み上」の必然的な結果なのが実情で、

・購読率(しっかり読まれているかどうか)
・反応率(URLなどがクリックされているかどうか)


などが必ずしも高くなるわけではありません。

ただ、実際に重要なのは、上記のような数字であり、
また、これらは結局のところ送り手側次第、
もしくはマーケティングの経過次第となるところです。

メルマガであれ、ラインであれ、そこに登録(オプトイン)した側が、

「この人が発信する情報をどうしても読みたい」

と思っていれば、どちらで情報を送ろうと読まれますし反応も高くなります。

逆に、その意識レベルが低ければどちらで送っても反応は高くなりません。

それこそ「スパム」のような無差別広告のようなものを送るなら、
今は断然、LINE(ライン)の方が良くも悪くも反応を取れるはずですが、
このご時世でそのようなマーケティング展開はまずNGです。

となれば、結局のところ、

「送った情報がしっかりと読んでもらえるかどうか」
「そこから反応を取れるかどうか」


などは、送り手側次第、そのブランディング前提次第となりますので、
強いて、開封率、観覧率を判断の基準にする必要はないと思います。

ラインだろうとメルマガだろうと、あなたの発信する情報を読みたい。

そんなブランディング戦略、マーケティング戦略を展開するべきだと思いますから、
その前提の上であれば、メディアはどちらでも問題はないという事です。


メルマガ vs ライン:集客~オプトイン段階の比重と利便性。総括


よって、基本的には自分の提供する情報やサービスを踏まえて、

・スマホユーザーの集客~オプトイン~情報提供を重視するか
・PCユーザーの集客~オプトイン~情報提供を重視するか

この視点を前提とした上で、適した方を選ぶべきところだと思います。

もちろん、今後においては、また状況が変わる可能性もありますが、

・スマートフォンユーザーの主な通信連絡手段
・PCユーザーの主な通信連絡手段


今現在は、確実にこれらが分かれている状況にありますので、
これらが分かれているうちは上記のような視点を前提に
自分自身の展開するビジネスに適した方を選べば良いという事です。

是非、参考にしていただければと思います。

K.Uzaki

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