ブログ「コピーライティング至上主義者の会」へようこそ。

 このブログはフリーのコピーライターとして活動している
 私、K.Uzakiが首謀するコピーライティング至上主義者のための
 ビジネス講座を中心としたブログコンテンツです。

 コピーライティングのスキルやテクニックなどを公開しています。

コピーライティングを学ぶ前に

 ・コピーライティングとは

 ・コピーライティングを学ぶとはどういう事なのか。

 ・お金を生み出せるコピーとは

 ・コピーの勉強に「写経」は有効か。

 ・コピーライティングは「誇大広告の為のスキル」では無い。

 ・コピーライティングにおけるリサーチの重要性とその方法。

 ・コピーライティングの最適なトレーニング方法。鍛錬方法とは。

 ・日常生活で出来るコピーライティングの基礎能力向上方法。

 ・文才と文章力の違い。コピーライティングに必要なのは・・・。

 ・コピーライティングを学ぶ事は成功への「近道」なのか。


文章基礎講座

 ・解り易い文章、読みやすい文章の書き方。

 ・読まれる文章における「主語」の原則。

 ・「主語」と「述語」の構成を意識して分かり易い文章を書く原則。

 ・読み易い文章を書く為の「助詞」の使い方と注意点。

 ・接続詞の正しい使い方と文章構成の原則。

 ・接続助詞の正しい使い方と注意点。

 ・接続詞、接続助詞、指示代名詞の有効な使い方。

 ・指示代名詞の使い方と注意点。

 ・同じ語尾が続く単調な文章に「メリハリ」を付けるテクニック。

 ・読みやすい文章における改行、句読点の使い方。

 ・文章内に「箇条書き」を用いる場合の注意点とポイント。

 ・だ・である調、です・ます調、それぞれの文体について。

 ・コピーライティング視点の「漢字」と「ひらがな」の使い分け。

 ・「文法」と「コピーライティング」の関係。 NEW


文章構成講座

 ・論理的な文章を書くテクニック

 ・説得力のある文章の書き方

 ・文章構成を事前に練り上げる必要性について

 ・疎かにしがちな文章作成における2つの原則

 ・断言を重ねる文章が必ずしも説得力を向上させるとは限らない理由

 ・「面白い文章の書き方」とその「定義」について。

 ・話の「脱線」を有効に活用する文章術と構成テクニック。

 ・反応を下げる4つの文章構成とその事例

 ・ウェブライティングにおける冒頭文、書き出しの原則

 ・ストーリーテリングの法則とコピーライティング。

 ・ブログ記事、メルマガにおける文章の書き方とポイント

 ・ツイッターライティング講座~140文字のコピーライティング~

 ・文章の語尾が単調になってしまう「ですます調」の文章でありがちな落とし穴。

 ・QUESTの法則、AIDMAの法則、PASONAの法則。

 ・文章が上手いだけのコピーライターでは一流になれない理由。


心理講座

 ・全ての人が「感覚的」に反応してしまうコピーとは。

 ・五感を刺激する強烈なコピーを作るテクニック。

 ・読み手を引き込む文章の書き方。

 ・信用を勝ち取れる文章の書き方。

 ・最後までしっかりと読まれる文章を書くための原則。

 ・コピーライティングにおける「興味」と「疑問」の境界線。

 ・注意を引く事と興味を引く事の違い。

 ・恐怖や不安を煽る「扇動」のポイント。

 ・童話「北風と太陽」に学ぶコピーライティングの神髄。

 ・アドルフ・ヒトラーの演説に学ぶ8つの洗脳のテクニック。

 ・宗教概念とコピーライティング NEW


コピーライティング講座

 ・コピーライティングに必要な3つの能力とは。

 ・主観でも客観でもなく「俯瞰」による視点でコピーを書く。

 ・読者目線で文章を書く事の真理。

 ・メリットとベネフィットの違いとは。

 ・即効性、緊急性、希少性によって反応を高めるライティング術。

 ・コピーにおける「具体的な数字」の有効な使い方。

 ・問いかける文章、コピーの有効性と効果的な作り方。

 ・効果的な「FAQ」「Q&A」(よくある質問)の作り方。

 ・「伏せ字」「抽象文」を用いたコピーで興味を引くためのポイント

 ・「キャッチコピー」と「文章」の違い~感覚と論理~

 ・「ヘッドコピー」と「ボディコピー」の違い

 ・「ヘッドコピー」ライティング講座~興味の壁、読まない壁の有無~

 ・「プレゼンテーションコピー」と「メッセージコピー」の違い

 ・フロント商品、バックエンド商品のコピーの違いと事例

 ・成約率(購入率)は何パーセントが合格点なのか。


セールスライティング講座

 ・売れるコピー、文章の書き方。

 ・商品のメリットに対してデメリットはどうアピールするべきか。

 ・損失回避の法則による「負」の人間心理で行動を促す文章術。

 ・私はお勧めしない「低レベルな情報弱者層にウケるコピー」の書き方

 ・縦長のオプトインページ、セールスレターはもう古いのか。

 ・漫画(マンガ)のセールスレター、ライティングは有効なのか。

 ・フロントエンドコピーとバックエンドコピーの違い


その他コピーライティング講座

 ・リアルビジネス・ネットビジネスにおける「コピーライティング」の違い

 ・インターネット動画時代におけるコピーライティングの可能性

 ・松本人志のお笑い七並べ論とコピーライティング将棋論

 ・リーガルハイ・古美門研介に学ぶコピーライターと弁護士の共通点

 ・小説の出だし、冒頭文の書き方に学ぶ文章を読ませるテクニック。

 ・川端康成の文章に学ぶ情景描写、比喩表現。

 ・村上春樹の文章に学ぶ比喩表現、隠喩表現。

 ・芥川龍之介「文章と言葉と」から読み解く「書く事」への拘り。

 ・架空請求メールの文面例とコピーライティング

 ・コピーライティングとカレーライス

 ・コピーライティングが「使えなくなる」可能性。

 ・スワイプファイルの意味、必要性について。

 ・テンプレートや他人のコピペ文章では「稼げない」理由。

 ・ピラミッドストラクチャーによる文章構成とその有効性。

 ・ペルソナマーケティングの有効性とコピーライティング。 NEW

 ・インプットが重要か、アウトプットが重要か。 NEW


ライティング講座総合(例文付き)

 ・SEOライティングの事例:記事のタイトルキーワードと本文(冒頭文)の構成


ダイレクトレスポンスマーケティング講座

 ・ダイレクトレスポンスマーケティング~リスト教育の真髄~

 ・ダイレクトレスポンスマーケティングに適した商品と適さない商品。

 ・実績ゼロからのブランディング構築とコピーライティング。

 ・ブランディングの「始まり」とは。

 ・メルマガにおけるリスト教育の理想的な流れについて。

 ・メルマガ教育・ブランディング段階で注意するべき事。

 ・メールマガジン、ステップメール講座の「終わり」について。

 ・ブログとメールマガジンの情報を重複させるメリットとデメリット

 ・ブログとメールマガジンを使い分ける理由とその違い。

 ・ブログ、メルマガのターゲットはどこまで明確にするべきか。

 ・ブログ、メルマガの「キャラクター設定」と「差別化」について。

 ・オプトインページ/ランディングページの作り方とポイント。

 ・オプトインページのメルマガ登録フォームはどのように貼るべきか。

 ・メールマガジンの長さ、文字数、文章量についての講義。

 ・メールマガジンが読まれる最適な配信頻度とは。

 ・商品は何通目のメールマガジンで売り込むべきか。

 ・メルマガの件名、タイトルの長さと文字数、開封率の関係について。

 ・メールマガジンの配信時間は何時が最も「読まれる」のか。

 ・メールマガジンの発行における特定電子メール法について。

 ・無料で発信する情報と、特典、有料で提供する情報の境目について。

 ・情報商材ビジネスは、あとどれくらい稼げるのか。


「稼げるブログの作り方」講座~ブログ構築~

 ・コピーライティングを駆使した稼げるブログの作り方講座の発足にあたって

 ・情報発信の入口として最適なメディアが「ブログ」である理由

 ・ブログのテーマ、ターゲット、コンセプトを決める際のポイントは

 ・ブログのテーマ、ターゲットは広げるべきか狭めるべきか。

 ・ブログにおける競合、ライバルの多さを考慮していく際のポイント

 ・ブログタイトルの付け方とそのポイントは

 ・アフィリエイトブログに適した商品の選び方。

 ・良質な情報商材の選び方、見極め方。

 ・ブログは実名でやるべきかハンドルネーム(匿名)でやるべきか

 ・ブログのトップページには何をカスタマイズして掲載するべきか。

 ・ブログカスタマイズ講座~ヘッダー、サイドバーメニューの有効活用~

 ・ブログのサイドバーに貼ってはいけないコンテンツ

 ・ブログにおけるアクセス解析のポイントと対策について。

 ・メルマガ登録フォームはいつブログに設置するべきか。


「稼げるブログの作り方」講座~記事の作成~

 ・ブログ記事のネタの探し方、ネタ切れを回避する方法

 ・ブログの最適な更新頻度とSEO対策。

 ・ブログ記事を書く際に必ず意識するべき3つのポイントとは

 ・価値のあるオリジナリティの高い情報を発信するポイントと方法

 ・ブログ記事の文字数、文章の長さとSEO対策、反応の関係

 ・ブログにおける文字、文章の強調、装飾について。

 ・ブログの記事に用いる言葉、用語の注意点。

 ・ブログの記事に画像や動画を貼るメリット。

 ・ブログ、メルマガにおける「追伸」の有効な活用テクニック

 ・ブログの記事に「目次」を貼ってはいけない理由。

 ・ブログの記事で「面白さ」を追及する必要は無い理由。

 ・ブログの記事を「リピーター」に向けて書いてはいけない理由。

 ・引用と著作権のルールについて。

 ・アフィリエイトブログのコンテンツは数と質、どちらを重視するべきか。

 ・グーグルアドセンスに適した文章、記事の書き方について。

 ・SEOを意識したライティング術~記事タイトルの付け方~

 ・SEOを意識したライティング術~文章の書き方と記事の構成について~

 ・SEOを意識したライティング術~滞在時間と巡回率を高めるテクニック~

 ・ブログ記事の書き方講座:冒頭で興味を引く文章の原則。

 ・ブログ記事の書き方講座:小見出しの有効な使い方と書き方。

 ・ブログ記事の書き方講座:自己紹介・プロフィール記事の書き方。

 ・ブログ記事の書き方講座:記事の書き方、書くコツについてのQ&A

 ・ブログ記事の書き方講座:情報商材レビュー記事の書き方~集客編~

 ・ブログ記事の書き方講座:情報商材レビュー記事の書き方~アフィリエイト編~


コピーライター講座

 ・コピーライターとしての仕事の取り方について。

 ・仕事依頼、制作依頼を受ける判断基準。

 ・コピーライターが受けた仕事、依頼内容を捉える視点について。


コピーライティング+マーケティング応用講座

 ・コピーライティングとアフィリエイト

 ・コピーライティングが先かアフィリエイトが先か。

 ・ステルスマーケティングとコピーライティング

 ・トレンドアフィリエイトとコピーライティング

 ・PPCアフィリエイトとコピーライティング

 ・動画マーケティングとコピーライティング

 ・動画で稼ぐか文章で稼ぐか。Youtubeアドセンスとグーグルアドセンス。

 ・PPCアフィリエイトとコピーライティング


その他応用講座

 ・トレンドブログ+アドセンス+コピーライティング

 ・トレンドブログ+物販アフィリエイト+コピーライティング

 ・プロモーションアフィリエイト+コピーライティング

 ・アダルトアフィリエイト+コピーライティング

 ・ツイッター+コピーライティング

 ・Youtube+コピーライティング

 ・SEO対策+コピーライティング

 ・キュレーションサイト+コピーライティング

 ・店舗ビジネス、リアルビジネス+ダイレクトレスポンスマーケティング

 ・コピーライティングを2つの視点、感覚で学ぶ


師匠関連(師匠のメルマガ転載記事)

 ・宇崎の師匠が選ぶ「凄い」と思うキャッチコピー3選~師匠のメルマガより~

 ・コピーライティングにおけるネガティブ思考とポジティブ思考~師匠のメルマガより~

 ・ありとあらゆる分野に共通する成功法則~師匠のメルマガより~

 ・アメトーーク「勉強しまくった芸人」に学ぶ適切な勉強法<~師匠のメルマガより~

 ・ビジネスの神髄を描いた1枚の画像~師匠のメルマガより~

 ・私のライティングの師匠が「目標設定」を否定する理由

 ・文章は書けば上手くなるのか-コピーライティングの真実

 ・文章における「正」と「負」の二元論

 ・「聖書」「資本論」-世界を塗り替えた「文章」の共通点

 ・意識の流れ-ノーベル賞作家、川端康成も駆使した文章の技法


特別講座:ゼロから5億の不労所得を作った男(無料)

  私の師匠がいかにしてゼロから年収にして5億円という収入源を作り出したのか。

  その全てを公開している特別講座です。

  ・特別講座:ゼロから5億の不労所得を作った男


コピーライティング有料教材

  私、宇崎恵吾の著作教材です。

  コピーライティングを本格的に学びたい方は是非お読みください。

  ・The Million Writing


コピーライティング+アフィリエイト総合コンサルティング

  私と師匠、共作のアフィリエイト教材付きコンサルティングプログラムです。

  巷ではかなりのスパルタプログラムと言われていますので
  私達と共に本気でトップアフィリエイターを目指したい方のみ覚悟してご参加ください。

  ・Copyrighting Affiliate Program


宇崎恵吾監修ツイッターマーケティング+ツール教材

  私がマーケティングマニュアルやコピーライティングの分野で、
  監修、著作及びセールスレターの作成に関わった教材です。

  私からも豪華特典をお付けしていますので是非一度ご覧ください。

  ・the Twitter Brain+豪華特典


アフィリエイト講座:Copyrighting Affiliate the Union

  私企画するアフィリエイト講座です。

  参加にはある条件がございますがそこまでハードルが高いものではありません。

  是非一度企画の詳細をご覧頂ければと思います。

  ・Copyrighting Affiliate the Union


究極のコピーライティング講座

  私、宇崎恵吾の「師匠」とコピーを「共作」出来るという、
  私が知る限り「この世」で最上クラスのコピーライティング講座です。

  生半可な意識では読むだけ無駄なので、
  本当にコピーを極めたい人だけ読んでください。

  ・Copywriting Special teaching Plan

箇条書きを上手く使う分かり易い文章の書き方とポイント。

分かり易い文章、読み易い文章を書くポイントは幾つかありますが、
その中で誰もがすぐにでも実用できるであろう方法(書き方)の1つが、

「箇条書きを文章内に用いる」

という方法です。

ただ、文章内に箇条書きを用いていく方法は、
幾つかの最低限のポイントを押さえた上でなければ、
逆に分かりにくい文章になってしまう恐れがあります。

そこで、今回のライティング講義は、

「文章内に箇条書きを用いていく場合のポイントと注意点」

というテーマでお届けしていきたいと思います。

箇条書きを上手く使う分かり易い文章の書き方とポイント。


まず、文章内に箇条書きを用いていく場合に注意するべき事は以下の3点です。

・箇条書きの項目数は出来るだけ数を絞り込む
・1つ1つの箇条書きの文章量をできるだけ短くする
・並列的な情報を一律した文章で箇条書きにする

この文章内で早速こうして「箇条書き」を用いましたが、
当然、上記で示したポイントを全て押さえたものになっています。

1つ1つ詳細事項を解説していきます。

箇条書きの項目数をあまり多くし過ぎないようにする

まず1つ目の注意点は「箇条書きの項目数」ですが、
これは出来る限り数(項目数)を絞り込むようにしてください。

そもそも「箇条書き」は大事な要点をまとめて伝える用途が基本のため、
あまりにその項目数が多過ぎると、逆に要点が分かりにくくなるからです。

また「箇条書き」は、通常の文章における「メッセージ」とは異なり、
あくまでも「情報の一方的な羅列」となってしまいます。

本来、文章は読み手側の「心理」や「疑問」などを捉えながら、
それらに沿った内容の文章を構成していくようにする必要があるものの、

「箇条書きで一方通行な情報をひたすら羅列していく」

という構成では読み手の心理や疑問などを無視する事になってしまいます。

それなりの「情報」を提示していけば、読み手側としても、
そこに何かしらの心理に伴う疑問などを抱いていくはずですから、
文章は適度にその答えを示していくような構成になっていなければいけません。

あまりに多過ぎる箇条書きは、それが出来なくなってしまうという事です。

ただ、出来るだけ数を絞るというと言っても1つの箇条書き?では、
そもそも、その情報を「箇条書き」にする意味がなくなってしまいます。

よって、最低限の箇条書きの数として2つや3つの箇条書きのであれば、
まず、読み手側に「多い」という感覚を与える事はないはずです。

ただ、4つ、5つの箇条書きは内容次第では「多い」という印象になるため、
その場合は2つ目の注意点として挙げた「文章量」が重要になってきます。

よって6つ以上になってくると、これは箇条書きとしては多いと思いますので、
どうしても箇条書きとして「6つのほどの要点」を伝える必要がある場合は、

・箇条書きにして示す題目や視点を変えて別々の箇条書きで示す
・箇条書きにして示す複数の情報をまとめ出来るだけ数を絞り込む
・箇条書きではなく通常の文章で1つ1つを伝えていく


このいずれかの方法を取るべきだと思います。

***

また、日常的な「会話」で何かの情報や説明を受ける場合でも、
その要点だけをひたすら一方的に羅列されるような話し方をされた場合、
2つ、3つ、多くて4つ、5つあたりまでは頭の中に入るかもしれませんが
それ以上になってくると、やはり情報を頭で整理できなくなると思います。

そのような説明が「分かり易い」とはまず思わないはずですから、
それは文章においても「同じ」という事です。

1つ1つの箇条書きの文章量をできるだけ短くする

これも理由は先立って解説した「多過ぎる箇条書き」とほぼ同じであり、
箇条書きは、一方的な「情報の羅列」という形になる事から、
その1文1文があまりに長すぎる形になってしまうと、
やはり「分かりにくい」という印象を与えてしまいます。

基本的に「箇条書き」を示した場合においては、
私がこの記事で行っているように、その1つ1つに対して、
補足を加えていく構成が望ましいため、

「追って補足を加える前提」

であれば、先立つ箇条書きに多くの情報を詰め込む必要はありません。

まさしく「要点のみ」を手短な一文で示せば問題はないため、
箇条書きの一文は「一行の文章」にまとめるのが望ましいと思います。

並列的な情報を一律した文章で箇条書きにする

基本的に「箇条書き」にあたる形で示していく情報は、
その箇条書きの前提となるものに対して並列的な情報を示すべきであり、

・並列的ではない情報
・一律されていない文章


などが混じると、それが「違和感」の原因となります。

例えば「文章の書き方」をテーマとする書籍を紹介する記事で、

「この本で何を学べるのか」

という前提で示した箇条書きが以下のようなものだったとします。

・正しい文法に沿った文章の書き方が分かる
・長い文章を苦痛なく書けるコツが分かる
・筆者の経歴に共感できる
・何を書けば迷う事がなくなる方法とは


まず、最初の2つは「学べる事」が率直に示していますが、
3つ目の「筆者の経歴に共感できる」という箇条書きの一文は、
何を学べるのか、という前提とはズレた内容になっています。

また4つ目は、この一文だけが「問いかけ」となっているため、
先立つ箇条書きの文章に対して、明らかに「違和感」があると思います。

よって、ここで例を挙げた箇条書きは、

・正しい文法に沿った文章の書き方が分かる
・長い文章を苦痛なく書けるコツが分かる
・何を書けば迷う事がなくなる方法が分かる


または、

・正しい文法に沿った文章の書き方とは
・長い文章を苦痛なく書けるコツとは
・何を書けば迷う事がなくなる方法とは


このような形であくまでも「並列的な情報のみ」を、
一律した文章で示す形が望ましいという事です。

箇条書きを上手く使う分かり易い文章の書き方とポイント。まとめ


以上の通り、文章内に「箇条書き」を用いていく場合は、

・箇条書きの項目数は出来るだけ数を絞り込む
・1つ1つの箇条書きの文章量をできるだけ短くする
・並列的な情報を一律した文章で箇条書きにする

この3つのポイントを押さえた上で、
あまりに多過ぎる箇条書きや長文過ぎる箇条書きは、
出来るだけ「数」と「文章量」を押さえるようにしてください。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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ですます調,だである調,どちらの語尾で文章を使い分けるべきか

文章の書く上での「口調(文体)」として、

です・ます調:~です。~ます。を語尾にする文章
だ・である調:~だ。~である。を語尾にする文章

この2つのどちらかの口調(文体)が基本となるはずですが、

「どちらの口調で文章を書いた方が良いのか」
「2つの口調をどう使い分ければ良いのか」


といったご質問、ご相談を頂く事がありますので、
今回は、これらの文章上の「口調」について解説していきます。


「です・ます調」「だ・である調」はどちらで文章を書くべきか


このブログの記事は全般的に「です・ます調」書かれています。

これは単純に「だ・である調」よりも「です・ます調」の方が、
このようなブログの文章に適しているため、そうしているのですが、
基本的な考え方として「です・ます調」が適しているのは、

「親近感を与えて読み手との距離感を縮めたい場合」

であり、いわゆる「ブランディング」を図りたいのであれば、
それを目的とする文章は「です・ます調」が適しています。

一般的な感覚として「だ・である調」の文章は、
どうしても「堅い」という印象から距離を感じさせてしまいます。

対して「です・ます調」は、口頭上での口調にも近いため、

「書き手がそのままその話を自分にしてくれている感覚」

を与えられる点で、必然的に「親近感」を与える事ができます。

例えば以下は、私のこのブログ内に投稿されている、
ヘッダーメニュー内の『はじめに』のコンテンツの文章ですが、

このブログはフリーのコピーライターとして活動している
私、K.Uzakiが首謀するコピーライティング至上主義者のための
コピーライティングに重きを置くビジネス講座中心のブログです。

私自身はまだまだ駆け出しのフリーライターですが、
私の師匠はこの業界でも知る人ぞ知る
年収5億円超えという屈指のトップライターです。

実名などは一切出さず、決して表に出る事の無い人物ですが
その実力と実績は間違いなく業界トップクラスです。

このブログではそのトップライターのスキルやテクニックなども
存分に学んで頂ける質の高いビジネス講座を展開しています。

「我こそはコピーライティング至上主義である。」

そんな意識の高いあなたには多くのノウハウを学んで頂けるかと思います。

こちらをそのまま「だ・である調」の文章に差し替えると、

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私、K.Uzakiが首謀するコピーライティング至上主義者のための
コピーライティングに重きを置くビジネス講座中心のブログだ。

私自身はまだまだ駆け出しのフリーライターだが、
私の師匠はこの業界でも知る人ぞ知る
年収5億円超えという屈指のトップライターである。

実名などは一切出さず、決して表に出る事の無い人物だが
その実力と実績は間違いなく業界トップクラスだ。

このブログではそのトップライターのスキルやテクニックなども
存分に学んで頂ける質の高いビジネス講座を展開している。

「我こそはコピーライティング至上主義である。」

そんな意識の高いあなたには多くのノウハウを学んで頂けるはずだ。

となります。

双方を読み比べて頂くと、やはり「だ・である調」の文章は、
どこか「上から目線」に感じてしまう文章になっていると思います。

何より、このコンテンツの文章は「挨拶」に近い位置付けにあるわけですが、
リアルな場における初見の挨拶で「だ・である調」で話をしてくる人はまずいません。

仮に初見の挨拶が「だ・である調」だったなら、違和感しかないと思いますし、
まず間違いなく、そんな挨拶をする人に親近感は持てないと思います。

要するに、このようなブログの文章に関して言えば、

「読み手との距離感を縮めて親近感を抱いてもらう事」

が文章の「精読率」や「反応」にも直結していく事になるため、
やはり「です・ます調」が適しているという事です。

逆に、強いて親近感や距離感を縮める必要がないような文章を書く場合で、

「客観的な事実を淡々と伝えていきたい」

という場合などは「だ・である調」の文章が適しています。

要するに、どこの誰が書いている文章なのか、といった点を含めて、
書き手側の人物像などをあえてイメージさせたくないような場合においては、
あえて「だ・である調」で文章を書いていけば良いという事です。


「だ・である調」と「です・ます調」の使い分けは不要


ただ、基本的に「自分からのメッセージ」という前提の文章において、
ここで言う「だ・である調」「です・ます調」が混在するような文章は、
単純に「違和感」の原因になり、間違いなく文章の反応を下げてしまいます。

それこそ、このようなブログの記事を構成するような文章は、

「ブログ運営者が訪問者に対して発しているメッセージ」

にあたりますから、その文章内で口調がコロコロ変わってしまうと、
書き手側の人物像やイメージも一貫しないものになってしまい、
まさに「親近感」や「臨場感」を薄れさせる原因になってしまいます。

例えば、先ほど示した『はじめに』の文章で口調を混在させると、

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「我こそはコピーライティング至上主義である。」

そんな意識の高いあなたには確実に多くのノウハウを学んで頂けるはずだ。

このように1つ1つの文章で、書き手の人格が入れ変わっているような、
かなり違和感のある文章になってしまっている事がお分かり頂けるはずです。

また、これもリアルな場で、このように口調がコロコロ変わる人がいた場合、
違和感と共に「怖い」という印象を抱いてもおかしくないと思いますから、
それは文章においても、全く「同じ」という事です。

ただ、このような「だ・である調」と「です・ます調」が混在する文章は、
意図的ではない形で、そういう文章を「書いてしまっている場合」があります。

ですが、そのような文章は意識的に読み返す事で、自分自身が、
口調が一貫していない文章への「違和感」に気付けるはずですから、

・ブログなどにおける文章は「です・ます調」の一環を心がける
・「だ・である調」「です・ます調」が混在する文章は避ける


この2点は、ブログなどの文章を書き始めの事は注意してみてください。

以上、です・ます調、だ・である調についてお話しさせて頂きました。

是非、参考にしてください。

K.Uzaki

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ブログ記事における効果的な「小見出し」の使い方と書き方。

ブログに「記事」を書く以上は、その記事をしっかりと読んでもらい、
その記事を介して伝えたい事をしっかりと伝える必要があります。

そもそも記事を読んでもらえなければ伝えたい事も伝えられません。

そんなブログの記事をより効果的に構成していく上で有効となるのが

「小見出し」

であり、この「小見出し」を有効に活用できている記事は、
それだけで、その在るべき「目的」を果たしやすくなります。

今回は、そんな「小見出し」の有効な使い方、書き方について講義していきます。

ブログ記事における効果的な「小見出し」の使い方と書き方。


まさに上記でここで示した、

『ブログ記事における効果的な「小見出し」の使い方と書き方。』

の一文が、この記事における1つ目の「小見出し」にあたるものです。

まず、この「小見出し」を用いていく意味、メリットは以下の3つに集約されます。

・小見出しにしたコピー(文章)はそれだけで目に入りやすくなる
・話や議題の切り替り、節目となっているポイントが明確になる
・見出しに入るキーワードが検索エンジン対策においても有効となる

ブログの記事を構成していく「文章」は、
必ずしも全てが「読まれる」とは限りません。

もちろん、訪問者の意識や意欲が高い状況にあれば、
記事を構成する文章全てがくまなく読まれる場合もあります。

ですが、ブログには様々な訪問者が訪れるはずですから、
当然、その記事を読む意欲や意識も人それぞれです。

むしろ、検索エンジンなどから入ってくる大多数の訪問者は、

「キーワード検索でヒットした記事を品定め的な意識で読む」

という場合がほとんどで、そのような訪問者の読み方は、
いわゆる「斜め読み」や「流し読み」のような形になります。

ひとまずザっと記事の内容を斜め読み、流し読みした上で、

「自分が求めている情報がその記事に書かれているのかどうか」

などを「品定め」した上で、本格的に「読む」かどうかを判断します。

そして、そのような斜め読み、流し読みをしていく際に、
必然的に目に入るのが「小見出し」や「強調文字」などにあたるわけです。

よって、記事を構成していく際の「小見出し」は、

・小見出しに目を通していくだけでも全容やポイントが分かるようにする
・小見出しに目を通していく事で記事の詳細に興味を引けるようにする

この2つのポイントを押さえて構成していく事で、
先立つ時点で斜め読み、流し読みを始めた訪問者から、
その記事を「読み進める意欲」を引き出せるようになるわけです。


まずは「小見出し」で訪問者の読む意欲と興味を引き出す。


また、記事の中の話の節目となるようなところに「小見出し」を置く事で、
記事の中で話題や議題が切り替わって部分が視覚的にも分かり易くなります。

まさに、この記事で先ほど示した

『まずは「小見出し」で訪問者の読む意欲と興味を引き出す』

この小見出しで話の「節目」となるところを分かり易くしているわけです。

加えて、ブログにおける「小見出し」は、多くのブログにおいて、

「hタグ」

と呼ばれるタグの中に「小見出し」となるコピー(文章)を挿入する形となるため、
この「hタグ」の中に含まれるキーワードは検索エンジン目線での優先度が高く、

「上位表示を狙いたいキーワードをhタグに入れていく」

という対策が、内部SEOにおいて有効な対策の1つと言われています。

よってブログの記事における「小見出し」は、

・小見出しにしたコピー(文章)はそれだけで目に入りやすくなる
・話や議題の切り替り、節目となっているポイントが明確になる
・見出しに入るキーワードが検索エンジン対策においても有効となる

この3つの利点を前提とする形で構成するべきであり、

・斜め読み、流し読みを始める一見の訪問者視点
・話の節目を分かり易くする視点
・検索エンジン対策の視点


この3つを意識して構成していけば良いという事です。


「小見出し」を用いる注意点。


ただ「あまりにも多過ぎる小見出し」は、その記事の全容を掴む上でも、
小見出しを介して与える情報が多過ぎる状況になってしまうため、
情報過多な状況を作ってしまう要因にもなりかねません。

また、話の節目でもないところに小見出しを多用し過ぎてしまうのも、
記事の要点を分かりにくくしてしまう要因となってしまいます。

小見出しは、ある程度の数を絞って示すからこそ、
その小見出しとして示したワードや情報が目を引く形となりますので、
数よりも「質」と「内容」で各ポイントを押さえるようにしてください。

記事全体の文章量、情報料が多ければ、それなりの小見出しも必要となりますが、
そうでもない文章量、情報料の記事に多用するべきではないという事です。

現に今、こうしてお読み頂いている記事の中で示した「小見出し」は、

『ブログ記事における効果的な「小見出し」の使い方と書き方。』
『まずは「小見出し」で訪問者の読む意欲と興味を引き出す』
『「小見出し」を用いる注意点。』


この3つの小見出しのみとなっていますが、これらを目にするだけでも、
この記事で伝えている事やポイントは把握できるようになっているはずです。

また、この記事を斜め読み、流し読みした場合においても、
それぞれの小見出しにおける「詳細」に興味を引き出す役割を担い、

「小見出しで訪問者の意欲と興味を引くとはどういう事だろう」
「小見出しを用いる上で、どのような注意点があるのだろう」


というような「興味」を引き出す事ができれば、
これらの小見出しはその役割を十分に果たせた形になります。

基本、私のブログに投稿してある記事の「小見出し」は、
全般的に、このようなポイントを踏まえて構成していますので、
他の記事も併せて、その使い方などを参考にしてみてください。

以上、ブログ記事における「小見出し」の有効な使い方についてでした。

是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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オプトインページのメルマガ登録フォームはどう貼るべきか。

DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を展開していく上では、
リスト(顧客のメールアドレス)の収集が必要不可欠となります。

よって、大抵の場合はメールマガジンなどへの登録を促す、
何らかの「オプトインページ(ランディングページ)」を作ります。

そんな「オプトインページの作成段階」でよく頂くのが、

『メルマガ登録のフォームはどこに貼るべきか』
『メルマガ登録のフォームは幾つ貼るべきか』

といった「メルマガ登録フォームの設置」についてのご質問です。

そこで今回はオプトインページ(ランディングページ)における、
メルマガ登録フォームについて講義させて頂きたいと思います。

オプトインページのメルマガ登録フォームはどう貼るべきか。

メルマガ登録フォームの設置基準は実際に「フォーム」を設置する、
オプトインページそのものの「構成」によって変わってきます。

大まかに大別してしまうと、

・ほぼページ(画面)をスクロールさせる必要がない手短なオプトインページ
・ページ(画面)をスクロールして読む必要がある長めのオプトインページ

このいずれかになると思いますが、前者の手短なオプトインページなら、
そもそも、メルマガ登録フォームを設置する場所や数に迷う余地はないはずです。

そのオプトインオファーを構成するヘッダーコピーが実質的に、
そのオプトインページのほぼ「全て」という構成になるはずですから、
ページ内の最下部にメルマガ登録フォームを貼れば、それで問題ありません。

その上で、手短なオプトインページと長いオプトインページ、
そもそも、どちらを前提にオプトインページを構成するべきなのかは、

・どの段階の見込み客に提示するオプトインオファーなのか
・どこまでの情報を示した上でオプトインリスクを集めたいのか


この2つの視点から判断する必要があります。

前者の「どの段階の見込み客に提示するのか」という点は、

・すでにメルマガへの登録意欲があるような見込み客に提示するオファー
・全くその意欲がないようなフラットな見込み客に提示するオファー


このどちらを前提とするオファーかで変わってくる部分であり、
例えば、ブログなどのヘッダーやサイドバーに貼り付けた

『メールマガジンの登録はこちら』

というようなリンクからアクセスを流していく前提なら、
そのリンクをあえて辿ってくるような訪問者は、
すでにメルマガ登録への意欲を持っていると考えられます。

そのような訪問者を対象とする前提のオプトインページであれば、
そもそもメルマガ登録を促す「オファー」や「説得」は不要ですから、
手短なオプトインページでもオプトイン(登録)に至るはずです。

対して、SNSや外部サイトの広告バナーなどを利用して、
完全にフラットな見込み客を外部から集客していくような場合は、
オプトインページのオファーで登録の意欲を引き出す必要があります。

この場合は、やはり少ない情報よりも多くの情報を与えた方が、
そのオファーの趣旨やメリットなども伝わりやすくなるため、
長めのオプトインページを構成していく方がオプトイン率を高められます。

ただ、すでに登録の意欲が十分にある見込み客に対しても、

「オプトイン前の段階でこれだけは先に伝えておきたい」

というものが何かある場合は、そのような内容をしっかりと伝えるために、
それなりに長いオプトインページを作っていく必要性が生じてきます。

言わばオプトインページは「メルマガ」という形を取らずに、
それに先立つ時点で伝えるべき事を伝えられるページでもありますので、

「登録時点の段階でメルマガの購読意欲をできるだけ高めておきたい」

という場合は、やはり長めのオプトインページを作成して、
そのオプトインページ内で、そのために伝えるべき事を伝え、
その上で、オプトイン(登録)を促すようにする必要があります。

要するに、

・フラットな見込み客(アクセス)に対してのオプトインページ
・購読の意欲を高めた上での登録を促したいオプトインページ

これらは前提とする場合は長めのオプトインページを構成する必要があり、
その場合においては「メルマガ登録フォーム」の貼り付け方にも、
これらの「前提」を意識したポイントがあるという事です。
 

メルマガ登録フォームの「位置」はどこが最適か。


先立って言及した通り「オプトインページ」においては、

「メルマガ登録前の時点で伝えるべき事を伝える」
「それを伝える事で登録や購読の意欲を高める」

といった目的を前提に構成する必要があることから、
メルマガ登録フォームも必然的に、この目的を踏まえた上で、

『伝えるべき事を全て伝えた段階で登録フォームを示す』

というのが、まず押さえるべきポイントとなります。

よって、ウェブ上で比較的、よく見かけるオプトインページの構成として、
ヘッダー部分で、まず1つ目の登録フォームを貼っているような構成は、
少なくとも、上記のような「目的」を度外視していると言わざるを得ません。

ただ、オプトインページの構成における「戦略」の1つとして、

・すでにメルマガ登録の意欲が十分にある訪問者
・そうではない段階のフラットな訪問者

この両方がアクセスしてくるような可能性がある場合においては、

『長いオプトインページのヘッダーにひとまず登録フォームを貼っておく』

という構成にする事で、すでに登録の意欲がある訪問者はすぐに「登録」に至り、
そこまで登録の意欲が高まっていない訪問者は「続き」を読み進める形になります。

つまり、オプトインページにおける「登録フォーム」は、

・伝えるべき事を伝えた段階で示す視点
・すでに登録の意欲がある訪問者に対して示す視点


この2つの視点において示していけば良いため、

・冒頭部分(すでに登録の意欲がある訪問者に向けたもの)
・ページの最後(伝えるべき事を全て伝えた後)

この2つを押さえておけば問題ありません。

あとは、オプトインページ内で、

・必ず全ての訪問者に読んでもらいたい内容
・特定の人にだけ読んでもらえれば良い内容


このような2つの視点を前提とするメッセージがある場合などは、
まずは全ての訪問者に読んでもらいたい話を全て展開した時点のフォーム。

そこから「追伸」などの形で、特定の人だけを対象とするような
必ずしも全ての訪問者に読んでもらう必要は無い話を展開し、
そして、最後にもう一度、フォームを貼るという構成でも問題ありません。

基本的に「伝えるべき事をしっかりと伝えた段階」は、
訪問者が最も登録の意欲を高めてる段階でなければなりません。

よって、その時点で登録フォームをピンポイントで示す構成が、
そのオプトインページの登録率、精読率を高める上でも最適となります。

ただ、その時点でも「まだ登録の意欲が固まられない人」を想定した場合に、

「人によっては、こんな話もしておけば登録の意欲を高めるのではないか」

といった情報やメッセージがあれば、それらを追って示していけば良いという事です。

以上、オプトインページにおける「メルマガ登録フォーム」についてでした。

是非、参考にしてください。

K.Uzaki

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DRM講座:メルマガ教育・ブランディング段階で注意するべき事

DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)においては、
ハウスリストを集めた後の「メルマガ教育」の段階で、
いわゆる「ブランディング」を図っていきます。

メルマガ教育と言うと、ちょっと言い方が堅い感じになるので、

メルマガ教育 = 信頼関係の構築

という捉え方、考え方をする方が適切なのではないかと思いますが、
いずれにしても、メールマガジンによる「ブランディング」の段階が、
最も、その人(マーケッター)の「力量」を問われる部分かと思います。

結局のところ、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)は、

1:集客(リスト集め)
2:教育(ブランディング)
3:販売(セールス)

この3段階が基本となりますが「集客」と「販売」は、
端的に言えば集めればいい、売り込めばいい、という段階なので、
この部分のスキルやポイントは「情報」としてもそこそこ出回っているはずです。

ですが「教育(ブランディング)」の段階については、

「教育とはこのようにすれば良い」
「ブランディングはここがポイント」


といったポイントなどが集客や販売についての情報ほどは出回っていません。

だからこそ、この段階で大きく損をしている人も多い傾向にあるため、
ここでは、その主な要点、ポイント、注意点などを解説していきたいと思います。


メルマガ教育・ブランディング段階で注意するべき事


私自身、DRMのコンサルやメルマガ原稿の添削などを行っている経験から、
メルマガ教育、ブランディングが上手くいっていない人のメールマガジンは、

・常に売り込みたい商品への興味付けで終わっている
・読者側にとってのメリット、学び、得られるものが何も無いに等しい

このような内容になってしまっている傾向にあります。

確かにダイレクトレスポンスマーケティングにおけるメルマガ教育は、
その先々の「セールス」を見据えて行っていく事になるものですが、
それは決して商品への興味付けばかりを行っていく事ではありません。

読者の目線においても、そのような「興味付け」による引っ張り文句で、
結局のところ、何も得られるものがないようなメルマガが続いてしまうと、

「このメルマガはつまらない」
「読んでいても意味がない」
「得られるものが何もない」


といった感想に至ってしまい、メールそのものが読まれなくなります。

読者があえてメールアドレスを差し出して「登録」に至っているのは、
ほぼ間違いなくそのメルマガを介して有益な「何か」を得るためであり、
それが「登録」に至った言える動機や理由に他ならないはずです。

よって、メルマガ教育においては、まず、その「期待」に応える必要があり、
その「期待」に応えてこそ、そこに「信頼関係」が生まれていきます。

最終的には商品に対する興味を引き出す事も重要となりますが、
それはDRMにおける「セールス」の段階で行うべき事であって、
教育、ブランディングの段階で行うべき事ではありません。

まずは読者の期待に応えるべく「価値」を提供する必要があり、
メールマガジンを介して提供できる「価値」にあたるものは

・新たな気付き
・新たな学び


などであり、読者がこれらを「自覚」できた時点で、
それが他でもない「価値の認識」に結び付く事になります。

実際には「価値」に結び付く情報を提供しているとしても、
読み手側がその「価値」を認識できなければ意味がありません。

故に、メールマガジンを介して行っていく「教育」においては、

・新たな「学び」や「気付き」となる具体的な情報
・読者がその情報を介して得られる(得られた)メリット

これらをそれぞれ読者が理解できるように行っていく必要があり、
この両方を読み手側が「自覚」できる事で「信頼」が生まれていきます。

その信頼の積み重ねこそが「ブランディング」に他ならないという事です。


ブランディング = 価値提供の認識に伴う「信頼」の積み重ね


よって、メールマガジンそのものを継続的に読んでもらう一番のポイントは、
下手な「興味付け」ではなく、その1通1通の満足度を高める事に他なりません。

1通のメールマガジンで期待を超えるような高い満足度を得られれば、
当然、その読者は、次のメルマガを待ち望むようになるからです。

強いてそこで「興味付け」を行っていくのであれば、
そのメールマガジンで得られたであろう学びや気付きを踏まえて、

「次に知るべき事、知っておくべき事は何なのか」

といった視点で、次の話題や学びのテーマを予告しておけば、
おのずと、次のメールマガジンへの期待や興味も高まる事になります。

そして、そこで高めた期待や興味を次のメルマガで満たしていけば、
それがまた大きな「信頼」に繋がっていくというわけです。

その積み重ねによって信頼関係を構築していく事ことが、
DRMにおける「ブランディング」に他なりません。

それこそ「売り込みたい商品への興味付け」にあたるものは、
実際にセールスを仕掛ける直前のメルマガやその追伸などでも十分であり、
ブランディングが成功していればセールスの方も上手くいくはずです。

むしろDRMにおける「セールス」の成果、反応などは、
ほぼブランディングの段階で決まっていると言っても過言ではないため、

「メルマガ教育の段階こそがリストの反応率と売上を左右する」

という点で、セールスの段階は言わば「最後の一押し」に過ぎません。

もちろん、その「押し」が強いに越した事はありませんが、
DRMで売り込み(セールス)を十分に成功させたいのであれば、
それに先立つブランディングにこそ力を入れなければならないという事です。

ですが、多くの情報販売者やアフィリエイターが行っている「エセDRM」では、
ブランディングの段階から、ほぼ「セールス」が始まっている傾向にあり、
常にセールス(売り込み)ばかりに力を入れているケースも少なくありません。

当然、それでは十分な成果を上げる事はできませんので、
ここで注意点として挙げた「メルマガ教育の在り方」を踏まえて、
しっかりと読者に「価値」を提供して信頼関係を構築していくようにしてください。

尚、DRMにおけるメルマガ教育、ブランディングについては、
以下の記事で、その「流れ」についても言及していますので、
こちらも是非、併せて参考にして頂ければと思います。

DRM講座:メルマガにおけるリスト教育の理想的な流れとは

以上、DRMにおけるメルマガ教育、ブランディングについてでした。

K.Uzaki

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マーケティング、ネットビジネスなどに共通する成功法則。

ネットビジネス、マーケティング、コピーライティング。

私の師匠は、これらの分野でかなり早い段階で成果を上げ、
おそらく1~2年足らずで業界トップクラスの数字を上げていました。

「年収で5憶円を稼ぐコピーライター。」

業界内でそう呼ばれていたのはネットビジネスの業界に参入し、
同時にコピーライティング、マーケティングの勉強を本格的に始めた、
そのわずか1~2年後の話です。

そんな私の師匠が、ネットビジネスやマーケティング、
そしてコピーライティングなどのあらゆる分野に共通する

「成功の絶対法則」

にあたるものを、ご自身のメルマガを介してお話ししていました。

以下にその内容をそのまま転載させて頂きますので是非、ご覧ください。

マーケティング、ネットビジネス、あらゆる分野に共通する成功法則。

これは、とくに「ビジネス」に限る話ではないのですが、
私が何か新しい分野の物事を1から始めていくという場合、
まずはその対象となるものを「俯瞰」で捉えるようにしています。


その物事の仕組みや構造などの「全体像」を俯瞰して、


・何がその根底にあるのか。

・その根底にあるものの本質は何なのか


といった事を、まずはしっかりと考察して見定めるわけです。


その上で、実際に見えてくる「根底にあるもの」や「本質」などは、
決して揺らぐ事のない、その基盤(ベース)にあたるものに他なりません。


そして、例えどのような物事を進めていく場合においても、
やはり、最初にしっかりと押さえていくべきものは、
その根底にある本質や基盤であるべき、というのが私の考えです。


断片的な情報や偏った情報などに振り回されるのではなく、
まずはその全体像を俯瞰的に捉えた上で見えてくる


「その根底にあるもの本質や基盤」


をしっかりと把握するべきであり、
そこに付随する「要」となるものを見極めた上で、
そこへ集中して心血を注いでいくわけです。


つまり「あらゆる物事に共通する、いち早く結果を出すための法則」とは、


・全体像の俯瞰によって見えてくる「根底にあるもの」の考察

・その考察から見えてくる「本質」や「基盤」にあたるものの把握

・その本質と基盤に付随する「要」となるものへ集中的に心血を注ぐ


この法則に沿って物事を捉え、行動していくという事であり、
ただこれを徹底しているだけと言えば本当にそれまでなのですが、
事実、私は何をやるにしても、ほぼこれ以外の事は何もやっていません。


例えば、ここ最近、私が実際に手掛けてきた分野で言うと、


・ネットビジネス

・資産運用)


この2つが、このメルマガでもオープンにしているものになります、
やはり、この2つの分野でも、私はこの「法則」に従う事で、
それなりに早い段階で「結果」を出す事ができています。


それこそ、私が資産運用関連の情報を取り上げ始めた際には、


「(ネットビジネスとは)全く畑違いな分野にも関わらず、
 何故、本條さんは、いとも簡単に結果を出せてしまうんですか?」


というような質問を何通か、実際に頂きました。


ただ、私が『簡単』に結果を出せたのかどうかは別として、
ネットビジネスにせよ、資産運用にせよ、実に多くの人が、
思うような成果を上げられずにいるというのは事実だと思います。


そして、そのような「思うような成果を上げられていない人達」は、
高い確率でここで言及した「法則」とズレた事をやっている傾向にあり、
逆に成果を上げている人は、大筋はその法則に近い事をやっている傾向にあるんです。


———————————————————————

その根底にある本質、その基盤となっているものは何なのか。
———————————————————————


これは投資の世界やビジネスの世界に限らず、
世の中のどのような物事にも共通して言える事として、


・その根底にある本質的な何か

・その基盤となっている何か


にあたるものが、そこには必ず「ある」ものだと思います。


そして、そのようなものを理解できているのといないのとでは、
そこからその物事における何を学んでいくような場合においても、
大きな「違い」を生んでいく事になります。


少なくとも、その「本質」や「基盤」を捉える事が出来ていれば、
それを足掛かり、それらに付随するような「何か」を、
そこへと結び付けられるように学んでいく事が出来るはずです。


ですが、それらが根本的に見えていないような状況では、
それこそ何を学ぶ事が正しく、何を学ぶ事が無意味なのかも分からないまま、
その1つ1つの学びが全て断片的、表面的になり、
それをどこに向けていくべきかの「方向性」も見えてきません。


これは物凄く当たり前の事を言っているようですが、
あらゆる物事において、それを上手く進められていないような人は、
まさにここで言う後者のような道を辿っている傾向にあります。


その物事の根底にある「本質」や「基盤」を理解せず、
ただやむくもに誰かが言った


「これが重要」


という言葉だけを真に受けてしまい、
そのままあてずっぽうな勉強や行動ばかりを取っているため、
いつまでたっても地に足がつかず「失敗」してしまうわけです。


故に、何か新しい物事に1から手を付けていく場合は、
まずその物事の全体像を俯瞰で捉え、その根底にあるもの、
その本質や基盤となっているものを捉えていくようにするべきなんです。


じっくりと時間をかけて学ぶべき事、追求していくべき事は、
その「本質」や「基盤」となっているものを捉えた上で判断し、
そこに結びつくように進めていけば問題ありません。


むしろ、これは「そのようにするべき」であり、
例えば私が「ネットビジネス」の業界への参入を検討した際も、
やはり、最初は、その全体像を「俯瞰」した上で、


「このビジネス(市場)の根底にある本質的なものは何なのか」

「このビジネス(市場)の基盤となっているものは何なのか」


を考察していくところから初めていきました。


それこそ、私がそれを考察したのは、もう10年以上も前になりますが、
それでも、結局のところ「ネットビジネス」と呼ばれるものは、


『自分の掲げるメディア(サイト、SNS、動画など)にユーザーを呼び込み、
 そこで何らかのアクションを引き起こす事が出来るかどうか。』


であり、これは今現在も変わらない「根底」と言える部分だと思います。


故に、その根底にある「本質」と言えるものは、


・ネットユーザーが特定のサイトに訪れる状況の考察
(何故、その人はそのサイトにアクセスしたのか)

・ネットユーザーが何かに申し込み、金銭を支払う状況の考察
(何故、その人はそこにお金を払うのか)


これらを考察した上での「答え」がそれにあたるはずであり、
実は、この2つの「答え」はどちらも共通したもので、


『自分自身の欲求を満たすため』


に他ならないと思いました。


何かを「知りたい」というのも1つの欲求ですし、
その「知りたい」という欲求そもののが、
何らかの悩みや願望から生じてる可能性が高いため、


・インターネットを介していかにユーザー(見込み客)の欲求を満たすか。

・いかにその「可能性」を感じさせて「行動」を引き出すか。


これがネットビジネスの「本質」に近いものと結論付けたわけです。


よって、これらを実際に実現していくには、


・ネットユーザーの欲求を解消できる何か(情報、商品、サービス)

・それをネットユーザー(見込み客)に示す事ができるメディア
 (そのようなメディアを1から作り出せるスキル)

・そこに「可能性」を感じさせて「行動」を引き出せるすためのスキル


この3つが、その「本質」に付随する『要』にあたるものと考えました。


ただ、実際のところ「情報」にあたるものは、
時間と労力さえかければ今は大半の情報が手に入る時代です。


また、アフィリエイトという仕組みを使えば、
第3者(他社)の商品やサービスを「紹介する」という立場でも
十分に「ネットビジネス」を展開していく事が可能であるため、


『ネットユーザー(見込み客)の欲求を解消できる何か』


にあたるものは、必ずしも自ら用意していく必要があるものではなく、
これは「既に在るもの」を用いていく形でも成立するものだと思います。


故に、自分自身がまず心血を注いでいくべきは、


・然るべき見込み客に然るべき情報を示す事ができるメディア
 (そのようなメディアを1から作り出せるスキル)

・そこに「可能性」を感じさせて「行動」を引き出せるすためのスキル


これらを追求していく事に他ならないと考えたわけです。


アフィリエイトという形で商品やサービスを扱う場合も含めて、
仮に自分がどんなに優れたものを扱う事が出来ていたとしても、
それを然るべき見込み客に示し、それを手に取ってもらう事ができて、
そこで初めて「結果」に繋がるのが「ネットビジネス」の世界だからです。


ただ、これらはインターネットの特性として、
どちらも共通した「同じスキル」でクリアする事ができるものであり、
それが他でもない、私がネットビジネスを始めた当初から追求し続けた


『文章のスキル(=コピーライティングのスキル)』


だったというわけです。


そこからの私個人のネットビジネスの経歴や実績は、
それこそ私の名前で実際にググってもらえれば、
私がネットビジネスを始めた当初の「所得」にあたるものが
ごまかしようのない「報道の記事」などで出てきますから、


「参入から1~2年足らずで億単位の収入を得ていた事」


は、不本意ながらも、それらの情報で完全に裏も取れてしまいます(笑)


ただ、私がそれくらいの期間で、それだけの結果を残せたのは、
まさに、ここでそのままお伝えしたような、


・全体像の俯瞰によって見えてくる「根底にあるもの」の考察

・その考察から見えてくる「本質」や「基盤」にあたるものの把握

・その本質と基盤に付随する「要」となるものへ集中的に心血を注ぐ


この流れによって導き出した「答え」に沿って行動してきたからに他なりません。


それ以外に、特別な事は何もやっていないわけです。


逆に多くの「ネットビジネスで挫折した人」は、その大多数が、


・とりあえずブログを作ってみた

・とりあえずツイッターの勉強を始めてみた

・とりあえずフェイスブックを始めてみた

・とりあえずユーチューブに動画を投稿してみた

・とりあえず・・・・


といったように、ネットビジネスの根底にある本質も見えていない状況下で、
断片的、表面的に、話題になっているもの、流行っているものに手を出し、
自分がやっている事の方向性さえも明確にできていない傾向にあります。


地に足を付けていない状態で、その方向性さえ不明確なのですから、
そのような状況で結果を出せるはずがないんです。


故に、これは「ネットビジネス」に限る事ではなく、
何か新しい物事を1から始めていくという場合は、
まずは必ずその全体像を俯瞰で捉えていく事をお勧めします。


そして、その根底にある本質や基盤となっているものを考察し、
あくまでも、それらを捉えた上で、何をするべきか、
何を学ぶべきかを関連付けて判断していくべきだという事です。


ただ、これは、どのような物事にも通じる抽象論でありながら、
この上なく具体的な論理でもあると思いますので、
これを具体的に実践していく事は決して難しくはないはずです。


これから何か新しい事にチャレンジしようとしているようなら、
それこそ、意識的に実践するようにしてみてください。


以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

また、ご要望の声や私的に「これは」と思うものがあれば、
師匠の許可を頂けたものは、またブログに転載していきます。

PS

「というか、そのメルマガの登録URL、教えてよ。」

という方は、個別でメール(K.Uzaki e-mail)の方を頂ければと思います。

私の方からブログやメルマガなどで師匠の事を、

「この人が私の師匠です」

とご紹介するような事は基本的にありませんが(本人が望んでいないため)
かと言って師匠の事を強いて隠す意図があるわけでもないため、
個別にメールを頂けた方には普通にご紹介しています。

このようなメルマガをもっと読んでみたいという方はお気軽にご連絡ください。

K.Uzaki

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コピーライター宇崎の師匠が選ぶ「凄いキャッチコピー」3選

こちらのブログで、時折ご紹介している、
私、宇崎の「師匠」のメルマガからの転載記事ですが、

『凄いと思ったキャッチコピー3選』

というテーマで、師匠が純粋に「凄い」と思ったコピーを3つほど、
凄いと思った理由などの解説付きでご紹介されていたものがあります。

以下の原文をそのまま転載させて頂きますでの是非、ご覧ください。

コピーライター宇崎の師匠が選ぶ「凄いキャッチコピー」3選

一応は「コピーライター」として知られているっぽい私なのですが、
このメルマガで「コピーの話」をした事はほぼありませんでした。


基本、コピーライティングという分野の情報発信については、
私の弟子を自称してくれている方を通して行えているので、
コピーの方の話はほぼその方のチャンネルを通して行っています。


ですので、このメルマガでコピーの話は、
あえて「ほとんど」と言っていいレベルでしていません。


ただ、今日はあくまでも「私目線の言葉」で、
ちょっとした「コピーの話」をしたかったので、
今回は珍しく、ここでその話をさせて頂ければと思います。


題して・・・


『「スゴい」と思うコピー3選』


です(笑)


要するに、私が「凄い」と思うキャッチコピーを3つほど紹介し、
その何が凄いのかを講義してみようという試みですね。


このようなテーマで講義をしようと思った理由としては、
このメルマガではコピーの話をほとんどしていないわりに、


「これは凄いと思うコピーを教えてください。」


的な質問を読者の方から頂くことが多かったからです。


ただ、このような質問をされた読者さんは、


「凄いと思うセールスレターを教えてください。」


という意味合いで質問をされていたかもしれません。


ですが情報商材のセールスレターとなると、そのターゲットや、
先立つマーケティングによって色々と見方も変わってきますし、


「ほぼ全てのコピーが良いところもあれば悪いところもある」


というのが実際のところですので、手放しに


「これは凄いセールスレターです!」


と言えるようなものは、正直言ってなかなかありません。


まあ、情報商材のセールスレターは非常に「長い」ですから、
あれだけ長文のコピーとなれば、それは当然だと思います。


ですので、今日、私が取り上げるコピーは、
あくまでも「キャッチコピー」であり、


『読んだ人の心にイメージを植え付ける為のコピー』


という視点で選定したものになります。


そういうものでよろしければ、是非お付き合いください。


それでは早速いってみましょう。



■「スゴい」と思うコピー3選 その1


まず1つ目に選んだコピーは、


「プラン・ジャパン」


というボランティア団体のこちらの広告コピーです。




『 13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。 』




これは貧困国などの女性の自由を守る、
その支援活動の為のキャッチコピーらしいのですが、
おそらく、日本のライターが作ったコピーなんだと思います。


何というライターさんが作ったコピーかは不明で
一般募集などで決まったコピーの可能性もありますが、


「貧困国などの女性の自由を守る支援活動のコピー」


という題材で、このコピーを考えた発想や着眼点、
その全てにおいて私は本当に「凄い」と思います。


基本的にキャッチコピーというものは
その大半が営利目的の企業をアピールする目的、
何かの商品のイメージを植え付けていく目的で作られますし、
私もそういうコピーばかりを作ってきています。


ただ、そういう「その先に営利を求める発想のコピー」では、
このようなコピーは、なかなか出てきません。


私自身、こういった非営利団体や、
そういったキャンペーンのコピーの作成は未経験なのですが、


「貧困国などの女性の自由を守る支援活動のコピー」


という題材を与えられてこのコピーはまず出て来ないです。


“13歳で結婚し、14歳で出産というのが当たり前の国もある”


実際にそういう国や民族がいることくらいは、
多くの人が普通に認識している事だと思いますが、
その現実に目を向けてコピーの題材にするという着眼点。


そして


『でも、その女性はまだ「恋」を知らない』


という、その表面的な現実からは決して見えて来ない、
女の子の「心」をコピーに表すという発想。


しかも、これは「恋愛をして異性と結びつく」という事が
ほぼ「当たり前」になっている先進国の人達の感覚や視点を
それこそ「俯瞰的」に捉えなければ出て来ないコピーです。


おそらく女性が書いたコピーではないかと思いますが
たった1行のシンプルなコピーにも関わらず、
あらゆるイメージが頭の中に広がるだけでなく、
そこから「感情的な何か」が心の中にも湧き上がってきます。


まさに頭の中にただイメージを広げるだけでなく、
読み手の心の中の「感情」にまで響いてくる、
本当に秀逸なコピーだと思いますね。


このコピーを目にして[[name]]さんの頭の中に浮かぶイメージ、
心から湧き上がってくる感情そのものがそのまま、
このコピーの「凄さ」そのものだと思います。


わりと最近作られたコピーだと思いますが、
どこかの駅のポスターで最初に目にした時、
思わず本気で見入ってしまいました。


職業柄、広告などのコピーを目にしていく際は、
まずは一度、フラットな目線で見た後に、


「このコピーを作ったライターは、
 どのような思考でそのコピーを作ったのか」


を考え、そこから、


「自分だったら、この題材でどんなコピーを書くか」

「自分だったら、この題材でこれ以上のコピーを書けるか」


などを考えていく事が多いのですが、
このコピーに関しては余りにも秀逸過ぎて、


「自分だったら、この題材でこれ以上のコピーを書けるか」


ということを考える事さえしませんでした。


逆にこのコピーを見て、私自身、コピーの素晴らしさ、
そして「奥の深さ」を再認識させてもらいましたね。


そして、自分自身は「まだまだだ」とも思いました。


これくらいのコピーを当たり前に書けるようになれれば、
それこそコピーの力で世の中を、世界中を
もっとよくしていけるような気がします。


きっとこのコピーを書いた人には、
そんな強い「使命感」のようなものが宿り、


「この支援活動を絶対に広めなければならない」


という思いがこうしてコピーに現れたのではないでしょうか。




『 13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。 』




何度見ても、本当に素晴らしいコピーだと思います。




■「スゴい」と思うコピー3選 その2


続いて、2つ目のコピーです。


都内に住んでいる人なら見た事があるかもしれませんが
某所のレコードショップの看板に使われているこのコピーです。




『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』




これをコピーと言っていいのかはわかりませんが、
一応、実際にそのレコードショップの看板には、
このコピーがそのまま掲げられています。


↓(こんな感じです。)


http://forafterhours.jp/weblog/img/071210.jpg


よって、これが「コピーである事」には違いありません(笑)


もともとは「江戸アケミ」さんというミュージシャンの、
本当に「何気ない一言」だったらしいのですが
それを聞いたこのレコードショップの店主が
その一言をそのまま看板にしてしまったというものです。


ただこれに関しては、レコードショップのキャッチコピーとして、
このコピーが良いか悪いか、というものではありません。


ただの「名言っぽいもの」と言えばそれまでですが、
このレコードショップは業界ではかなり有名な
アンダーグラウンドな音楽レコードばかりを扱うお店で、
これをそのままお店の看板のコピーにしてしまった店主が


「パンクだな~」


と思い、私は本当に好きなコピー(看板広告)なんです。


勿論、この「言葉」自体も私は普通に大好きで、
本当に何気ない会話の中で出てきたこの言葉を
おそらくその店主も気にいって看板にしたんだと思います。


そういう意味では普通にセンスあるな~と思いますし、


「やっぱ」


という出だしの一文がこのコピーに味を出していると思います。


色々な事を試して、色々な事をやってみて、
そのような紆余曲折を色々経て、




『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』




という言葉の重み。


これは人生にもビジネスにも、そして何より、
コピーライティングにも通じるものがありますね。


やっぱ「自分なり」でいいんですよ(笑)


でも、それは最初から自分なりでは駄目なんです。


それはただの「自分勝手」と変わりません。


何においても、最初は誰もが未熟なものだからです。


だからこそ、まずは受け売りでも物事を吸収して、
時には人の意見や話もしっかりと聞いて、
時には人の真似事をして。


その積み重ねでいつしか「自分なり」が見えてくる。


そこで初めて、



『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだ。』



という結論に至る事が出来ればいいんじゃないでしょうか。


このコピーは、そういう私なりの人生観に
物凄く通じるものを一言で表してくれている言葉で、
本当に大好きな言葉なんです。


でも、どんなにその言葉を気にいったとしても、
それをそのままお店の看板にしようとは流石に思いません(笑)


そんな発想にまずならないからです。


でも、それを実際にやってしまっているのが、
この「フジヤマ」というレコードショップです。


ちなみにこの言葉の生みの親である江戸アケミさんという方は、
90年代の初めに36歳くらいで亡くなっています。


この看板は江戸さんが亡くなられてから、
そのレコードショップの店主が彼との会話の中で、
頭にこびりついて離れなかったその言葉を
そのままこうして看板にして掲げたものなのだとか。


そのお店や看板はいつか無くなってしまうかもしれませんが、
その「言葉」はこうして残っていくのかもしれません。


少なくとも私の頭の中にはハッキリと残り続けると思います。


コピーライターとして「言葉」を扱っている以上、
そういう言葉を生きているうちに1つでも残していきたいものですね。




■「スゴい」と思うコピー3選 その3


最後はちょっと「ズルい」かもしれませんが、
商業的な面で最も成功したとされるこのコピーは、
やはり3選の1つには選んでおきたいです。




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




誰もが一度は耳にした事があるコピーだと思いますが、
ダイヤモンドの採鉱・流通を手掛ける


「デビアス社」


のPR機関N.W.アイレ親子商会が仕掛けた
ダイヤモンドのマーケティングキャンペーンの中で、
そのスローガンとして掲げられたコピーです。


これはそのマーケティングそのものが大成功を納めたもので、
多くの人が頭の中に描く「ダイヤモンドのイメージ」は
ほぼ全てこのマーケティング戦略の産物に他ならないと思います。


今現在の段階でリアルタイムに、


「ダイヤモンドのマーケティングを仕掛けられている」

「ダイヤモンドのマーケティングを仕掛けられた」


という認識がある人はほとんどいないと思いますが、
そのようなイメージマーケティングを
リアルタイムな形で一切受けていなくても
ダイヤモンドに対しては、誰もが、


・高級なイメージ

・最も高価で価値のある宝石というイメージ

・婚約、結婚の指輪と共に贈るものというイメージ


といったものを印象として抱くと思います。


それだけ当時のデビアス社が仕掛けたマーケティングは、
人々に「ダイヤモンドに対してのイメージ」を
こうして時代を超えても絶対的に根付かせられるほど、
大きな成功を納めたものになっているわけです。


そのマーケティングキャンペーンの成功には、
少なからずその中で掲げられたキャッチコピー、




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




これが大きな要因の1つになった事はまず間違いありません。


もともとは結婚式にダイヤの指輪を贈るような習慣は、
日本はおろか欧米諸国にも一切なかったそうですが
そこに「永遠の輝き」というイメージコピーを、


結婚 = 永遠の愛を誓い合うもの


というところにリンクさせる事によって、
デビアス社はそのマーケティング戦略において


『結婚、婚約にはダイヤの指輪』


というイメージを定着させていったと言われています。


また、この「永遠の愛の象徴」というイメージは、
軽々しくダイヤモンドを転売させない「重し」の役割も果たし、
当時は中古品が市場に出回る大きな抑止力にもなったそうです。
※これは今でもそうかもしれませんね。




『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




ただこれだけのシンプルなコピーが、その結果として、
あらゆる面で多大なイメージ効果、販促効果を生み出したわけです。


このキャッチコピーがいかに成功しているかは、
多くの人のダイヤモンドのイメージがそのままの答えですので、
その裏付け的な話は全く必要ないと思います。


ただ、事実これだけのコピーにもそれだけのイメージ効果があり、
それが今も時代を超えて普通に根付いているわけです。


コピーの力がどれだけ「絶大」なものであるか。


ダイヤモンドのこのキャッチコピーはまさにそれを物語ってますね。



以上が「スゴい」と思うコピー3選で、




『13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。』


『やっぱ、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。』


『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』




いずれも全く異なる「角度」でご紹介させて頂きました。


「コピー」としてなら1つ目。

「言葉」としてなら2つ目。

「商業的な成果や結果」で言うなら3つ目。


といった感じでしょうか。


実際のところ、ここまでのコピーですと、
ほぼ参考に出来るようなレベルではないと思いますが、
それでもコピーライティングを勉強しているような人には
何かしら「感じられるもの」はあったのではないかと思います。


そういうコピーを厳選したつもりですので。


とくにコピーとは無縁というような人にも、
コピーの面白さや奥の深さが少なからず伝わったなら幸いです。


また心を打たれるようなコピーとの出会いがあれば、
こちらのメルマガで紹介させてもらいますね。


以上、師匠のメールマガジンの転載でした。

また、ご要望の声や私的に「これは」と思うものがあれば、
師匠の許可を頂けたものは、またブログに転載していきます。

PS

「というか、そのメルマガの登録URL、教えてよ。」

という方は、個別でメール(K.Uzaki e-mail)の方を頂ければと思います。

私の方からブログやメルマガなどで師匠の事を、

「この人が私の師匠です」

とご紹介するような事は基本的にありませんが(本人が望んでいないため)
かと言って師匠の事を強いて隠す意図があるわけでもないため、
個別にメールを頂けた方には普通にご紹介しています。

このようなメルマガをもっと読んでみたいという方はお気軽にご連絡ください。

K.Uzaki

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川端康成の文学小説、文章に学ぶ美し過ぎる情景描写、比喩表現

言葉の使い方、文章が「美しい」と表現される作家と言うと、
やはりノーベル賞作家の川端康成の名前が挙がると思います。

とくに私が川端康成の小説、文章を読んでいて思うのは、

「情景描写が上手いとか、もはやそういうレベルを通り越している」

という事です。

作家が物語を書くときは様々なものを文章で描写しますが、
川端康成はとにかく「情景描写が神がかっている」と思います。

コピーライターがコピーを書くときも何かを描写する事はありますし、
当然、情景描写に近いものをコピーにするような事もあります。

ただ、文章における「描写の美しさ」のようなものに関しては、
最終的にはセンスやその人個人の美的感覚が大きいのかもしれません。

そういう意味では参考にして書けるものではないのかもしれませんが、
文章でこんなにも美しい情景描写ができるといった視点も含めて、

「川端康成の情景描写3選」

というテーマで、私が個人的に記憶に焼き付いた、
川端康成の情景描写を3つほどご紹介していきたいと思います。

川端康成の文章に学ぶ、美し過ぎる情景描写、比喩表現。


私が選んだ情景描写3選の前に、川端康成の文章を語る上では、

「まずはこれをご紹介しておかなければ始まらない」

という、有名なこちらの文章をひとまず紹介しておきます。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。
-川端康成「雪国」より

これはもはや、私があえて言及するまでもないくらい、
多くの人、作家などが、その「凄さ」を解説している有名な文章です。

小説そのものも有名な『雪国』の最初(書き出し)の一文ですが、
この有名な文章も、他でもない「情景描写」にあたります。

やはり卓越しているのは『夜の底が白くなった』の2つ目の文章で、

「夜」「底」「白」

といった、誰もが普段から日常的に使っているような言葉だけで、
誰も書いた事がないような表現を「自然な表現」のように文章にしている事。

「夜の底」「夜が白くなる」

このような表現はまずしないはずなのですが、いざ文章を読んだ際、
そんなありえない表現をごく自然に捉える事ができます。

使った事も聞いた事もない表現であるにもかかわらず、
その情景、状況が頭の中で普通にイメージできてしまうわけです。

「夜の底が白くなった」という、この短い一文だけで、
ここまで「凄さ」を言及できてしまうのですから、
さすがはノーベル賞作家ということですね。

一応、この一文に学ぶ事ができる「情景描写」のポイントとしては、

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使う(耳慣れない言葉は使わない)
・日常的な言葉だけで全く新しい表現で文章を構成する
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる文章にする


という感じになると思いますが、こんな文章はそうそう書けないと思います。

ただ、この『雪国』の書き出し文は、あまりにも有名ですから、
実際に『雪国』を読んだ事がない人でも目にした事があるような文章です。

当然、川端康成の文章には、これにも劣らないような凄い文章、
美しい情景描写がたくさんありますので、ここからは私が選んだ、

「川端康成の凄いと思う情景描写3選」

を紹介していきます。


川端康成の「凄い」と思う情景描写①

谷には池が二つあった。下の池は銀を溶かして称えたように光っているのに、上の池はひっそり山影を沈めて死のような緑が深い。
-川端康成「骨拾い」より

これは少し不気味さを感じさせる情景描写ですが、

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使っている
・日常的な言葉だけで全く新しい表現の文章を構成している
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる


という点は、やはり共通している文章だと思います。

この文章は「2つの池」について描写しているわけですが、

・銀を溶かして称えたように光っている池
・ひっそり山影を沈めて死のような緑が深い池


池の描写で、手短に、ここまでの文章を書けるのは
やはり「凄い」としか言いようがありません。

それこそ長々と様々な比喩や表現を駆使して長い文章を作っていけば、
かなり具体的なイメージが広がる「池」を描写する事ができると思います。

ですが、川端康成の文章は、それを物凄い短い文章でやってしまうわけです。

とくに2つ目の池の描写は「死のような緑」という、
これまた誰も使わないような表現が「自然」に使われています。

「死」という概念と「緑」という色の組み合わせが、
ここまで「池」の情景描写にハマるなんて、
少なくとも、私はこんな描写表現は絶対に考え付かないです。

川端康成がこういう表現を頭を捻って考え出していたのか、
それとも、こういう表現が自然と出て来る人だったのかはわかりません。

どちらにしても「もの凄い表現力」だと思いますが、
日常的に「池」や「海」などの自然を目にした際、

「死のような緑だな」

という感覚が自然に出て来るような人だったのであれば、
もはや天性の感覚を持っていたとしか言いようがないですね。

川端康成の「凄い」と思う情景描写②

若葉の影が令嬢のうしろの障子にうつって、花やかな振袖の肩や袂に、やわらかい反射があるように思える。髪も光っているようだ。

茶室としてはむろん明る過ぎるのだが、それが令嬢の若さを輝かせた。娘らしい赤い袱紗も、甘い感じではなく、みずみずしい感じだった。令嬢の手が赤い花を咲かせているようだった。

令嬢のまわりに白く小さい千羽鶴が立ち舞っていそうに思えた。


-川端康成「千羽鶴」より

これは情景描写であり、また人物の描写でもある文章ですが、
女性の「美しさ」「可憐さ」を表現した文章は数あれど、
この文章では、そのような直接的な表現を一切、使われていません。

まさに、その人物の「情景」を描写していくような形で、
その「美しさ」「可憐さ」を見事に描写している文章だと思います。

その「令嬢」の美しさ、可憐さを、

「やわらかい」(触覚)
「反射、光」(視覚)
「甘い」(嗅覚)
「みずみずしい」(味覚)


これら4つの感覚に訴える形で表現されているため、
まさに五感(聴覚は入ってませんが)で「美」を感じ取れるわけです。

ちなみにこの描写は、文中の「令嬢」が茶室でお茶をたてている所作で、
主人公の男性がそれを見て感じた事を文章にしている構図なのですが

「令嬢の手が赤い花を咲かせているようだった。」

という一文は、その令嬢がお茶を建てる「手先の所作」まで、
その「美」が浸透している要素を表現しているのだと思います。

そして、この小説の題名である「千羽鶴」が、この描写を締めくくります。

こんな文章を見せられると「〇〇のように美しい」といった、
ほぼ直接的な比喩表現などが、どこか安っぽい感じに思えてしまいますね。

このような「美」の表現も、川端康成は、やはり卓越していたわけです。

川端康成の「凄い」と思う情景描写③

山道に揺られながら娘は直ぐ前の運転手の正しい肩に目の光を折り取られている。黄色い服が目の中で世界のように拡がって行く。山々の姿がその肩の両方へ分かれて行く。
-川端康成「有難う」より

山道を走る「馬車」の中で「娘」が先頭の運転手の背中を見つめている描写です。

本来は、そのような情景が先立つ形の上で読むべき文章ですから、
今一度、その情景を浮かべて読み返してみてください。

「山道に揺られながら娘は直ぐ前の運転手の正しい肩に目の光を折り取られている。」

この一文は娘が運転手の背中を見つめている客観視点の描写。

そして、次の一文からは、その「娘」からの視点に切り替わります。

「黄色い服が目の中で世界のように拡がって行く。」

黄色い服を着た運転手の背中をジッと見つめている娘の中で、
その情景、風景が娘にとっての「世界」となり、
その中で馬車が山道をどんどん進んでいく情景を

「山々の姿がその肩の両方へ分かれて行く。」

という文章で表現しています。

山道を進んでいく馬車の情景を「外側からの視点」ではなく、
その「内側からの視点(乗客である娘の視点)」に切り替えた上で、
そのイメージが鮮明に浮かぶような文章になっているわけです。

「山々が両肩に分かれて行く」

という表現で山道を進む馬車の情景を描写する、という視点、
そして、その感覚が、これもまた違い視点で「凄い」と思いました。

ちなみに、この「有難う」の娘は身内に「売り」に出されるところで、
その心情を交えて読むと、娘が運転手の背中を見つめている情景なども、
また、少し違った視点で見えてくるところがあると思います。

川端康成の文章に学ぶ、美しい情景描写。まとめ


以上、私が個人的に選んだ「川端康成の凄いと思う情景描写3選」でした。

川端康成の情景描写が卓越しているポイントは冒頭でもお伝えした。

・誰もが日常的に使っている言葉だけを使っている事
・日常的な言葉だけで全く新しい表現で文章を構成している事
・その表現が自然と頭の中に入ると共にイメージできる文章になっている事


この3点に集約されていると言っていいと思います。

文章には語藁力(たくさんの言葉を知っている)が必要と言う人もいますが、
コピーライティングにおいて言えば「多くの人が認知していない言葉」は、
単純に「反応の低下」を招きますので、あまり使うべきではありません。

そういった点で言えば、ここで挙げたような川端康成の情景描写は、
いずれも、誰もが日常的に使っている言葉だけで文章が作られているため、
コピーライティングの視点でもかなり勉強になる文章と言えるはずです。

川端康成の小説は、こんな卓越した描写のオンパレードですから、
もし、このような「卓越した表現力のある文章」に触れたい場合は、
そういう視点で、川端文学の世界に没頭してみるアリだと思います。

ちなみに私は師匠の薦めで「掌の小説」という短編集を読んでハマりました。

ここで挙げた「骨拾い」「有難う」も収録されていますので、
興味がありましたら、読んでみてください。

K.Uzaki

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芥川龍之介「文章と言葉と」から読み解く「書く事」への拘り

芥川龍之介の短編?(散文?)に「文章と言葉と」という、
芥川龍之介が、題目の通り、文章や言葉について綴っている文章があります。

以下、その一部を引用します。

芥川龍之介「文章と言葉と」より

僕は別段必要以上に文章に凝ったた覚えはない。文章は何よりもはっきり書きたい。頭の中にあるものをはっきり文章に現したい。僕は只ただそれだけを心がけている。

(中略)

僕の文章上の苦心というのは(もし苦心といい得るとすれば)そこをはっきりさせるだけである。他人の文章に対する注文も僕自身に対するのと同じことである。はっきりしない文章にはどうしても感心することは出来ない。

芥川龍之介「文章と言葉と」から読み解く「書く事」への拘り。


芥川龍之介は言わずと知れた大作家ですから、
この「文章と言葉と」の中で芥川龍之介が言っている

「頭の中にあるものをはっきり文章に現したい」

というのは、おそらく「物語」や「小説」の事なのだと思います。

ですが、この「文章と言葉と」の中で芥川龍之介が主張している事は、
コピーライティングなどにも通じるものがあると思いました。

コピーライターが文章やコピーを書く際に「頭の中にあるもの」は、
他でもなく、そのコピーを介して「伝えたい事」「伝えるべき事」であり、

「はっきり書く」「はっきり文章に現す」

というのは「遠回りをしない文章を書く」と言い換える事が出来ると思います。

強いて伝える必要のない事をダラダラと伝えていくような、
無駄な文章は「書く行為」にも「読む方」にも何の得にもなりません。

文章そのものに凝るのではなく、また、その伝え方に苦心するのではなく、

「どうすれば伝えたい事をはっきりと文章にできるのか」

芥川龍之介が心がけていた事は「この一点」という事であり、
自分自身が「読む側」となった視点においても、それは同じと言っています。

要するに「伝えたい事をはっきりとした文章で伝えて欲しい」という事です。

そして「文章についての散文」は、このような一文で結んでいます。

僕は文章上のアポロ主義を奉ずるものである。僕は誰に何なんと言われても、方解石のようにはっきりした、曖昧を許さぬ文章を書きたい

「方解石」のような文章を書く。


最後はいかにも時代の大作家らしいニーチェの「アポロ主義」と、
文章を石に例えた「方解石のように」という比喩。

アプロ主義は、芥川龍之介がどういう意味合いで用いたかはわかりませんが、
一般的な意味合いは「秩序や調和による統一を目ざす」という事らしいです。

平たく言えば、文章においては「合理主義」という事でしょうか。

方解石のように、は要するに「不純物の無い文章」という事だと思います。

とにかく「無駄な文章」「不要な文章」を取り除いた、
伝えるべき事だけをはっきりと伝えている文章を書く事。

これが芥川龍之介の「文章」に対して心がけている事であり、
また、文章を作っていく事への「苦心(こだわり)」だったようです。

そう考えると芥川龍之介は長編小説を書く事ができず、
実際、芥川龍之介の作品はいずれも短編小説ばかりです。

物語までも頭の中で簡潔にまとめてしまう思考だったのかもしれません。

それこそ、その物語で書きたい事、伝えたい事をはっきりと書いていくと、
おのずと、それは短編小説の範囲でまとまってしまったのではないかと。

アポロ主義者(合理主義者)が方解石のような文章を書いていれば、
物語や文章が簡潔なものになっていくのは当然かと思います。

大抵の有名な作家は何かしらの長編小説が出世作、代表作になっていますが、
その点、芥川龍之介は長編小説がなく(未完のものはいくつかあるそうですが)
全てが短編小説にも拘わらず、ここまで著名な作家になっているのは珍しいケースです。

まさに「無駄なのない文章によって作り出された簡潔な物語」が、
多くの人の支持を得ているからこそ、なのかもしれません。


コピーライターが「文章(コピー)」に心がけるべき事。


基本的に「コピー」も全く同じ事を伝えられているなら、
文字の数は1文字でも少なく、短い文章の方が反応も上がります。

まさに合理的に、方解石のような「無駄のない文章(コピー)を書く事が、
私達、コピーライターが心がけるべき重要なポイント課題でもあると思います。

もちろん「小説」と「コピー」は全く異なるものですが、
芥川龍之介の「文章と言葉と」に書かれている文章についての散文は、

・コピーライターが文章(コピー)に対して凝るべき事(こだわるべき事)
・コピーライターが文章(コピー)に対して心がけて苦心するべき事


これらそのまま書き表していると言ってもいいと思いました。

コピーライターこそ、アポロ的(合理的)な思考と文章で、
方解石のような無駄のない文章を書かなければならない、という事です。

もちろん、これは「当たり前」と言ってしまえばそれだけの話なのですが、
芥川龍之介のような著名な作家の「文章について」の文献を示せば、
その「説得力」が、何倍も増しますよね(笑)

これも文章で物事を伝える上でのテクニックの1つですから、
是非、参考にして頂ければと思います。

K.Uzaki

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コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分け。

文章を書いていく場合において、

・漢字
・ひらがな


この使い分けが「読み易さ」や「印象」を左右します。

漢字が多すぎる文章や、難しい漢字を多用してしまうと、
その文章は読み難くなり、分かりにくくなると言われていますが、
あまり「ひらがな」だらけの文章も、やはり読み難いのが実情です。

では、どのくらいのレベルで「漢字」を用いていくべきなのか。

ここでは、そんな「漢字」と「ひらがな」の使い分けを解説していきます。

コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分け。


まず、私がここで「文章の前提」として解説していくのは、
このようなブログ記事における文章やメールマガジンの文章など、

「不特定多数の人がウェブやメールなどを介して読む事になる文章」

を対象にしていますので、まさに、このブログのテーマでもある、
コピーライティングにおける視点での解説が基本となります。

その文章の「前提」によって、文章の在るべき形や目的も変わりますから、
それによっても漢字とひらがなを使い分ける視点は変わってくるという事です。

ただ、どのような文章にも共通して言える事としては、

・読み易い文章
・分かり易い文章


これらをしっかりと意識するのは共通する「大前提」であり、
これを疎かにしても良い文章というのは基本的に無いはずです。

その上で「漢字」には「常用漢字」とされるものがあり、

「法令文」「公用文」新聞」

などにおける文章は、この「常用漢字」のみが使われているため、
この「常用漢字」に含まれているような漢字については、
一定数の人が「読み慣れている文章」に用いられている事になります。

また、そのような背景も含めて、ネット上に多く見られるような文章も、
大抵は、その「常用漢字」の範疇で文章が構成されている傾向にあるため、

・常用漢字に含まれる漢字は用いる
・常用漢字に含まれていない漢字は用いない


というのが、1つの水準的な境界線になると思います。

(常用漢字の一覧についてはネットで容易に観覧できますので、
 あえてここで漢字をただ羅列していくだけの一覧表は載せません)


ただ「常用漢字」は、それ自体があくまでも常用的な漢字の「目安」であり、
常用漢字に含まれていない漢字を用いた文章が「不適切」というわけではなく、
また、常用漢字を「ひらがな」にする事が間違いというわけでもありません。

また、常用漢字に含まれている漢字の中には

「ひらく漢字」(漢字表記をひらがなにするべき、とされる漢字)

とされるものもあり、このような「ひらく漢字」は一般的に、
ひらいた方が(ひらがなにした方が)文章が読み易くなると言われています。

ですが、ここで挙げたような「常用漢字」や「ひらく漢字」などは、
まさに、法令文、公用文などのような、そこに書かれた文章の「全て」が、
読み手側に「滞りなく読まれる事」を前提としているものであって、
このような前提は、少なくともブログなどの文章には全く当てはまりません。

確かに一語一句、その文章が滞りなく読まれる事が前提なのであれば、

「認知度の高い漢字を適度に用いる」

といった視点で「常用漢字」「ひらく漢字」を意識した文章が、
読み手側が文章を読み進めるストレスの軽減などにも繋がると思い案す。

ですが、このようなブログやメルマガなどに用いる文章においては、

・文章が途中で読まれなくなってしまう可能性
・文章全体を「流す」ように読まれてしまう可能性


これらを前提とする「配慮」が必要不可欠であり、更にその上で、
読み手側の「反応」についてもしっかりと意識しなければなりません。

よって、ブログやメルマガなどにおける文章では、

・「文章の読み易さ」を捉える視点
・「文章への反応」を捉える視点


この2つの視点において漢字とひらがなの使い分けを
十分に意識して文章を作成していく必要があるという事です。


文章の「読み易さ」と、その「反応」を意識する。

基本的に「漢字」には、その漢字そのものに「意味」があり、
多くの読み手側は、その「漢字」を認識している限りは、
その「意味」も併せて認識している事になります。

故に、文章内に「読み手側の認識内にある漢字を示す事」は、
その前後の文章が仮にしっかりと読まれていない前提においても、
その漢字の一語を読み手側の目に触れさせる事ができた時点で、

「その漢字における意味や印象を読み手側に認識させる」

という事が可能になるわけです。

例えそれが「常用漢字」や「ひらく漢字」に該当する漢字であっても
その漢字によって読み手側に与えられる「認識」や「印象」を重視する場合は、
意図的に、その漢字を用いる事が「効果的」となるケースもありえます。

例えば、以下の文章例をそれぞれ読み比べてみてください。

なぜ、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。

何故、あなたは文章を書く事に苦手意識を持っている人が多いのか。

何故、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。

これらの例文における『何故(なぜ)』『書く事(書くこと』は、
一般的にはひらく漢字(ひらがなにするべき漢字)とされているものです。

このような「1行のみの例文」として示される範囲では、
いずれも、そこまで大きな差はないように思えるかもしれませんが、
一般的に言われる「読み易さ」の観点や「漢字の多用を避ける」という点では、

「なぜ、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。」

こちらの「ひらくべき漢字をひらいた文章」が適切という事になります。

ですが、ブログやメルマガなどの文章内において示す1行の文章としては、
読み手側が文章全体を「流す」ように読んでいる可能性があるため

『なぜ』 → 『何故』

としておく方が、この「2文字」が目に止まるだけでも
その「意味」をそのまま認識させた上で印象付ける事ができます。

よって、このような文章であれば、私は「ひらく漢字」とされる「何故」を、
そのまま「何故」という漢字で文章に用いる事が多いのですが

『書く事』『書くこと』

については「こと」が単一の語ではなく『書く事』で、
読み手側も解釈する可能性が高いと考えられます。

よって、こちらはとくに漢字を用いた上での印象に違いは生じないため
文章に漢字の割合が多い点からも漢字をひらいて『書くこと』を用います。

つまり、私がこの3つの例文の中で採用するとすれば、

「何故、あなたは文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いのか。」

という事です。


漢字とひらがなは「読み易さ」と「印象」を捉えて使い分ける。


このように「常用漢字」や「ひらく漢字」などは、
全て文章において、必ずしもその規範に従う必要はありません。

少なくとも、ブログやメルマガなどの文章においては、
漢字の使い方で文章そのものの「印象」も変わってくる事から、

・「文章の読み易さ」を捉える視点
・「文章への反応」を捉える視点


この2つの視点において「漢字」と「ひらがな」で、
どちらを用いる方が効果的かを意識するようにしてみてください。

コピーライティング視点の常用漢字、ひらく漢字の使い分けについてでした。

是非、参考にしていただければと思います。

K.Uzaki

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